5.1.09

フロリダ旅行9 運転燃え尽き症候群

12/30
ペンサコーラ空港からNYCへ移動。この日、ホテルから空港のレンタカー返却場所まで運転して、これにて私の運転日記も終わった。毎日、運転することに緊張して過ごしてきたので、もうしなくて良いかと思うと不思議な気分。誇張ではなく、働いていたときのような充実感があったなぁ。

アトランタ経由でNewarkに到着後、バスに乗り換えて1時間ほどかけてポートオーソリティ(長距離バスの駅)に到着。このそばの格安ホテルにチェックイン後、せたが屋を訪問し塩ラーメンを食す。

走行距離 20km

12/31
軽い吹雪の中、タイムズスクエアそばのせいか激混みのMoMAへ。特別展のゴッホ夜の光展は作品数は少ないものの、解説が詳しくてよかった。これまではゴッホといえば忌避してきた感があるが、見方が変わった。

昼食にゴーゴーカレーを食し14時半発のバスでイサカに帰る。そして、20時頃到着。やっぱ自分の家は落ち着くねー。

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さて、実はこれまで書かなかったが、このフロリダ旅行2日目に交通事故を起こしていた。正しくは、駐車場で、止まっている車にぶつけてしまったのだ。彼が。あまり運転経験のない彼だが、その日は自然公園の見学も終わり、ホテルまで一本道だし試しに走ってみようか?ということで運転席を譲った、その直後の出来事だ。

ことの起こりはこうだ。駐車場からバックで車をだし、右にハンドルを切ったら右隣の車の後部に接触しそうになった。車はクリープ現象で前進を続ける。そして、うっかりアクセルを踏んでしまった。ブレーキを踏む勢いでアクセルを踏んだので、ずいぶんな勢いで右隣の車はずりずりと回転した。

どうしたもんかと思ったが、まずは自分の車を駐車場に戻すべく、運転席の彼と交代。その後、公園の係員に助けを求め、警察を呼んでもらった。警察は15分もしないうちに到着してくれたが、その時間をなんと長く感じたことか。警察は状況を見て一言、「(相手方も止まっている状態なのに)どうして事故が起きるんだ?」。被害にあった車の持ち主はいないため、警察が車のナンバーを問い合わせたところ、レンタカーだった。警察の事故レポートにも、相手方の個人情報はただunknownと書かれていた。レンタカーの契約書等を見せ、レポートの作成を待つこと約30分、あとは罰金約140ドルを払えばよい、事故の相手方を待つ必要はないとのお達し。相手に直接謝らなくて良いのか、車の被害はどうしたらいいのかと訪ねるが、いいから早く罰金を払いに行け、車の被害はレンタカーの保険会社同士でやりとりするからあなたは気にしなくても良いとのこと。お言葉に甘えて、そのカウンティ(州の下の行政区域)の当該役所へ向かうことにした。

ちなみに、こちらの被害はほとんどない。ぶつけた当初は少しこすり傷がつき、ジョイントが外れたが、警察が外れたジョイント部を手で押し込んで"なかったこと"にしてくれた。非常に軽微な事故だから気にするな、それより注意して運転しろと再三言われたのが印象深い。ペンサコーラ空港で車を返却する際に上記事故について報告。じゃあ車の被害を見ましょうか、となったのだが、汚れていたこともあり、精査していた係員にどこに傷があるのか見つけられないと言われた。それくらいの傷だ。

幸いだったのは、レンタカーを借りるときに保険をつけていたこと。レンタカーの基本契約は2週間で約4万円。運転手一人追加は約25,000円。ここまで はネットで予約したときに見積もりできていた。しかし保険の支払い額は借り出すときに明らかになった。約5万円。予算の倍だ。でも命に関わるのでよしとし ておいた。これが役に立つとは…。車の返却時にも、保険に入っているから書類だけ書いて放免となった。まあ、仮に保険に入っていなくても、お金だけ払って終わりになる可能性を感じたけれども。

そんなわけで、この旅ではずーーーっと私が運転してきたのであった。燃費が悪そうでリモートロックもできないアメリカ車だったが、ぶつけても無傷でいられるというのはすごいアドバンテージであるなぁ。車への見方が変わりそう。

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