3.10.09

Ben Folds with Boston Pops

Ben Foldsが各地のオケとセッションするシリーズで、ボストンではBoston Pops Orchestraと共演することになったので見てきた。

会場となったBSOのシンフォニーホールは、こぢんまりながら年季の入った木製のイスや壁に飾られた彫刻が美しく、ちょっといい気分にさせられる。ついつい開演前にバーで一杯飲んでしまった。

BPOの面々が舞台に集いチューニングを始めると、観客として気持ちが盛り上がっていくと同時に緊張していく。Ben FoldsとBPOの指揮者が登場すると、割れんばかりの拍手。もう立ち上がっている人もいる。早すぎ。観客にはBPO目当てだろうなと思われる年代と明らかにBen Foldsが目的とおぼしき格好の人々(我々も含め)と雑多混合な印象で、曲は綺麗だが歌詞がひどいことの多いBen Foldsの歌曲はどれを演奏するのか若干疑問であった。そうしたら…初っ端からEffing Town。びっくりした。その後曲の解説を加えながら演奏が進んでいくのだが、常に笑いの絶えないMC及び歌詞であった様子(あんまり聞き取れなかったけど)。

曲だけ聴けば、オケ版はすごいの一言に尽きる。ただ、ロックに近い、アップテンポな明るい曲は、曲想の勢いで盛り上がってしまってオケの良さが伝わりづらいと感じることもあった。あとは、歌謡曲を無理にオケに書き直したせいで無理を感じるというか、ちょっと軽くなっちゃったというか、そんなのもあったな。しかし、やはりオケに合った穏やかな曲が多く、聞かせるなーと思うことが多かった。一番良かったのはSteven's Last Night in Townかな。

コンサートなので観客に歌わせることもあり、今回はNot the Sameでのコーラス。会場を3パートに分けて練習させていたけど、結局は2パートに落ち着いたっけ。客席右半分と左半分で違う指示を出して楽しんでいた。

一通り終わりBPOが舞台からはけると、Ben Folds一人が再登場してのアンコール。ここからはオケの必要ない曲目白押し。ライブおなじみのArmyの合唱では大いに盛り上がった。最後のRockin' the SuburbはCDでは軽く感じてよくスキップしてきたけれど、生で聞くと力がある曲だなーと印象が変わったなぁ。

いやー行って良かった。

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