13.4.18

さーくら、さいたら、一年生

長男が小学校に入学した。入学式の日は晴天に恵まれ、私達と同じように正門へ向かう親子連れの後ろ姿が春の白い陽光の中で眩しかった。

教室に子を送り届けてからは、親は帰る間際に教室で担任の先生の挨拶を受けるまで、完全に傍観者となった。子どもの独り立ちのはじまりだと思った。

入学式は在校生は六年生だけが参加していた。さすがに一年生の倍の年齢だけあって、体格も何もかもほぼ大人なんじゃないかと錯誤してしまいそうになる。全然そんなことないはずなんだけど。
六年生は各教室で新入生に席に案内したり、帽子などの配布をしたり、名札を胸元につけたりしてくれた。また、親に対して確認したいことがあるときに、礼儀正しく「本日はおめでとうございます。お尋ねしたいのですが……」と声をかけてくれる。あとから聞いたところによると、空いた時間では読み聞かせやクイズなどで世話をしてくれたらしい。もちろん、今日この日のために周到な準備をしてきただろうけれども、あらかじめなされた指示をきちんと守り、大人に働きかけて目的を果たせるものだと感心した。入学式の中でも、児童だけで歌と寸劇で小学校の一日を紹介する場面があったが、先生は完全にノータッチだった。ちょっと感動しちゃったなあ。

そしてPTAの選考。係をくじで引いてしまった…。非常にシステマチックに現役員さんが仕切って、あっというまに決まった。別の担当で立候補しようか迷ったんだよね。ただ今年は次男の幼稚園で役員をするので、やるのはやぶさかではないけどできれば来年でとも考えていた。ああ、こんなことなら手を挙げときゃよかった。担当内容は平たく言えばヒューマンリソース。こんなの社会人としても経験ないし、そもそも私は顔と名前を覚えるのはちょっと弱い。全然向いてない。逃げたい。

帰宅後、山程持ち帰った書類を端から記入しながら、今後の不安が頭の中を重量を持って広がっていくのがわかった。適当に見切りをつけて、這々の体で書類を片付けてから(放置しないのが偉いなあ、私。自画自賛)もうムリ、と倒れ込んだ。久しぶりに脳がはちきれそうだった。イベント後の疲れがあったからなおさらだわ。

先週の旅行のことを振り返ったり、今読んでる本をまとめたり、懸案事項をもう少し考えたりしたかったんだけど、しばらくは難しいな。次は幼稚園の新年度イベントだ。
来週後半にはちょっとは楽になるはず。がんばれ、わたし。来週末には誕生日だからそこまでは…! ってもノープランだけど。

そういえば、入学式のその寸劇の中で「ドッキドキドン一年生」を歌ってたんだけど、今でも歌ってんだなーとびっくりした。私が幼稚園児の時にテレビの「ひらけ!ポンキッキ」で流れてた。まだ歌えるぞ。今年の春で(後継の)番組はついに終わっちゃったんだよね。ガチャピンとムックもおつかれさまでした。IPとしていろんな商品にまだ出てくる気もする。


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