28.4.10

雨の日

稀にあるイベントの日以外は、基本的にぐうたら過ごしている。ちょっと外に出ようかなと思えば雨が降ってくるし、くじけた気持ちでは本を読むのもおっくうだ。頭じゃなく手先を使おうとお菓子でも焼こうかなと思ったら、先週末の実験ケーキが未だに冷蔵庫に鎮座しているのを発見する。

昨日はそんな日々の中でも実に実に稀なことに、友人を我が家へ招待した。1年ぶりか。昼ご飯を食べようと誘ったが、私が用意した以上にたくさんいただいてしまい恐縮した。二人の作るご飯がおいしいので、私の料理に恥ずかしい気持ちもありながら、えいやっとお出しした。アーティチョークのフリッターが好評でよかった。自分の好きなものが受け入れられると嬉しいね。楽しい時間はあっという間に過ぎ、あまりに名残惜しいので家まで送ってしまった。遠方から来ていただいて心より感謝。

明日はちょっとそこら辺に出かけてこようかなぁ。

22.4.10

一日1イベントまで

昨日は朝から日が変わる直前まで活動していたので、今日はすっかりぐうたら過ごしてしまった。まあいつものことだけれども。

昨日は誕生日であった。野球観戦後に帰宅したら、夫が冷蔵庫からケーキを出していたのにもびっくりした。私の外出中に、近所にある数少ないケーキ屋〈Athan's〉へ出かけてくれたらしい。私があまり驚かない様子と見えたらしく、少し不満そうだったけれども。どれもおいしくいただきました。スポンジの間に生クリームが挟まれているだけのシンプルなケーキでも、そんなのにさえなかなかありつけないのでしあわせ。チョコレートのスポンジに柑橘系のムースを重ねて間にオレンジを挟んだのもよかったな。家で作ったような温かさを感じるこのケーキ屋はギリシア系のアメリカ人が営んでいるらしい。通りでアメリカっぽくないわけだ。納得。でも店名をアテネAthensと間違えていたことは秘密です。

友人から届いたおめでとうメールを読んだり、昼間のMFAツアーの際にクラスメイトにおめでとうと声を掛けてもらったりしたことを思い出すと、いやはやありがたいこと よと感じ入る。私の無精な質のために中学生や高校生の頃の友人達とは縁が途切れがちであった。しかしながら昨今の通信技術の恩恵に与り、今年になって何人かと旧交を温めることができた。現代に生まれて良かったな。もう二度と会えないと思っていた友人との再会はとても嬉しいものだ。来し方を振り返ってこそ見える現状もある。今年もいい1年になる気がする。

21.4.10

MFAとRed Sox戦2回目

ESLの授業は先週の木曜で終わったものの、先生に連れられてクラスでMFA-ボストン美術館へ行った。クラスで行くとタダな上にガイドツアーがつくのがよい。前に一度、西洋作品のガイドツアーに参加したことがあるが、今日はそういったテーマは事前に知らされることなく開始。

参加者がアジア勢ばかりだったことから、インド・韓国・日本・中国の仏像を巡った後、MFAの代表的な西洋作品のベラスケスとモネ数点を巡った。さすが学校向けと思ったのは、アメリカ作品も多少見て回ったこと。ホーマーは絵の中は要素要素が平行に配置してあるとかいろいろと薀蓄があっておもしろかったし、ポール・リビアの子が作った銀製のボールは独立戦争時に寄付金を集めるのに使ったなど、芸術の範疇に留まらない作品の背景とそれに起因する価値があって興味深かった。でも、せっかくボストンにいるというのに、ポール・リビアの活躍を描いた「Midnight Ride」は読まずに終わってしまいそうだなぁ。

夜には今シーズン2度目のRed Sox戦の観戦を予定していたため、バックベイフェンズの緑地を通過して球場へ移動。この緑地には満開の八重桜や杏の木の間にバラ園なんかもあったりしていい感じ。でもバラの見頃はまだ一月ほど先かもしれない。芝生の上でごろごろする市民が多くいてのどかであった。

