30.1.07

ちゃんと生活しようと思うと、真に自由な時間はあまりないのかもしれない。

今日はなぜか一日中気が晴れず、帰りがけには本屋でフランス家庭料理の本を眺めた後に、スーパー2軒に寄って散財し8時近くに帰宅。ご飯をつくり、食事は9時。食後、洗濯物を干し、アイロンをかけて、やれやれと腰を下ろしたらすでに10時半。お風呂に入って11時半。すぐに寝ないと翌朝に響く時間だ。

こうして見返すと、家のことをきちんとやって、かつ早寝しなくてはと思っていると、フリーの時間をたくさん確保するのは難しい。ただ、「家のこと」といっても、のべつ幕なしにすべて私が行っているわけではない。時間をもっと効率よく使いたいなあ。お風呂には入る前には、ゆっくり紅茶を飲む余裕はあるわけだし。

28.1.07

外出日曜

昼頃から、昨日排水の藻屑となってしまったコンタクトレンズの代わりを買いに新宿まで出かけた。これまで通っていたところに比べて、丁寧で説明上手だった。それに安い。今や、コンタクト業界は過酷な競争状態なんだとよくわかった。私の 眼球は平均より平たいので、サイズがないと言われることが多く、今回も指摘はされた。しかし、在庫があったらしくすぐに購入できた。すばらしいね。競争が盛んであるならば、消費者としてもよりよいものを得るチャンスが多いってことだ。自由経済を見直した。

その後、上野の東京都美術館へ。オルセー美術館展が目的。
今回は、ナポレオン以後の貴族趣味の終焉、主観を重要視する印象派、写真の発明による芸術(美術)の再定義、産業革命以後の非西洋文化へのあこがれなど、時代のうねりのなかで芸術がどのように変遷してきたのかというテーマがあり、芸術というより世界史に近い感じがしたが、それがなおおもしろかった。
写真ってすごい発明で、なぜなら写真ができたせいで、写実的なだけの絵には価値がなくなってしまう。だから、画家の世界観をカンバス上でいかに再構成するかが重要になってくる。そのうち、哲学や思想、音楽を絵にしようと試みる一派も出てくる。絶対王政期までの絵画は宗教と肖像画ばかりの印象があるが、それに比べて表現の対象物や表現方法も幅が広がったと思う。
今回は絵もよかった。と言っても、私の好きなのは青空と雲と影の風景+小さな人影の絵で、そんな類のがあったからなんだけれども。
そんなわけで、今回は珍しくも図録を買ってしまった。解説がたくさんあって楽しい。

帰宅後、ドライカレーを作って、のんびりテレビを見て1時前に就寝。

27.1.07

今週は早かった

先週に比べて今週は5営業日が短かった。木曜に顧客往訪があったせいだ。ちょうど新卒のリクルート時期で、たくさんの学生がきていた。ちょっと混ざってみようかと思ってしまった。

今日は昼頃に起きて、ご飯を食べてお掃除して、テレビを見たりブライダルフェスに申し込んだりしてのんびり過ごした。そういえば、一昨日、洗面所で流してしまったコンタクトレンズを買い換えに行かなくてはいけないのを忘れていた。明日はでかけなくちゃ。雨が降るって言うのに。

25.1.07

パソコンに触っている時間が大幅に減った気がする。

どうにかこうにか新生活がスタートし、早一週間とちょっとが過ぎた。慣れないこともまだたくさんあるけど、新しい日常が生まれつつある。大きく変わったことと言えば、朝ご飯を食べるようになったこと、家でパソコンをあまり触らなくなったこと、それなりにテレビを見るようになったことか。残念なことに、納豆の番組はまだ見ていなかったけれども。

今月の「旅」という雑誌は、第一特集がパリの食器。アンティーク食器やそれをキッチンに美しく並べている様子がたくさん掲載されていて、新生活を始めたばかりの身には夢が膨らむ内容になっている。それに対し、自分のくらしを振り返るとそういうものを並べる余地はない。そもそも来し方を思い返しても、そんな余地はない。現状の配置されているモノたちと雑誌でプレゼンしている様子とを比べると、それぞれの根底に流れるセンスとか、文化とか、まったく異なるコンテクストのものを同居させることになるが、そんなの困難だ。薬ダンスを天蓋つきベッドの脇に置くわけにはいかないものね。

ところで、明日は珍しくも客先に往訪する。しかも英語会議。発言するチャンスはないと思われるが、それでも緊張するなぁ。

8.1.07

選択的夫婦別姓が早く導入されんもんか

別にフェミニズム論をかざそうって訳ではない。

今週、婚姻届を出しに行くことになり、諸事情から私が姓を変更することになった。身分変更に伴う氏名変更であり、住所の変更もあることから、当然、会社には届けを出す必要がある。その他諸届出用紙の中に、私の会社の健康保険・年金基金事務委託を受けている会社へ、結婚お祝い金を申請する用紙があった。ちなみに、金額は空欄だった(恣意的に決められるのか? 実際には「お祝い」程度の額だろうけど。いただけるだけでありがたいと思わねば)。で、その用紙には、申請者氏名と旧姓欄と振込先口座欄があり、口座名義をどうしようか悩んでしまったのがタイトルの端緒となる。

普段の生活で氏名が重要な意味を持っているのは
・銀行口座(給与振込などで、振込先口座の受取人名を誤ると振込は拒否されるのが一般的。チェックしてるんです、ちゃんと)
・銀行口座から口座振替している他の契約、たとえばクレジットカード(クレジットカード自体の名義はそんなに重要でない気もするが、まあ一緒に変更するか)
・ゆうびん(住所変更は転送届けがあるけど、氏名変更はどうするんだろう)

で、これらを変更するためには、新氏名を証明するものが必要となるので
・運転免許証の記載事項変更手続き
・パスポートの変更
を持っていくのが一般的だ。とりわけ、免許証か。

そして、免許証やパスポートの変更手続きを行うための身分の証明には
・本籍の載った住民票(住所移転があればもちろん、氏名変更も)
・戸籍謄本や戸籍抄本
を使う。

婚姻届を提出すると、戸籍の変更手続きを行ってくれる。古い情報であってほしいけど、ゼクシイ.netでは、戸籍の変更完了まで2週間かかるとの記載がある。それではパスポートは婚姻届提出日に即日変更できないじゃないか。
結婚に合わせて引越をすることが多いが、住所の登録、つまり住民票の手続きは戸籍とは別管理のため別途行う必要がある。私も例に違わないため、婚姻届を提出する日に住民票の転入手続きも行う予定だ。戸籍に対し、住民票は転入手続き後に即時発行ができるはずなので、免許証の変更手続きのみがすぐ行える。

名前、変えなくてもいいじゃん。

なんて思ってしまう。めんどくさくて。
それに、今の名前で人間関係を構築してきたのに、それがなくなる…とまでは言わないけれど、仕事程度の疎遠な仲の相手であれば新姓での接触はゼロからの始まりに等しい場合もある。
さらに、生まれてからこの方27年間使い続けてきた愛着がある。それをある日を境にすぱっと変えてしまうのはさみしい。

変更すべきものをざっとリストアップしたら、10個くらいあった。しかも、郵便やネットでの手続きで済まず、店舗やセンターへ赴く必要があるものは半分ほどある。ため息が出るね。まあ、企業の社名変更みたいなものかと思って諦めます。私も仕事上、社名変更時は書類を書いて出してくれって送りつけてるもんなあ。