28.7.08

ナイアガラ

ナイアガラその3
ナイアガラその3,
originally uploaded by Yukiko KAWASE.
大学の留学生向けイベントで、ナイアガラへ滝を眺めに行ってきた。イベントといっても、大学がバスをチャーターしてくれて、往復3000円で片道3時間半の移動を助けてくれるだけだけど。

ナイアガラの滝は、はアメリカ五大湖のうち西から4番目のエリー湖(上流)と5番目のオンタリオ湖(下流)の間をつなぐ、ナイアガラ川の中流にある2つの滝を指す。2つあるのは、川の真ん中の島が川を二つに分けているからで、滝の下流でまた川は合流する。

ナイアガラ川がアメリカとカナダの国境にもなっていて、上流側がアメリカ、下流側がカナダ。滝を真正面から見るならカナダへ行かなくてはいけないけど、今回のイベントでは国境を越えることは強く止められていたのでお預け。そんなわけで、写真はなんとか、横から眺めたものしか撮れなかった。

それでも、船に乗って下から滝を眺めてみた。近づくと滝しぶきが雨のように降ってきた。船に乗る前に青いレインコードをもらえるので、誰かの後ろに隠れていればそんなに濡れない。

下船後、アメリカ滝の真横を登ってみたのだが、むしろこっちのほうが大雨状態で、レインコートに隠れきれないズボンのすそやサンダルはびしょ濡れでかなり消耗した。水にぬれるだけなのに、どうしてあんなに消耗するのかね。不思議だ。

24.7.08

イサカの銀行

昨日の話の余談。イサカで口座を開いて早半月が過ぎたが、いまだにキャッシュカードが届かない。口座への預入や引出はどうするのかと思っていたら、預入は、窓口備付の用紙に記入してお願いすればいいのに対し、引出は自分宛てに小切手を切らないといけない。引出用の用紙はないらしい。 小切手帳を使い切ったら、新しいものを交付してもらうのに6ドルほどかかるとのこと。ページ数、そんなに多くないよ…。まあ、ほとんど利用してないけど。

午前中に英語を習って、自転車引きずって家について、洗濯物を抱えてさらに山を登るとさすがに疲れる。洗濯や乾燥を待っている間に居眠りしてしまう今日この頃。 原因は暑すぎるせい。晴れた日の12時~5時は、東京大手町のアスファルトの照り返しがきつい8月下旬の午後、みたいな毎日。雨もよく降る。山だから天気が変わりやすいのかね。イサカは思っていたよりも、気温も湿度も高い。

21.7.08

外国送金受け取れない問題

日本を出る前に、シティバンク銀行で円貨口座と外貨口座を開いておいた。彼の給与は円貨口座に振り込まれる。シティバンクはネット上で円貨口座から外貨口座に振替ができる。その外貨口座から、こちらイサカの地域銀行に開いた口座へ外国送金して生活していこうという算段だった。

なぜなら、イサカにはシティバンクは存在しないし、イサカの口座にはシティバンクがくれない小切手帳がついてくるからだ。

シティバンク銀行から外国送金するには、事前にどの銀行のどの口座へ送金したいかを届け出ないといけない。送金先を指定する申込用紙を発送し、無難に事前準備は終わった。そして先週、シティバンク銀行のWebページで外国送金の依頼ができた。Web上でも「正常に送金の手続きをしました」と現在状況が確認できている。

しかし、その後1週間たってもイサカの口座に振り込まれない! 結局、原因は送金先指定用紙に記入した口座番号誤りだった。というのも、口座番号を確認した小切手帳の記載が変だった。正確には変なフォントのせいで読み違えたのだ。

ヘルプデスクに連絡したところ、シティバンクから送金相手の銀行への依頼までは正常にできていたけど、依頼を受けた銀行側で口座番号が存在しないためエラーとなっていたらしい。よかったよかった。もし口座番号が存在して、うっかり振り込まれでもしたら、組み戻せるのか心配だったからね。

