31.1.13

1/12が過ぎてしまう

あっという間に1月が終わる。

子は今日で一歳半。数か月前からやっと歩き始め、このところは毎日散歩やら公園やらに出かけている。午前中に家事を済ませて、靴を履いてお出かけ。昼ごはんは外で食べたり家で食べたりして、13時から15時半くらいまで昼寝。その後はおやつを食べて家の中で遊んだり、もう一度外へ出て近所を散歩したり、その合間に家事をしたりで、夕飯を食べた後は入浴、絵本を少し読んで寝かしつけ。もう毎日が飛ぶように過ぎていく。特に外に出るようになってからは早い。光陰矢のごとしである。

とはいえ、ここ一か月は家族三人順繰りに誰かしら風邪をひいている。年末から年明けまで私がひどい咳に悩まされ、移された子は鼻水を垂らし、その鼻水を吸引する夫ものどが痛いと訴え始めた。私の症状が軽くなり、子が回復し、夫も趣味のジョギングを再開できた頃、うんと風の強い日に子供と公園に行った。よせばいいのに吹きさらしの風の中で昼ご飯を食べたら、案の定、子の鼻から再び鼻水が垂れ始めた。早く自分で鼻がかめるようになればいいのだが、まだまだ難しいので再び鼻水吸引器を駆使する日々。そして私も夫も同様に鼻水が垂れ始めた。自業自得なところもあるものの、気温の変化が大きいと大変だ。今週は毎日15度をこえるのはいいのだけど、子に上着を着せたら全身にあせもができてしまった。薄着でいいのよね。なかなかすべてが万全に、健康に過ごすのは難しいもんだ。

ところで、地域の図書館で週に一度行われる読み聞かせ会がある。毎回面白い絵本が登場してためになるのだけれど、前回はそれまでの抱腹絶倒路線ではなく、母ちゃん向けほろりとくる系であった。一冊目からうっかり落涙してしまった。『あなたがとってもかわいい』(宮西達也作)である。 赤ちゃんのいろんな顔がかわいい…という話が続いた後、そしてあなたは今こんなに大きくなったと展開する。

大きくなってもずっとあなたがかわいい、その成長がうれしいという気持ちは親になってようやくわかった感情であるが、その一方で、このかわいいと思った瞬間が、一瞬一瞬が、手のひらからこぼれていくのが本当に切なく感じるようにもなった。時間が過ぎた後には、時にさみしい気持ちが残るものだ。この頃は子の自我も出てきて、親の意に反することもしばしばある。こちらもいつも鷹揚に構えていられないこともあるが、そんな風に過ぎていった瞬間はもう子の笑顔で上書きできない。振り返ってもどうしようもなかったとしか思えないし、誰に対して申し訳ないとも思わないけれども、せめて明日は今日より楽しく過ごせたらなと願いながら一日が終わる今日この頃だ。