20.1.09

2年

入籍してまる2年が過ぎたので、ナイアガラまで一泊旅行しに行ってきた。

前の晩に大雪が降って、運転するのは私だし、どうしたもんかと思っていたが、翌日は雪はやんでくれた。イサカからナイアガラまでは300km弱、3時間半の旅だが、高速に乗るまで1時間以上かかる。道中、大きな除雪車が前方に陣取り、巻き上げた雪が霧のようになって怖い思いもしたが、昼過ぎには到着。

ウワサでは、滝の表面が凍っているということだったが、さすが世界三大瀑布の水量だけあって、凍る気配は全くない。ただ、川沿いの手すりや木々にかかるミストが凍り付いて、枝にたわわに実る氷はおもしろい風景だった。

ホテルは滝を眺めるにはいいところで、写真は翌朝の風景。外に出る必要を感じない。幸か不幸か、いや不幸なことに、前の晩からお腹を壊しこのときには熱まで出ている始末。彼は健康そうだったため、消化不良による急性胃炎のような状態だったと思われる。久しぶりに熱出した。

そのため、ヨーロッパ風の町並みがかわいいと言われるナイアガラオンザレイクまでは行けず、昼頃にホテルを出て、アウトレットに立ち寄り、イサカへ帰ってきた。

今回の車はプリウス。フロリダのDodge車とは違って、アクセルを踏めば急加速できるし、ブレーキを踏めばちゃんと止まる「正しい車」であった。快適。ただ、電源ボタンを押下してエンジンをかけるのが笑えた。まるで家電感覚。

もう普通の車には乗れないかもしれない。

16.1.09

-10度の世界

ついに、最低気温が摂氏マイナス10度を下回る季節に突入した。晴れているのに、日中の気温が上がらない。ズボンのデニム生地が外気で冷えたのが脚に触れると、冷たいこと冷たいこと! 

英語教室から帰宅する際に乗るバスは平気で20分以上遅れる。しかも1時間に1本。さらに乗り換えも必要になるし、そのバスも15-20分に1本しかない。てなわけで、もうこんな気温の日は自主休校することにした。あー寒い寒い。

6.1.09

日常カムバック

今日から英語教室再開。5日なんてまだ正月じゃない? と思っていたのは私だけで、クラスの出席率はそこそこに高かった。

今日から一つ上のクラスに参加することになった。前のクラスと比べて、クラスメイトがかなり正しい英語を話しているのでびっくり。先生のタイプも全然違っていて、生徒の発言に折に触れて介入し、多くの表現を教えてくれる。密度が濃いというか、全部モノにするのは難しそうというか…。まあがんばります。

今日習った表現でthe cream of the crop(最も優秀なもの)というのがある。creamは動詞として「牛乳からクリームを分離させる」という意味があり、たぶんこれが転じたのだと思うけど「~から最良なものを取り出す」という意味もある。クリームってのは、あの白くてどろっとした牛乳に関連した液体状のものを示すと思っていたんだけど、ひょっとしたら、牛乳からある成分を抽出するというプロセスに由来する言葉なのかなぁと想像した。完全に推測。

教室の場所が下町から町外れに移動したのがちょっとつらい。帰りは乗り換えが必要になるし、もし逃すと次のバスは1時間後だ。この寒いのに外で待っていられないし、近辺には待てるような場所がない。こりゃ自転車を引っ張り出すしかないか? チャリ通の生徒は一人いるけど、そのほかはみんな自家用車だ。そらそうだ。

5.1.09

フロリダ旅行9 運転燃え尽き症候群

12/30
ペンサコーラ空港からNYCへ移動。この日、ホテルから空港のレンタカー返却場所まで運転して、これにて私の運転日記も終わった。毎日、運転することに緊張して過ごしてきたので、もうしなくて良いかと思うと不思議な気分。誇張ではなく、働いていたときのような充実感があったなぁ。

アトランタ経由でNewarkに到着後、バスに乗り換えて1時間ほどかけてポートオーソリティ(長距離バスの駅)に到着。このそばの格安ホテルにチェックイン後、せたが屋を訪問し塩ラーメンを食す。

走行距離 20km

12/31
軽い吹雪の中、タイムズスクエアそばのせいか激混みのMoMAへ。特別展のゴッホ夜の光展は作品数は少ないものの、解説が詳しくてよかった。これまではゴッホといえば忌避してきた感があるが、見方が変わった。

