15.4.18

1000年前と変わらないものだなあ

更級日記を読み始めた。まだ冒頭だけど、とにかく本を読みたい菅原孝標女にめっちゃ共感する。

十七段の「早く帰って部屋に閉じこもりたい。念願の源氏物語を、寝っ転がって(ここ大事)、一巻から順番に読むんだ…! 最高でしょ?!」とこの時代に文字で表現してるのすごい。
后の位も何にかはせむ。入内するより今こうして読みふけっている方がずっと素晴らしいんだって、とんでもない感覚だ。

さらに「昼も夜もなく読みまくってるから、自然に暗唱しちゃうのすごくない?」とか「今のアタシはお世辞にも器量良しとは言えないけど、年頃になればきっと(儚くて美しかった)夕顔や(薫が入れ込んだ)浮舟の姫君みたいになれるに違いない」とか、若い娘のふわふわした感想が続く。

このあと、大人になって筆者がやるせない日々を送ると文庫裏表紙のあらすじでネタバレされている。だからこその、こんな少女時代なのかもしれない。

2 コメント:

kazuhiro said...

アマテラスは引きこもり、のコピペを思い出した。

そうか。おまえさんの誕生日か。お互いにもう中年だな。
この年齢になると「誕生日!めでたい!」というより、「今まで生きてこれて感謝」という心境になる。
もっと年を重ねるとどういう気持ちになるんだろうね。

今年もご武運を祈る。

fomalhaut said...

わはは,これだね。

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アマテラスは引きこもり、紫式部は腐女子、清少納言はブログ女、紀貫之はネカマ、かぐや姫はツンデレ、
聖武天皇は収集ヲタで正倉院はヲタ部屋、後白河法皇は最新流行の追っかけ、秀吉はコスプレじじぃ、
狂言は第一次お笑いブーム、鎌倉末期は新興宗教ブーム、戦国の茶道は萌え喫茶ブーム
江戸期に入るとエロパロ二次創作がこれでもかってぐらい溢れかえっている。

事の良し悪しは置いといて、日本人は伝統的に変態遺伝子を受け継いでいるのは事実だ。
外国人から指摘されたとしても悪びれる必要はない。堂々と千年変態だと答えればいい。

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どうもありがとう! いや,いくつになったって嬉しいって。
「誕生日おめでとう」って何気なく言ってるけど,その一言には万感の思いが込められてるよ。
自分がここに存在していることをことほぐ言葉だから。
言ってる人はそんな気がなくてもね。

せいぜいmidlife crisisに陥らないように頑張ってこ。
こんなときはエレファントカシマシだよ。エレカシ。いいよ。熱いよ。