夫と合流して〈Audubon Circle Bar〉にて食事。サンドイッチ類の評判がいいと調べてきたらしいが、ボークシュニッツェルのサラダ添えを食す。でっかい豚肉のカツレツが2枚もついてきたのがアメリカらしい。とはいえ、衣はさっくりと揚がっていて軽く、大量のルッコラサラダにかかったビネグレットのおかげであっさりとしていて、ぺろっと食べてしまった。おいしかったなー。また行っても良い。ボストン外食で久々のヒットかもしれない。

でもってレッドソックス対テキサスレンジャーズは、例によって7回までお通夜状態であったけれども、ピンチヒッターで出てきたマクドナルド君がホームランを打ち、さらには同点の9回裏でサヨナラヒットを打って勝った! 周囲の人とあんなにハイファイブしたのは初めて。代打で登場したときには周りの客席の誰もが「あれ誰」と疑問に思ったのに、あれよあれよと言う間にヒーローだ。久しぶりにマクドナルドに行こうかなという気になる。しかしながら、私がTシャツを買ったほど応援しているイケメンEllsburyは故障者リストに載ってしまってしばらく出てこないらしい。マクドナルド君にセンターをかっさらわれないか心配だ。

ところで、中継ぎで登板した岡島投手はエントランスソングがおかしいこともさることながら、本人の投球フォームもよくよく見るとおもしろかった。投げた球を見ていないと話には聞いていたけれど、本当に見てない。あんなに顔をそらしているのに、狙ったところによく投げられるもんだ。プロだね。

18.4.10

おかしい一日

そもそも、起きたら昼だったところからおかしかったのだ。朝兼昼ご飯を食べれば腹痛を起こし、そんな私に文句を言う夫と小競り合い、横になって休めば次に気づいたのが夕方6時近くである。昨日、雨のために9回表で中断したRedSox戦は7時に9回裏から再開し、一時間半ほどかけて負け、9時から始まった今日の試合は1回表で4点先取される。そんなテレビ中継を横目に煮込んだカボチャスープを、手を抜いて冷まさないままガラス製のミキサーに掛けたら、圧力が高まって割れ右手におもいっきり被ってしまった。久々のやけどの患部は空気に触れても痛い。

やっとの思いでスープまみれのミキサーをゴミ袋に入れ、やれやれと腰を下ろしたらNBAプレーオフ初戦のセルティックスがマイアミに辛勝するところであった。少しは上向きになったのか。

スーパーでコゴミ(fiddle head)を見つけた。$9.95/lbと高額であったので、ほんの少しだけ購入した。コゴミなんて調理したことないどころか、ゼンマイとの違いもよくわかっていなかった。例によってフリッターにしたが、アスパラガスと似た青臭さであった。フリッター界においては、アーティチョークハーツは依然、敵なしだ。



最近のニュースから
  • 10 fast food oddities - boston.com: 昨日、近所のKFCがいつになく混んでいたのは新製品のDouble Downのため。パンの代わりに胸肉のフライドチキンでつくったサンドイッチはカロリーわずか560kcalと誇らしげに宣伝中。でも他社もがんばってます! …これ、笑うとこ?
  • Pictures: Iceland Volcano Spews Giant Ash Clouds - National Geographic Daily News: ヨーロッパ便が軒並み止まって空の便は大混乱、月曜のボストンマラソンの参加者にも影響が出ているらしい。現地では氷河が溶けて洪水の虞も。地震と火山の噴火だけは逃げようも備えようもないと思うのです。どうしようもない。せめて人災が引き起こされないよう祈るのみ。

16.4.10

チョコレートと私

今日はESLの最終日のためにポットラックパーティーがあったので、昨夜になんとかチョコレートケーキを焼いて持って行った。教わった先生が小麦粉アレルギーとのことで、アーモンドミールを代わりに使ったら非常にもろくなってしまった。材料がいいので味は悪くないが、見た目ともろさがどうにもできない。仕方ないので一口サイズに切って、ラップでまいて、会場でどうなったかは見ないふりをしておいた。無記名式なのが助かった。 先生にはとりあえずまずまずの評価をいただいたのでよしとしよう。しかし、小麦粉のグルテンはケーキには非常に重要だね。あの代わりはどうしたらいいんだろう。未だ研究の余地有りだ。

