13.12.09

サイダーの季節

秋頃にリンゴの収穫期が来ると、サイダーと称するリンゴジュースがどこのスーパーにも並び始める。味は、幼い頃熱を出すと母が作ってくれたすり下ろしリンゴをガーゼで絞ったリンゴ果汁そのまま。熱々のサイダーにシナモンやクローブ加えると、寒い季節に定番のエッグノッグに並ぶホットドリンクだ。スタバでも頼める。

MA州近隣もNY州と同じくリンゴの産地だけあって、ローカルプロダクトであることを売りにした商品が多いものの、おいしい一品に出会うのは難しい。去年はついに見つけられずに終わった。ところが今年は出会ってしまったよ、Whole Foodsで買えるNew England Apple Ciderに! これは甘すぎず、皮臭さも少なく、飲みやすい。アメリカだけあってやっぱ皮も一緒に処理してるんだろうなと思われるサイダーは多い。しかも、ふじや王林などの日本のリンゴと違って、こっちのリンゴは皮が厚く苦い。

問題はWhole Foodsにはあんまり出かけないことと、出かけても買うのを忘れること。2回買い忘れて、3回目にやっと購入できた。我ながら忘れっぽくて困る。メモを冷蔵庫に貼っておいても、そのメモを忘れたりね。

サイダーと言えばイギリスではリンゴの発酵に任せたアルコール飲料だ。フランスのシードルcidreと同じ。そういえばこのあいだの渡英時に飲んだやつは、フランスのよりアルコール度数が高かった。海を渡ったアメリカでは、アルコール飲料のサイダーはhard ciderだ。地域によって少しずつ違うのが興味深い。

洋梨のタルトをもう一度焼いた。うちのオーブンはどうやら設定温度よりも実際の温度が低いらしく、なかなか焼けきれない。前回はタルト台の下の部分が生焼け一歩手前だったのでそのリベンジをと、時間を延長したら今度は焼きすぎて縮んだ(型とタルトに隙間があるのがわかる)。オーブン用温度計が必要だ! それにしても洋梨のタルトは洋梨の並べ方が難しいなぁ。センスのなさが見て取れる。放射状に置いておけば良かった。ぐるっと円上に並べたかったのだが、なぜか直線状になってしまったのだ。なぜだ…。

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