8.9.14

外出

新生活が始まったと思っていたら、いつの間にか夏が終わりそうになっている。まだ三ヶ月くらいのところで足踏みをしている気分になったりもするが、それでも、少しずつ進んでいるようにも思う。

電動自転車の導入は、私の外出への気持ちのハードルをかなり下げた。初めはよろよろ怖かったし、転んだりもしたけれど、狭くて信号の多い都会の道ではかなり機動力が高く、その利便性が勝る。自転車楽しい。そのうち一人でサイクリングでもしたい。

車でも、片道一時間程度なら、思い立って出かけるか、と腰を上げることが増えた。ちなみに自動車所有率の高いこの多摩地区で、家から一時間でどこまで行けるかというと、なんとたったの20kmである。8km先のイオンすら30分近くかかったりする。通る道はそれなりの幹線道路だが、とにかく信号が多くてストップアンドゴーばかりしている気分になる。かと言って、多くの裏通りはすれ違うのが時に困難なほど狭かったり、その割りに通行人が多くてかなりの注意が必要だったり、そして信号がない大通りへの合流地点では進入するのに一苦労だったりで、抜け道はほぼない。とにかく車も人も信号も多すぎるのだ。これが都会か。

ところで、雨が降って寒いので、じゃがいもとねぎのスープを作った。これってpotage bonne femme、ヴィシソワーズの冷やす前、粉砕する前、生クリーム入れる前の状態なのね。知らなかった。リーキはないので普通の長ネギをつかっていて、あまり甘みはない。上の子は小麦粉とバターと牛乳という組み合わせが好きで、グラタン、シチュー、チャウダーとなんでもござれだ。寒い季節も、牛乳のヒゲをつけた笑顔で乗り切れたらいいのだけど。がんばろう。

4.9.14

都会の公園

井の頭公園は、ここに引っ越すまでは一度しか来たことがなかった。そして吉祥寺駅からすぐそこ、すごい人出、くらいの印象しかなかった。

のだけど。

端っこの方はすばらしいよ! 通路以外のところは樹木も下草もあまり手入れをしていないような、最低限はしているだろうけどなかなかの自然っぷりで、森の中を散歩している気分になれる。自然の中でそこそこ整備された通路を歩けるのは楽しいことだ。何より普通の靴で行けて楽だし。まるでアメリカの国立公園のようだ。こういうの、国内にはあんまりないと思っていたのに。

こういうの、存在したよ、多摩地区に。すばらしいよ多摩地区。さすが東京の「東京」じゃない地域。多摩地区は大きな都立公園がたくさんあって、季節がよくなれば広い草っ原の上で寝っころがるのも簡単だ。まああんまりきれいな芝生ってわけにもいかないけど。

都内で一番ごろ寝が気持ちよかった場所は、明治神宮の裏手だ。まだあるのかな、あの区画。

1.9.14

鶏皮とエリンギ

鶏皮が余ったら、フライパンに油を引かずに投入し、弱火でカリカリになるまで焼いたのに塩をふって食べるのがすきなんだけど、いつも大量に出てくる鶏皮の油がもったいないと思っていた。

今日はそこに、スライスしたエリンギもぶちこんで、表面がキツネ色でカリカリになるまで待ったら、とても、とてもおいしかった。世紀の大発見である。

エリンギって普通に炒めると、香りが強くて扱いに困ることが多いんだけど、今回は全く気にならなかった。香りが飛んだのか、鶏油の風味が強かったのか。

普段は豆腐と鶏胸肉本体でハンバーグにして、鶏油で焼くとコクがでるし油もたさないしでいい感じだと独り悦に入るのである。そしてカリカリ鶏皮はみんな私の胃の中へ…。こういう下品な食べ方は調理者の役得ってやつなのである。

塩は強めだとなおおいしい。またやろうっと。