28.7.10

エアコンの風は埃を舞い上がらせているのかどうか気になる

昨日までの一週間は、友人が関東に来ていたりかねてから予定していた仲間内で集まっての花火見物があったりで、そういったイベントに恵まれて楽しい日々であった。

待ち合わせの場所が横浜だったり松戸だったりと、これまであまり足を運んだことのない街が多く、新鮮な気持ちであちらこちら行脚してきた。駅ビルでウインドウショッピングをするのも久しぶりだ。並べられている衣服や雑貨がことごとく自分の好みに合っていて、どれも欲しくなって困る。数ヶ月前にはあまり経験できなかった感動があるね。趣味や嗜好ってやつは、生まれ育った環境で形成されるものだなぁ。

一方、普段の生活では普通に家事をして過ごしている。イスがない生活を送ってきたため、床が非常に近い所にある生活をしてきたのだが、こうなると床の上のチリが実に気になる。午前中に掃除機をかけても夕方には細かないろいろが落ちているのに気がつく。散らかしているのは私か!? とがっくりしつつ、時には再度掃除機を取り出したりもする。なるべく床を占有するものを置かないようにしたいが、なさすぎると埃が気になり出すので問題だ。ヒマ故の気にしすぎなのかもしれないけど。

21.7.10

東京はちょっと出かけるとすぐに電車代がかさむのが腹立たしい。

今日は半年ぶりに散髪できた。この帰国後は湿度や発汗と相俟って落ち武者化が進む一方であったのが、やっと一般人に戻った。昨夜、友人に会いに六本木まで出たら道行く女性がみんな美しく、我が身を振り返ってちょっと哀しくなったのである。しかしながら、暑さに耐えてゆるふわとか愛されとかモテ的なカールがかけられるわけもなく、とりあえずは首を曝すことを第一に、いつも通りのおかっぱ頭になった。

隣駅の神楽坂で夏祭りとほおずき市をやっていることを思い出し、足を伸ばした。この時期は東京ではあちらこちらでほおずき市を開催しているが、ここのは神楽坂の毘沙門天さまの縁日に併せてちょこっとほおずきを並べている程度。とはいえ、料亭の町神楽坂だけあって、格子窓にほおずきがいくつも吊されているのはなかなかに風流であった。

ほおずきは日の当たるところに置いて水をたっぷりやるものらしい。葉が枯れ落ちても実は残り、秋の終わり頃には実の覆いが葉脈だけになるらしい。それを漂白すると、白い葉脈の殻の中に赤く丸い実が残るのが可憐だと売り場の方が教えてくれた。長く楽しめそうだ。

神楽坂商店街からの出店も多く焼き鳥のにおいにそそられたものの、それ以上に大変な人口密度で早々に退散した。それほど人が多いわけでもないがそれでも人出に対して道が狭すぎるのである。神楽坂の付近にはお高いオシャレなレストランが多い一方、気軽な町の中華料理屋もよく見られる。どこかに立ち寄って夕飯としようと考えてながら、ついうっかりラーメン屋の〈天下一品〉に入ってしまった。かつて大学の近所にもあったけれど、2度ほどしか入店したことがない。こってりラーメンはこんなにこってりだったっけか? と思いつつも食べきってしまった。先日に入った亀有の〈道〉よりは重い食感のスープであったが、食後はむしろ軽く感じたのが意外であった。

19.7.10

足が黒い

やっと住まいも落ち着いてきて、昔なじみに会ったり、ちょいと出かけたりする余裕も出てきた。

地下鉄の中ではついつい周りの人を眺めてしまうのだが、いやーみなさん美白だね。特に足。私はもうずっとサンダル履きなのだが、全然日焼け止め対策していないために足の甲が黒い。横から眺めると、足の裏の縁に日焼けの境目が見えるほど。このままでは、暗闇で靴が履けなくなってしまう。

高校生の頃は自転車通学をしていたために、一夏終わる頃には腕の表と裏がオセロ状態になっていたことを思い出す。
 

16.7.10

やっと世界と繋がった

待つこと早2週間強、本日やっとネットが繋がった。やったー!!