思えば、初めてのベイキングはブラウニーであった。失敗したことを覚えている。チョコレートデザートは私にとっては栄養補給品だ。デザート食べたいなー、という欲求だけではなかなか手が出ない。だって全部チョコレートの味なんだもん。同じケーキなら普通のショートケーキ(イチゴ)がいい。アイスもチョコチップバニラは好きだがチョコレートアイスはどうもなぁ。渡米したばかりの頃、チョコチップバニラアイスを求めてスーパーに行っても、チョコレートアイスにチョコチップが入っているものばっかりでショックを受けたのが記憶に新しい。カフェモカは、働いていたときに勤務後の習い事へ行く前の糖分・脂肪分・カフェイン補給のためによく飲んだ。飲んだ日と飲まなかった日で集中力が違った気がする。プラシーボ効果かもしれないけど。

昔、パリパリバーって名前の、バニラアイスの間にうすーいチョコレートがしましまに入っていたのがあったのだけど、今はもうないのかな。好きだったんだけどなぁ。

15.4.10

だんだんと終わりに近づいていく

今週でESLのクラスが終わる。気温が上がって何かやる気が出てくると、もうすぐにここを発つ時期だ。青葉の季節が別れの季節なんて、少し切ない。
 
月曜に友人が誕生会をしてくれた。秋学期にESLのクラスメイトだった仲間で、もう一人と3人で交流してきたが、3人の誕生日が2,3,4月と連続している。それぞれ、年代も背景もこのアメリカに来た理由も違うけれども、一緒に楽しく過ごせるのはすごいことであり、またすばらしい縁であったと思う。ありがたいことよ。

友人の一人にはこのボストン近郊出身のご主人がいるので、今週末に計画しているCape CodとMartha's vineyardについて教えを請うたのに、金曜から雨、しかも日曜はみぞれだって……。春が来たんじゃないのか!? ショック。Cape Codは海岸に沿って州立公園があり、トレイルが高潮の時には隠れてしまうような砂州まで伸びているので、散歩好きとしてはものすごく楽しみにしていたのに、それも雨じゃ半減だ。

代わりにショッピングモールに行くのも悪くないけれども、道も駐車場もモールもどこもかしこも混雑しているのが大変であるし、消費者でしかいられないことを苦く感じる。買い物が娯楽であることは認めるけれども。ドライブしても自然志向ではやっぱり雨がネック。寝週末か……。でも今日、体調不良もあって16時間寝ちゃったんだよなぁ。もう元気になったから起き上がれるよ。

そういえば、シラントロ(パクチー)を時々買うのだが、束になっているので一度に使い切れず、ビニル袋にいれて冷蔵庫にしまうと水気で傷んでしまうことがよくある。が、今日、ひょっとしてこれが解決法じゃね? こんなこと思いついて天才じゃね? 的なことを思いついた。水耕栽培すればいいんだよ! とりあえずマグカップに水とともにつっこんでみた。長持ちするといいな。長持ちするという観点からは鉢に入っているハーブを買うのが最良の策であるが、とはいえあんまり売っていないし、種類によっては部屋中その香りが充満するのが難。昔、バジルの鉢を買ったら予想以上にバジル臭くなって困った。めがぱしぱしするほどさわやかな香り。バジルが部屋の香りには向いていないのは、アロマオイルの種類にバジルを見かけないことを考えれば明白なのに、気づかなかったなあ。

12.4.10

花見

ハーバード大学のArnold Arboretumへ行ってきた。電車を乗り継いで小旅行気分。
 アジア原産の植物も多くあって、懐かしい気分になる。
ペットを連れての入園も可能で、多くの犬を見た。飼ってみたくなった。飼ったことないけど。



ここ5年間くらいの間撮りためてきた写真を入れたHDDがお亡くなりになってしまって立ち直れない。iPod用の音楽やあんまりできのよくない修士論文など、他にもいろいろ保存してあったのに。HDDのバックアップもとっておかなきゃね、と新しいHDDを購入し、ファイルをコピーしている矢先の出来事であった。ああああああ。