昼食にゴーゴーカレーを食し14時半発のバスでイサカに帰る。そして、20時頃到着。やっぱ自分の家は落ち着くねー。

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さて、実はこれまで書かなかったが、このフロリダ旅行2日目に交通事故を起こしていた。正しくは、駐車場で、止まっている車にぶつけてしまったのだ。彼が。あまり運転経験のない彼だが、その日は自然公園の見学も終わり、ホテルまで一本道だし試しに走ってみようか?ということで運転席を譲った、その直後の出来事だ。

ことの起こりはこうだ。駐車場からバックで車をだし、右にハンドルを切ったら右隣の車の後部に接触しそうになった。車はクリープ現象で前進を続ける。そして、うっかりアクセルを踏んでしまった。ブレーキを踏む勢いでアクセルを踏んだので、ずいぶんな勢いで右隣の車はずりずりと回転した。

どうしたもんかと思ったが、まずは自分の車を駐車場に戻すべく、運転席の彼と交代。その後、公園の係員に助けを求め、警察を呼んでもらった。警察は15分もしないうちに到着してくれたが、その時間をなんと長く感じたことか。警察は状況を見て一言、「(相手方も止まっている状態なのに)どうして事故が起きるんだ?」。被害にあった車の持ち主はいないため、警察が車のナンバーを問い合わせたところ、レンタカーだった。警察の事故レポートにも、相手方の個人情報はただunknownと書かれていた。レンタカーの契約書等を見せ、レポートの作成を待つこと約30分、あとは罰金約140ドルを払えばよい、事故の相手方を待つ必要はないとのお達し。相手に直接謝らなくて良いのか、車の被害はどうしたらいいのかと訪ねるが、いいから早く罰金を払いに行け、車の被害はレンタカーの保険会社同士でやりとりするからあなたは気にしなくても良いとのこと。お言葉に甘えて、そのカウンティ(州の下の行政区域)の当該役所へ向かうことにした。

ちなみに、こちらの被害はほとんどない。ぶつけた当初は少しこすり傷がつき、ジョイントが外れたが、警察が外れたジョイント部を手で押し込んで"なかったこと"にしてくれた。非常に軽微な事故だから気にするな、それより注意して運転しろと再三言われたのが印象深い。ペンサコーラ空港で車を返却する際に上記事故について報告。じゃあ車の被害を見ましょうか、となったのだが、汚れていたこともあり、精査していた係員にどこに傷があるのか見つけられないと言われた。それくらいの傷だ。

幸いだったのは、レンタカーを借りるときに保険をつけていたこと。レンタカーの基本契約は2週間で約4万円。運転手一人追加は約25,000円。ここまで はネットで予約したときに見積もりできていた。しかし保険の支払い額は借り出すときに明らかになった。約5万円。予算の倍だ。でも命に関わるのでよしとし ておいた。これが役に立つとは…。車の返却時にも、保険に入っているから書類だけ書いて放免となった。まあ、仮に保険に入っていなくても、お金だけ払って終わりになる可能性を感じたけれども。

そんなわけで、この旅ではずーーーっと私が運転してきたのであった。燃費が悪そうでリモートロックもできないアメリカ車だったが、ぶつけても無傷でいられるというのはすごいアドバンテージであるなぁ。車への見方が変わりそう。

フロリダ旅行8 ドライブも終盤


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12/17-12/31のフロリダ旅行について振り返ってみる。
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12/29
この長く、短いフロリダドライブも最後の目的地へ向かう道程となった。全米で金賞を受賞(しかし誰の主催する何の賞かは不明)した自然公園であるWakulla Spring State Park(B)に立ち寄りつつ、ペンサコーラ(C)へ。

朝、ホテルを出ると一面の霧。こんな中運転するのいやだなー、と思いつつも、出発。途中でこの旅初の雨に見舞われつつ、細かいカーブを時速70マイルで進み、午前中にワクラスプリングへ到着。

ワクラスプリングは、その名の通り湧き水の泉の公園だ。ここではボートツアーに参加する。結論から言うと、ここが今回のフロリダ旅行で一番すばらしいところだった。水の透明度はもちろんのこと、多くの糸杉にロングモスやエアプランツが寄生、またはぶらさがっていて、木の根もとにはかつて倒壊した別の糸杉の幹が浸食でピナックル状になっているものがいくつも聳えていたりして。珍しい生き物も多い。水鳥を中心とする鳥の中には、水の中に潜って魚を追うダイビングダックや、尾が七面鳥のようになっているウォーターターキーがいた。魚も豊富で、なぜか水中を跳ぶものもあった。トビウオのように前方に向かって飛んでいくのではなく、上方にまさに飛び跳ねるように移動するのだ。もちろん、例によって微動だにしないアリゲーターやカメも多く見かけた。ここにはロッジがあって宿泊も可能。また来たいと思わせる場所だった。むしろ住んでも良い。