ところで、シティバンクからの外国送金は一回3500円の手数料がかかる。

一方、ATMでお金を引き出すにあたって、手持ちのキャッシュカードの銀行がPLUSやCirrusといったグループに属していて、ATMの銀行がそれらのグループに属していれば、他行のカードでもお金を引き出すことが可能だ。シティバンクの外貨口座カードはPLUSの表示があり、イサカに複数ある銀行はいずれもPLUSグループの引き出しに対応している。他行ATMから引き出す場合、手数料がかかるものの、2,3ドルだ。

…外国送金しなくてもよかったんじゃない? 送金先指定用紙を届け出し直すのは面倒なので、おそらく今後は、シティバンクの口座から手数料を払って他行ATMで引き出し→イサカの口座へ手で預入と、自力での資金移動をしていくことになるだろうな。

18.7.08

交通事情

イサカは車がないと結構不便。特に買い物。
  • スーパーへはバスで行くことも可能だが、運行は1時間に1,2本。
  • 掃除用具などのドラッグストア系雑貨、衣料、生鮮食品をすべて売る店がない。野菜や肉を取り扱うスーパーは独立店舗だ(各種雑貨に加え菓子、冷凍食品、ペットボトル、缶詰を売る店は存在する)。したがっていろいろな物を買いたいときには店をハシゴする必要があるが、広大な駐車場と3車線道路が店の間にあったりして、荷物を抱えて徒歩で移動するのはかなりつらい。
今の家の徒歩圏内にはオーガニック食品スーパーや夏季のみ開催するファーマーズマーケットがあるものの、来月に引っ越した後は徒歩圏内には多分何もない。 英語学校に通うこともあって、苦肉の策として自転車を購入した。しかしあまり自転車も便利ではない。
  • 傾斜のきつい坂が多い。今の家は丘(山)の中腹に、英語学校は丘の下の平地にある。行きは思いっきりブレーキをかけてそろそろ~っと下り(雨の日は絶対滑って転ぶ。晴れの日もいつか転ぶ、またはブレーキのゴムが摩擦熱で焼き切れると予測)、帰りは、文字通り、自転車を引きずって登っている。
  • 道が悪い。自転車は車道を走るのだが、遠慮して道路の脇を走ろうとすると、穴にハンドルを取られる。そのうち絶対転ぶ。
  • 冬は雪が降る。自転車に乗れるのか? 少なくとも、滑って転ぶ。

車はほしいが、とりあえずしばらくは自転車で様子見。でもNY州の免許は取ろうと思う。IDにもなるし。

15.7.08

英語学校へ

アメリカでは高校卒業程度の英語読み書き力をすべての人に与えるため、市区町村が無料の英語教室を開いている。で、今日から行ってきた。

内容は、日本の中学英語教育くらい。ただ、習う語彙にこれまで知らなかった日常用語や慣用句がぽんぽん出てきて、かなりショック。とにかく聞いて(読んで)覚えて口に出す、それを軸にディクテーションや文法をちりばめているような印象を受けた。

生徒は留学生の家族と移民が半々くらい。ほとんどアジア人。ビルマ出身の人から、祖国にいたら投獄される恐れがあるから渡米したと聞いた。なんとなく、この夏の台風の話には触れられなかった。

8.7.08

荷物届かない問題

夏服などのすぐに利用する身の回り品は、7/1に日本からEMSで発送しているがまだ届かない。

いわゆる不在票は7/2,3の二日間にわたってポストに入れられていたので、アメリカにはちゃんと来ている。

荷物を受取れなかったときは、郵便配達不在票に再配達希望日を記入したり、もし荷物を置いていってほしい場所があれば同じく記入したりして、またポストに放置しておくと、郵便配達員が持って帰って再配達をアレンジしてくれる仕組み。 土曜も郵便配達はされるとのことだったので、7/2の不在届に7/5(土)に再配達してちょ、と書いておいたのだが、いつまでたっても届かない! のちに判明したが、7/4(金)は独立記念日としてアメリカ全土が祝日なので、7/5(土)も連休だったらしい。一日棒に振った。