エアコンは相変わらず設置していない。東京は全然雨が降らず、昨日から夏の暑さが到来した。昨夜、扇風機をつけっぱなしにしていたら、案の定またのどが痛くなった。扇風機の風は顔に受け続けてはいけないとあんなに反省したのに……。やっぱりエアコンは必要な気がする。

そういえば、今年のボストンもめちゃくちゃ暑いらしい。100F(約38C)って! フロリダやアリゾナのような南のいかにも暑い地域で見た気がする、そんな気温だよ。

それはそうと、他の地域で豪雨の被害に遭っているみなさんが早く安寧の日々を取り戻すことを祈る。

10.7.10

風邪ひいた

エアコンがない。新居にはもともとついていないし、まだ購入してもない。だいたい部屋の照明さえついていない住まいだから、エアコンなんて望むべくもない。

てなわけで、一晩中扇風機を顔に浴びていたら、のどが痛くなって頭も痛くなって咳が止まらなくなった。一日寝て過ごしたら頭痛は治まり、翌日にちょっと外を出歩いたらまた悪化したので、今日はまた寝て過ごしている。風邪薬を飲んだため、かなり症状が抑えられて楽にはなったけれども、何かしでかすとすぐにぶり返しそうだ。

適度な湿度と引き替えにエアコンで気温を管理してしまうのと、自然の気温のまま風を浴びて暑さをごまかすのと、どっちが健康的なのかわからなくなってきた。

6.7.10

日常生活が始まった

家に家具と呼べるものもないまま夫が仕事に出かけ始めたので、それに合わせて日常生活が始まった。冷蔵庫と洗濯機、布団さえあれば食べて洗濯して寝ることは可能なもんだ。が、部屋の真ん中に置かれたテーブル代わりのダンボール箱が哀愁をそそる……。

当初は牛乳もジップロックのプラスチック容器も小さすぎてこの先やっていけるか心配になるほどであったが、だんだん慣れてきた。近隣にラーメン屋がないのが残念ではあるが、スーパーには有名店の名前を冠した生ラーメンが数多く並んでいて、毎日買っても食べきれないほど。スーパーの総菜も目移りする。すばらしいね、日本。

4.7.10

友人の結婚式

というわけで仙台である。今回、友人はお寺の跡取りと結婚することになったので、仏前結婚式を行う。ありがたいことに式から招かれて、貴重にも紅白の幕が飾られるお寺を見学することができた。

式では、そのお寺のとりまとめ寺から偉いお坊さんが派遣され(式師さんと呼んでたな)、進行こそ司会役がいたものの、それ以外はすべて取り仕切っていた。経白文や誓約文を奉読したり、三帰礼文や四弘誓願文を一同で唱和させたり、新郎新婦に数珠を授与したりと仏教らしいイベントがある一方、指輪の交換や三三九度など結婚式の定番のイベント見られた。葬儀と違って、式師さんの述べる言葉が分かりやすく、また人生の節目を感じさせる場面が多数あったのが印象的だった。

仏教に慣れ親しんで育ってきたら、その環境で結婚式を挙げるのもいいかもしれないと思ったなぁ。私も幼い頃から法事には事欠かなかったので、式師さんの奉読する内容が馴染みあってよくわかり、じんわりきたよ。結婚式として変に浮かれるでもなく、でも新たに人生の門出を迎えて居住まいを正すような。昔、元服の儀式を家で執り行ったというけれど、親や身近な人に見守られて行われる儀式、そんな感じかもしれない。少なくとも、全然縁のない教会式よりはよかった。なんて、私も教会っぽい式を選択し、開催したけれども。

披露宴は漫画「美味しんぼ」にも登場する勝山館で盛大に開かれた。友人とは高校以来の仲だが、この13年間で一番きれいだった。ご両親の嬉しそうな顔も忘れられない。結婚式ってほんといいね。

それに、ゲストとして嬉しかったのがご飯! 東京ではコンビニ続きだったこともあって、仙台の海産物が一層ごちそうに見えた。式の前にいただいた御膳のウニご飯、披露宴の刺身お造りなど、和食最高。

翌日、昼頃の新幹線で帰京。その前に、いつもの手近な鮨屋〈うまい鮨勘〉で特に値段も気にせずいろいろ食したら、わずか1300円であった。安いのか、私の味覚が安いのか。どっちもだな。穴子の塩、アジ、生だこポン酢は相変わらずのおいしさであった。5年ほど前に何度も来たが、その時より醤油・塩・ポン酢を選べるようになっていた。でもあんまり客側にイニシアチブを渡さなくていいのになぁと思う。一番おいしい食べ方は店に任せたい。ちなみに、マグロは今のところボストンの奇跡の魚屋New Deal Fishで偶然出会ったクロマグロの中トロに敵うものがない。あればっかりはCP的にもボストンが一番かもしれない。

2.7.10

新生活

6/30に無事に成田に到着し、連日、新居のセットアップに追われる日々である。

にもかかわらず、照明さえきちんと設置されていない部屋に夫を独り残し、私は今日から仙台です。目的は友人の結婚式だ。高校で出会って以来だからもう15年近くになる。めでたい日に立ち会えるのは嬉しいことだ。力の限りお祝いしてきますよ。