後ろ髪引かれつつ、最後の目的地であるペンサコーラへ。実はここも350kmほどあり、マイアミ-オーランドとあまり変わらない距離だ。しかし、細かいカーブが続くのと、追い越し車線を走りたがる大型トラックと競り合わざるを得ない状況に少し疲れてしまって、途中で休憩をとったりした。

それでも、日が暮れる前にペンサコーラへ到着。かなり北上してきたとあって、この町は寒かった。砂洲にはホテルが建ち並び、夏には大盛況のビーチリゾートなんだろうと思われる。ここは白い砂浜で有名な地域で、アパラチア山脈から流れ出る水晶のかけらが砂のもととなっているらしい。砂浜は白すぎて熱を反射すると聞いていたとおり、かなり冷たい。砂はとても細かく、柔らかい感触だった。水も冷たく、泳ぐ人はほとんどいない代わりに多くのサーファーでにぎわっていた。海の水もきれいで、素直に夕焼けがきれいだと思えた。

夜にはビーチのそばにあったシーフードレストランでカニの盛り合わせとシーフードフリッターの盛り合わせ、生牡蠣を食す。この旅で向こう3年分の揚げ物を食べた気がする。

走行距離 551km

フロリダ旅行7 マナティとの邂逅

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12/27
ディズニーの人工娯楽&自分が消費者であることを自覚させられる悲哀から、一路自然へ逃走である。

この日はマナティや絶滅の危機にさらされている動物を保護しているというHomosassa Wild State Park(B)と全米でも上位に入るという水の透明度を誇るItchetucknee Springs State Park(C)へ立ち寄り、近所のホテル(D)へ向かうという計画。

フロリダ半島は太古の珊瑚礁が隆起してできた陸地で、石灰質の地層を持つ。これが水を濾過してあちこちにきれいな泉を形成させているらしい。当初は、ホモサッサもイッチタクニーも泉が主だし、どっちか見られればいいかー、と思っていたが、ついでなのでどっちも回ることにした。

昼頃、ホモサッサに到着。子供連れがやけに多いなぁと思ったら、ここは動物園みたいなところだった。泉の一部を封鎖してマナティを飼育している。泉は浅い水底まではっきり見えるほどにきれいで、魚も大量に泳いでいた。他の保護動物はパンサーとかボブキャットとか。

そして夕方、途中で道を間違えながらも閉園30分前(開園は日が昇っている間だけだ)にイッチタクニーへ到着。こちらは遊泳可能な泉と、泉がイッチタクニー川に注ぐ入り口で水底まで見えるほどの水の透明さを楽しむことができた。ただ、ホモサッサと同じで、人の手が入っていてきれいに見えるか、または水草や藻が多くて水に入るのはためらう感じかのいずれかで、どうせ人が介入できないならBig Cypress National Preserveの方が数倍よいと思った。

ホテルのあるLake Cityへ向かう道中、馬、牛、羊と多くの牧場を目にした。未舗装道路の脇には、乗馬者に注意の立て看板もあり、同じ田舎でもイサカとはずいぶん違うなあと思った。

フロリダ旅行6 ミッキーマウスとロケット

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12/25
クリスマスである。が、アニマルキングダムは混んでいた。思い出深いアトラクションといえば、サファリツアーとリバークルーズ、ファインディング・ニモのミュージカル。

アニマルキングダムは子供向けというウワサを聞いていたり、ジャングルクルーズっぽいと先入観を持っていたこともあって、サファリツアーのトラムから見える動物は作り物だと思っていた。だから、終盤まで生暖かい目でカバやガゼル、ライオンなんかを眺めていたんだが、生暖かい目で見られるべきは私だった。全部本物だってよ!すみませんでした。ガゼルってかわいいね。

リバークルーズは冗談じゃないほど濡れた、人もいた。私は8ドルでポンチョを購入して無事被害を免れた。あれは洒落にならん。まあ寒くないからいいのか。

ファインディング・ニモは映画を見たことがなかったが十分に楽しめた。このアトラクションのために書き下ろしたミュージカル楽曲らしかったが、これがすばらしかった。ミュージカル化に期待。