11.4.10

花の季節

あちらこちらで花が咲く季節になった。先週、30度まで気温が上昇したためか、一気に花が開き、葉が芽吹いている。町中のBoston CommonやPublic Garden、チャールズ河畔は桜が咲き乱れていた。が、昨日かなり雨が降ったために散ってしまったかもしれない。

アメリカに来て早1年と10ヶ月、帰国まであと2ヶ月となった。あっという間だったな。2年ってものすごく長いと来る前は思っていたけれど、その前の働いていた3年間の方が数倍も長かったように感じる。毎日の密度の差かな。

写真を整理してウェブ上に上げた。Picasa、結構使いやすい。単純なアルバムって感じで、前に使っていたコミュニケーション重視のFlickrよりも性に合っている気がする。写真はこちら。

9.4.10

Ben Folds と Atoms for Peace

4/6 
Fenway Parkの歓声を聞きながら、その隣のHouse of BluesへBen Foldsの単独公演へ向かう。昨年から三度目のコンサート、今日こそバンドだといいなぁと薄く期待するも単独だった。

House of Bluesという会場はアメリカのあちこちにあるライブハウスのようだが入るのは初めて。一階は完全立ち見だけれども、3面の壁に複数の、また柱の影にも必ずモニタが設置してありなかなかの親切設計。それほど広い会場ではないが、それでも半分より後ろからでは演奏者の顔はよく見えない。

曲目は有名どころを中心に、即興は少なかったので楽しめた。2曲披露した新曲のうち1曲は、最近「できちゃった」ゴシップを提供してくれたサラ・ペイリンの娘の相手の心情を歌っていたが、あれ本当にCDに入れる気かな。すごい。コンサートではおなじみの、観客をパート分けしてのコーラスもあった。いつも思うけど、4パートに分けるのは無理だ。せいぜい3パートが限界じゃないかなぁ。立ちっぱなしの2時間弱だけれどもあっという間だった。

4/8
前夜、夫がLast.fmで近日公演の情報をチェックしていたら、RadioheadのボーカルThom Yorkeの率いるAtoms for Peaceを見つけたらしい。当日、会場のBox Officeまでチケットを買いに行ったら、なぜか前から8列目くらいの席になった。チケットはすべてwill callで、昼に買ったのに夜の公演前にピックアップしろと言われる。転売防止らしい。いい方法だね。それにしても、コンサートのチケットは窓口で買うのが安いし、直前の方がいい席になったりする…気がする。売り切れの危険性と隣り合わせだけれど。

このAtoms for PeaceはベーシストがRed Hot Chili Peppersの人とかかつての名プロデューサーがついてくるとか、前座はThomが好きなDJの人だとかいろいろと楽しそうな話を聞きながら会場へ。Radioheadさえ聞いたことがなかったので、どんなだろうとわくわくしながら。

Utadaの時もDJが前座であり、あのときは単純に曲を流してそこに効果音を足している様子であった。が、今回のDJは様々な効果音で曲を作っているように聞こえた。音は途切れないままに自然にリズムが変わったり、曲調が変わったりしていた。そして踊り狂う観客達もすごかった。ここはクラブかってくらい。このDJはFlying Lotusという人だった。帰宅してから知った。

そして登場したAtoms for Peaceに会場一階は総立ち。ドラムと風変わりなパーカッションがビートを刻み、ギターの音は控えめに、ベースの人は踊り狂い、そしてボーカルのThomの裏声が響く、なんとも不思議な空間だった。パーカッションはドラムセットとは別に、ボンゴなどのアフリカンドラムやテーブルの上にステンレスボウルをひっくり返して置いてあるような独自色の強いセットがあったが、それらの音の威力が大きかったな。パーカッションとベースの可能性を感じた。ギターがぎゅいーんと鳴りアップテンポな曲が目白押しになる、いわゆるロックとはかなり違ったけれどおもしろかった。

Thomはほそっこいのに、どこからそんなエネルギーが出てくるのか!? と思えるほどに妖しい踊りを踊っていた。なよっちい人がくねくね動くのは、MUSEのマシューもそうだったけど、セクシーだ。いつかRadioheadを見たいな。でもあのひげはいただけない。

