30.8.10

道東五日間 最終日

帰りのフライトは16時45分発、それまでにレンタカーを空港に返せばよいので、ここにきてやっと釧路を楽しむことに。

午前中は釧路湿原の西側の展望台へ。初日は東側をずっと北上していったので、こちらは未踏であった。湿原の観光といえば西側のようだったけれど、その通りで湿原の上にせり出すボードウォークの上を歩けるのはこちら側だ。この日も午前中は非常にいい天気で、とりわけこの散歩タイムの日差しのまぶしいことと言ったらない。ビジターセンターでは前の日にタンチョウヅルが見えたなどとの情報があったが、こんな暑い午前中からツルがうろうろしているわけもなく、湿原の草本も夏のピークを越え枯れ草となりつつあり、なんか白っぽい草を眺めながらの行軍となってしまった。湿原の端っこの林に到着したときには、日陰のありがたさを思い知ったね。

湿原への道すがら、野生動物保護センターがあったので立ち寄ってみた。湿原にはもうほとんどいないと言われるエゾフクロウが保護されたばかりとあって興味深い。人間の目に極力触れぬよう、ケージはシートで覆われており、観察はカメラを通してすることができた。そのほかオオワシも何頭か。猛禽類は大きいし、保護して世話するのも大変であろうなと想像する。しかし、猛禽はかわいいねー。

さて、最後の昼ご飯だ。とはいえ、もう既に魚卵や鮭は食べ過ぎである。これ以上魚卵を取ったらコレステロールが気になる。てなわけでラーメン屋〈まるひら〉へ。市内でも屈指の名店らしく満席だったが、回転は速く無事に席に着けた。鰹だしの醤油ラーメンは昨今の魚粉でごまかした魚出汁ラーメンと違って、奥深い味だった。おいしかったなー。帰国後一番おいしかった&こういうの食べたかったラーメンだ。何の変哲もない醤油ラーメンなんだけど、不思議だな。地域のおばちゃんたちで店を回していたのも興味深かった。創業51年なんて聞くと、偏屈じーさんが厨房の真ん中を陣取ってるイメージが湧いてくるのだが。ひどい偏見!

最後はタンチョウヅル保護センターへ。タンチョウヅルは冬に渡ってくるのだが、夏の北海道でもいるところにはいるらしい。タンチョウヅルは頭頂が赤い、日本のツルらしいツルだ。でもあれと同じ見てくれのやつは北米にも多く分布しているらしいんだけどね。7月に生まれたヒナに餌やりをしている姿が見られたのがよかったなぁ。生まれて二ヶ月もたつとヒナと呼ぶにはもう十分大きくなっていたが、それでもまだ自分で食べないのかと思うと笑える。



無事に空港に戻り、トラブルもなく19時頃羽田着。北海道は自然が多くて良かったなー。また行きたいし、いつか知床岬まで到達できたらいいなぁ。

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