12/26
オーランドから東へ約100km進むと、NASAのケネディ宇宙センターがある。ここではロケットやスペースシャトルが見られるとのことで、行く前から大興奮。昼前には到着したが、想像以上に広大な駐車場が埋まっていた。

ここではバスツアーに乗って、ロケット発射台やアポロ計画に使われたサターンロケットの特大模型(ひょっとして一部モジュールは本物か)、ISSのユニット 制作工場なんかを見学するのが基本。そのほか、3Dシアターとかスペースシャトル発射時のシミュレーターアトラクションなんかもある。

映画的な出し物が多く、また内容もアポロ計画がほとんどを占めていた。アメリカの宇宙開発史上、最も予算があった時代だったのかもしれない。映画はプロジェクトX風で、ときどきほろりとすることもあった。

走行距離 215km

12/27
ディズニーワールドに戻って、この日はハリウッドスタジオへ。ここはショー的なアトラクションが多く、園内はそんなに広くないけど多くの人が収容されている様子で、昼以降は歩くのに困るほど混んでいた。

インディ・ジョーンズの映画を撮っているのを見る、というようなアトラクションでは、途中で音声トラブルがあったために最後の炎ががーんとあがるスタントを見られなかった。トラブルは演出だと思っていたが、本気だった。こんなこともあるもんだ。

フロリダ旅行5 オーランド序章

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12/24
この日は朝から良い天気。というかこっちに来てから雨はおろか、曇り空さえ見ていない。連続長距離運転には良い日だ。目的地はウォルトディズニーワールドのあるオーランド。

高速に乗る前に、ホテルの近所のガソリンスタンドでセルフ洗車をするも、車が大きすぎてボディが全然きれいになってない! 生死に関わるリアウインドウだけは後ろがはっきり見えるようになったので、それでよしとしていざ出発。

途中のサービスエリアでこれといった特徴もないピザをランチに食し、運転すること約4時間。オーランドまで無事走破。この間、アメリカにしては珍しい(?)有料道路を走ったのだが、ちょこちょこ金を巻き上げられる。50円とか120円とか、そんな感じ。

ディズニーワールドの滞在場所といえば数多くの直営ホテルだが、やはり手頃な価格でパークのそばにあるホテルは一杯で予約できなかった。で、隠れミッキーのいる部屋を泣く泣くあきらめ、提携しているというヒルトンにしたのだが、いやー、これがなかなか悪くなかった。というのも、ダウンタウンディズニーには徒歩3分だし、パークへの無料シャトルバスは出てるし、チケットもホテル内で買える。便利便利。さらに、ヒルトンオーナーズクラブに入っておいたので、ネット接続が無料だった。ワイヤレス電波はとんでもなく弱かったけど。

ディズニーワールドには4つのパークがある。
・マジックキングダム:TDLとほぼ同じ
・アニマルキングダム:最も新しいパーク。TDLのジャングルクルーズのエリア
・ハリウッドスタジオ:映画に関するところ
・エプコット:私の印象ではTDLのトゥモローランド+東武ワールドスクエア
であるが、スケジュール上2カ所が限界だったので、熟慮の末、アニマルキングダムとハリウッドスタジオに行くことにした。

これとは別途、ショッピング&食事エリアとしてもうけられているのがダウンタウンディズニーで、イクスピアリみたいなもの。ずいぶん飲酒に寛容な雰囲気で、ビールなどのアルコールを飲み歩きしている人多数。我々は午後4時からアイリッシュパブでビールとフィッシュアンドチップスを食してしまった。夕方の暖かい光を浴びながらお酒を飲むのは、アメリカに来てから初めてかもしれない。暖かい地域は違うぜ、とイサカを思った(ちなみにこの頃、テレビの天気予報チャンネルはNYSの大雪ばかり報じていた)。

走行距離 374km

フロリダ旅行4 エバーグレイズ国立公園とその周辺


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画像はフロリダ半島南部を示す。緑色のEverglades National ParkとBig Cypress National Preserveが目的地。この辺はこの地図の上にある湖を水源とする河川流域で、大湿原になっている。今は冬で乾期のため、蚊が少なく見学しやすいらしい。