この問題は、その後7/8に荷物がやってきたことでようやく解決したのであった。

5.7.08

坂の上の雲

大学の中に渓谷があるとか
今日も今日とて大学へ。坂を登るのがつらい。坂の傾斜と自分の体の角度が45度以下になっている気がする。

この鍛練の途中に洗濯屋(コインランドリー)を発見した。我が家は食器洗濯機はあるが、洗濯機はない。アメリカ人は料理をしないらしいのでその優先順位は間違っている気がするが、ないものはしかたない。二日に一度ほどのペースでこの坂を登る必要があると思い至り、もう日本に帰りたくなった。

もう一つの問題として、家にはネット環境がない。ただこれは比較的楽に解決できて、そのへんを飛び交っている無線電波に乗っかればよい。大学の研究施設棟では大学のサービスで間違いなくカバーされているし(大学の寮の付近はびみょー)、街中でも、lightlinkというイサカの住民がホストを立てているサービスを利用できれば、15分間は無料でネットできる。月額8ドルで無制限に利用も可能。洗濯屋やカフェなど、頻繁にホットスポットを見かける。残念なことに家の中にいてはlightlinkの電波がとらえられないので、結局は大学へ行くか、洗濯しに行くかとなる。今の住まいは8/2までで、この後は大学の寮に入る。家にネット環境を設置するような工事はしないつもり。

大学にてSpouse IDカードを35ドルで作成。図書館で本が借りられる、大学のジムを利用できる、NY州の運転免許試験で学生証に準じた扱いをしてもらえる、という3点の利点があるが、どこまで使えるか…。

3.7.08

イサカは坂だらけ

シラキュースからタクシーで約1時間、イサカの住まいへ到着。日本であらかじめ契約を交わしておいたので、無事に引き渡しされた。一軒家を5世帯向けに分割してあり、それぞれにキッチンやバスルームが備えてある様子で、我が家は地下。

イサカの周辺は氷河の浸食によって、湖や丘(というか山)が続く地形で、家は他の多くの家と同じように斜面に建っている。日本と異なり斜面を削らずに家を建てているので、地下に住まいがある家は珍しくない様子。 あまりきれいな状態ではなかったが、備え付けの掃除機で許せる程度まで掃除を決行。なぜか掃除機は頻繁に石を吸い込み、手がしびれた。

彼が大学へ諸手続きをしに行くというのでついていく。 イサカにはコーネル大学とイサカカレッジの二校があるが、いずれも丘(山)の上にある。なんと学生泣かせな立地なんだ。えっちらおっちら登り、息切れしつつも10分ほどでコーネル大学の入り口に到着。

大学の敷地内も、うすうす感じてはいたがやはり丘(山)のアップダウンがあったり、とにかく広かったり、普通に車道が走っていたり(当然地域の路線バスも走っている!)体力がいくらあっても足りなそうな印象。手続きをするISSO(留学生の世話をする部署)の事務室もこれまた遠くにあって大変だった。 この日はイサカの銀行に口座を開いた後、イサカ市内唯一のショッピングモールへ行き携帯と布団と枕を購入し帰宅。

2.7.08

いざ米国

成田から、乗換地のデトロイトまで11.5時間、デトロイトから最寄りのシラキュースまでさらに1時間、待ち時間を合わせると都合約24時間の旅を経てアメリカにやってきた。

デトロイトでは約5時間の乗継待ち時間があった。これ幸いとアメリカの大きさや安さ(主に食事においてのそれ)を楽しもうとラップサンドを食べてみたのだけど、量もCPも日本の大盛り・得盛り程度でやや拍子抜けだった。しかもかなり薄味で、かろうじて塩胡椒の味が感じられるほど。スタバのホワイトチョコレートモカは頼んでないほど甘かったのが対照的であった。

デトロイト空港ではターミナル内を無人モノレールが走っていた。 この日はシラキュースの空港そばのホテルで一泊。