29.11.08

サンクスギビング

11月の第四木曜(11/27)はサンクスギビングデー。1620年にニュープリマスに到着したピルグリムたちは、つらい冬を乗り越えて、偶然であった英語の話せるネイティブアメリカンに生活全般を助けてもらったら、1621年の秋は大豊作だったので彼らを招待してお祭りをしました! ってのが始まりらしい。でも諸説ありそう。

この日に食べるものは
  • ターキーにグレービーソースまたはクランベリーソース、
  • マッシュドポテト
  • ヤムイモ(サツマイモのような甘いイモ)
  • パンプキンパイ
などである。アメリカ人にとっては、家族が集まって16:30頃から座ってディナーを食べる日だと言っていた。

一度は焼いてみたい家禽類だが、ターキーなんて9lb(1lb=450g approx.)では焼くのに6-7時間かかるらしい。しかも、焼く前に塩水につけるとか、シロートにはとても無理。ということで、大学主催のサンクスギビングディナーへ行ってきた。

上記の他には、サーモンのホーランデーズソースかけ(よくフレンチでアスパラの上にかかっている、生クリームと卵の白っぽいソース)やにんじんの蜂蜜グラッセ、揚げ豆腐にご飯と野菜がのったもの(ご飯は白いのに食べると甘い)、デザートなんかもあり、楽しいひとときだった。

ちなみに、一番おいしかったのはにんじん。

翌金曜はBlack Fridayと称してあちこちでバーゲン。全米に展開するアウトレットは、深夜0時にオープンし、しかも客は並ぶらしいという恐ろしいウワサを聞いた。まるでデパートの初売りセールだ。
世界恐慌のBlack Thursday /Tuesdayとは異なり、今回のBlackは黒字の意味。

出かけてまで買いたいものが特にないので、引きこもって過ごしました。

12.11.08

終わってしまった。

私の半年間の挑戦が、力及ばず終わってしまった。目標も失って、ちょっと腑抜け状態。

何もしないでいると、自分の持っているものすべてが衰えていくような気がして、気ばかり焦る。思えば、大学出てからずっとこんな調子だ。思春期か。いい年して、困ったなぁ。

5.11.08

あったかい

今週は先週とうって変わってあったかい。日中は18度まで上がるし、最低温度も8度くらいらしい。日本の今頃と変わらないので、衣服に困らないのが助かる。

今日はカーシェアを利用して、日が暮れてから日用品の買い物に行ってみた。こちらで夜に運転するのは初めて。対向車や後続車のライトがやけにまぶしく感じた。あれはハイビームじゃないのか? と疑いながら、光源を見ないようにそろそろ~っと走ってみた。

こちらの運転で戸惑うのは、左折・右折をする際に歩行者や対向車を待つのに、交差点に進入しないで停止位置に留まることだ。信号のない近所の路地なら譲り合い精神が高いので(こちらのドライバーは本当によく道を譲ってくれる! しかも先日は歩行者にまで譲られた)、それに従えば良いんだけど、3車線もあるような幹線道路では本当に困る。後ろが詰まるのが気になるし、下手に交差点に進入すると対向車が困ってクラクションを鳴らしてくるし。

つまり、この問題の原因は、アメリカの交通ルールに関する私の勉強不足だ。NY州の運転免許も結局取ってないので勉強するのやめちゃったんだよなぁ。いかんのである。

オバマが大統領に当確。

3.11.08

怒濤の一週間


ついに雪
Originally uploaded by Yukiko KAWASE

月曜の朝、英語教室へ通う道すがら、大学院のときの友人チアイと出くわした。そのとき、私は当時と同じアウターを着ていて、それが彼女が私に声をかけてくれるきっかけになったらしい。とんでもない偶然もあったもんだ。彼女はここで公共政策を学ぶ学生をしているとのこと。木曜に聴講できる講義があるとのことで、情報をもらうために連絡先を交換してその場は別れた。

彼女は、自分の努力で道を切り開いていて、大学院生の時はその姿にとても励まされた。それに、生活が始まってすぐのつらいときに、助けてくれたのも彼女だった。イサカでくすぶっている今、また彼女に会えたことは私にとってはものすごい衝撃だ。漠然と、未来に向かってがんばれる気がする。本当にうれしい。

火曜は、朝起きたら雪が微妙に積もっていた。悲惨。

水曜は久々にコーネルキャンパスクラブの英語教室へ。先生はこのイサカで生き抜くための知恵をいろいろ教えてくれてとても助かる。のだけど、9-10月と帰国していたため、3回目の出席だ。なんかもったいないことをしたなぁと思えた。終わってから、クラスメイトのリエさんとお茶。様々なことに造詣が深く、良い刺激になった。

木曜は、彼の大学の知り合いを通じて紹介してもらった韓国人とLanguage exchangeを実施。一回目。かなり緊張した。帰国中にジュンコさんに譲ってもらった本『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら…』をさらっと読んでいったのだが、日本語を伝えるのは難しかった。次回もとりあえず続けることになったけど、ちゃんと準備をして行かなくては。

その後、月曜にチアイに教えてもらった講義に出席。コンサルタントによる、コンサルタントに必要な資質、なぜ今、自治体がコンサルティングを要請するようになったのか、警察と消防に関するコンサルティングの経験談などを話してくれた。日本で開発関連で就職を考えると、コンサル会社は選択肢の一つとしてあり得るが、思えばコンサルって何をしているのかよく知らなかったので、この講義は良い機会だった。コンサルの一番大事なことは金だと断言していたのが印象深い。そりゃそうだ。

金曜は同じ寮に住むアヤコさんちで鍋! イサカでもエノキやマロニーが食せることに感動した。鍋の出汁もすばらしかったし、なんだかアメリカにいる気がしない。夜中12時近くまで居座り、ビールをたくさん消費して辞する。

今日、日曜は寮が主催するアウトレットへの小旅行。イサカは衣料を買えるところが少なく、これから訪れる極寒の季節をどうやって迎えるものかと悩んでいたので、車で1.5時間弱の距離を往復5ドルで連れて行ってくれるのは非常に助かった。そうはいっても、ダウンジャケットはデザイン的に選べず、まるでスキーをするときに羽織るかのようなアウターを購入してしまったのであった。1,2月のこの辺で坂を上るのは、雪山を登るような感覚になるだろうと推測しながら。