Evergladesは三カ所にビジターセンターがあり、うち二つに訪問(ルートBD上)。もう一つは半島の南端にあるが、今回はとりやめ。

12/22
ホテルのあるD地点から、Bへ向かう途中の半ばにあるShark Valley Visitor Centerへと向かう。ここでは見渡す限りの大湿原とアメリカンアリゲーターが見られるとのこと。トラムツアーで約2時間かけて見学。乾期とあって茶色の草の合間に見える水は水位がずいぶん下がっているらしい。しかし、3,4月のピークには完全に干上がるとのこと。その頃の様子も見てみたいなぁ。アリゲーターは本当にたくさんいたが、どれも日光浴して微動だにしなかった。どうやら夜行性らしい。ちなみにクロコダイルとの違いは、顔の造形と真水域に生息することとのガイドの話。鳥も多くいたが、トキやツルの仲間などの足が長い種類が多かった。

ツアーが終わったのが3時頃だったので、近所にあるBig Cypress National Preserveへ足を伸ばすこととした。こちらは沼地の保護区で、水辺から木がにょきにょき生えているという不思議な光景が見られた。水辺→沼地に背丈の低い草→水がすこしつくくらいの陸地に背丈の低い木→陸地に太い木 というのが一般的な遷移だと思っていたので、水辺からすっとばして木が生えている様子を見たときの私の衝撃たるや、いかほどか想像に難くないだろう。今回の旅で一、二を争う場所となった。ルートの一部が未舗装道路のため、車は土でどろどろになってしまったが。

さて、それでもまだ日が暮れないので、カーナビで近所の見所を探してみると、半島を西に抜けたところにアウトレット(B)があるという。ついでだから行ってみるかとさらに向かってみた。が、ここがなんともさびれているところで、滞在時間わずか30分で見尽くしてしまった。このがっかり感を何でカバーしようか悩んだあげく、マイアミの北部にあるという全米トップクラスの広さを誇るアウトレット(C)へ向かうことにした。

結果として、アウトレットの近所まで行ったのだけど、立ち寄らずにホテルへ帰ってきた。カーブもない高速道路150kmをただひたすら走り、都心部で急に増えた交通量に注意しながら運転するのに疲れてしまったので。この日はあっというまに就寝。

走行距離 346km こんなに走る予定ではなかったのだが…

12/23
Everglades cityのそばにあるGulf Coast Visitor Centerに行くことにした。地図上はがっかりアウトレット(B)のそばだが、昨日に比べれば運転距離は短くてすむ。 ここは湿地帯が海に面している場所で、マングローブに覆われた1万もの小島がひしめき合う 。ボートツアーではボートと併走するイルカや息継ぎのために鼻を出すマナティが見られるとのことだった。が、まったく見られなかった。運が悪かったか。船酔いしなかっただけで万々歳だ。ちょっと松島っぽかった。

この旅の途中、彼は二日目からお腹を壊していて、せっかく海のそばにきているというのに全然魚介類が食べられなかった。ここにきてようやく回復してきたと言ってくれたので、ビジターセンターそばのレストランで遅い昼食。ストーンクラブと揚げ物盛り合わせを注文。ストーンクラブとは、この辺の名物で石のように堅い甲羅を持つ蟹らしい。食べるのは爪の部分。確かに堅く、苦労の割に喜びが少なかった。おいしかったけど。揚げ物は久々とあって、カキ、貝、白身魚、イカの揚げ物にピラフの付け合わせは幸せでした。でも揚げ方はフリッター。日本の牡蠣フライが恋しくなった。

帰りのルート上にBig Cypress National Preserveがあるため、昨日訪れた感動の地へもう一度訪問。思う存分写真が撮れて満足。ただ夕暮れ時になってしまったのが残念だけど。午前中の光の下でもう一度見たかったなぁ。車はまたどろどろ。

走行距離 238km

あけました。

今年もよろしくお願いします。

12/31の夜に旅行から帰ってきて以来、すっかり寝正月してしまった。この間、小説版ハルヒを読了、くらいしかしてない。なんと明日から英語教室が再開だ。早くない? と思いつつも、去年は今日から出勤だった。コーネル大学は再来週まで冬休みなので、その近辺に生息していると自然と学生基準になってしまうね。

2009年最初のニュースは1/5よりゆうちょ銀が全銀に接続するというものだった。その後、特に続報がないので、混乱なく銀行からの振込が可能になったのだろうか。

おしるこが食べたいが、そういえばイサカで餅を見たことがない。