6.4.10

で、4月

やっと春が来た。連日20Cを越えていて、もうさすがに5Cまで落ち込まないだろうと思える陽気。水曜の予報は27Cだって。大丈夫か。上がりすぎても返って心配になる。あとは木々が枯れ木から緑色に変身すれば言うことない。まだまだ散歩しても枯れ木しか見られないからさみしいのである。あと一週間かな。

こうなってくると、アイスがおいしい。Russoで見かけるLizzy'sのアイスをついつい買ってしまう。ここのはおそらく正しい原材料で作っているけれども、甘さ控えめで乳脂肪分も軽くて食べやすい。チョコチップバニラは混ざっているチョコチップさえおいしいし、ストロベリーは本物のイチゴで味付けしてあるようだ。もっと早く買っておけばよかった。

昨日は大リーグの開幕戦があった。レッドソックスの開幕戦は平日昼にしれっと開催して、本当に熱狂的な人だけは会社を休んで観戦に行くのが常だったらしい。なのに今年は夜8時開幕、相手はヤンキースで全リーグでこの試合しかしない。正真正銘、MLB2010シーズンの開幕戦だったのだ。

で、運良く見に行ってきた。野球にかける情熱が人一倍の夫は、この冬、レッドソックスの2010シーズンのチケットが売り出される日はすべての予定をキャンセルして家でネットに張りついていた。その甲斐あって外野席だけど定額でゲットできたのだった。Red Sox Nationというファンクラブ的なものにも加入し、試合前にGreen Monsterに登ってきた。普段入れないところに入れるってのは嬉しいね。ミーハー魂がうずく。イスの座席のボール模様がよかった。

さすが開幕戦だけあって、試合以外のイベントがいろいろとあった。まずは球場の上を飛ぶ戦闘機。すぐ戦闘機飛ばすね。7/4の独立記念日の時も飛んでたな。1軍の全選手とスタッフが紹介されたり、国歌に合わせて花火が上がったり、テレビ映えしそうであった。7回の間の休憩7th inning stretchの際、God Bless Americaを歌いにエアロスミスのスティーブン・タイラーが出てきたり、8回のSweet Carolineも本物の歌手Neil Diamondが出てきたりして大いに湧いた。エアロスミスの人の歌は初めて聞いたので特に衝撃的だった。枯れた声がアメリカっぽい。夏にフェンウェイでコンサートするらしいのでその縁だろうか。あとはボストンが誇るセルティックパンクバンド、ドロップキック・マーフィーズが出てこればよかったな。抑えの投手パベルボンのエントランスソングなので。

試合自体もおもしろかった。5回くらいまではヤンキースにたくさんリードされて今晩はお通夜かと危惧していたが、相手の投手が交代したら急にみんな打ち始め、最後には勝てた。よかったよかった。勝ちゲームの流れに乗って岡島選手も中継ぎに登板。やっと見られて感無量。エントランスソングはオキドキ~♪と随分陽気な音楽。「Okajima, Okie-Dokie!」という曲らしい。オリジナルソングか。

外野席の熱狂ぶりもすごかった。1回表でヤンキースに先制されたときは、近くの席のヤンキースファンが周囲を軽く挑発し、熱くなったレッドソックスファンと口論を始めてしまった。すぐにセキュリティーが飛んできて当事者に説教して沈静化したのでよかった。「落ち着け、熱くなるにはまだ早すぎるよ!」と周りの客の笑いを誘ってた。確かに早すぎる。だってまだ1回表だったのに。レッドソックス側は攻撃してもいないのに。その後しばらくは、前述のお通夜状態だったので普通の観戦模様だったが、レッドソックスが点を入れ始めるとまたもやあちこちで小競り合いが起きた。最終的に5組くらいお帰りいただいていたようだ。そんな状態を見るのも初めて。試合の大事な局面であっても、観客がみんな喧嘩の方に注目しているのがちょっとおかしかった。外野席の様子は概して言えば、レッドソックスを応援するかけ声よりも、ヤンキースをけなすかけ声の方がよく聞かれるようなマナー具合であった。

去年のコーネル大学のアイスホッケー時のヤジといい、どうしてひどいヤジに縁があるのかね。まあちょっとはキタナイ側面がある方が盛り上がるけどね。私は好きです、そういうの。