20.6.10

Red Sox観戦5回目

 MLBはインターリーグ戦の真っ最中でこの週末は対ドジャース3連戦。来週からRed Soxはロードに出てしまうため、観戦できるのはこれが最後のチャンスである。日曜に元広島の黒田が先発する姿を見たかったが、コンサートの予定があるために土曜のデーゲームの当日券を狙うことに。

当日券を買いに夫に並びに行ってもらい、私は悠々と大臣出勤。このドジャース戦は、かつてRed Soxにいた「いい選手だけどとんでもない問題児」のマニー・ラミレス君がドジャースに移籍した後、初めてのフェンウェイ凱旋とあってかなりの注目カード。普段、チケット売り切れが当たり前のヤンキース戦と同じ状態であり、当日券を買うための整理券が配られたほどだったらしい。が、なぜかその整理券を配っていたスタッフが、外野席のチケットならあるよと言ってくれたという。個人売買!? 購入できたのでラッキー。

普段は並ぶと、開場2時間前にGate Eの当日券売り場で発売開始し、その場で購入してすぐに入場することになる。過去の経験からすると、たいがい内野席の後ろの方(グランドスタンド)になる。外野に比べれば近いんだけど席がめちゃくちゃ狭かったり、スタジアムの柱に邪魔されたりするのに$50からなので、ちょっと割に合わないかなあとも思っていたのだ。外野は$25くらい。まあ選手が遠いと言えば遠いけれど、人間の肉眼はなかなか優秀であり、狭いフェンウェイパークではそれほど小さく見えない。それに、外野席の最大の醍醐味は人間味溢れる観客の応援を見られることだ。悪い言葉が飛び交うのも一興である。

今更ながらフェンウェイパークにまつわるいろいろを見てきた。ひとつは2004年と2007年の優勝トロフィー。電器会社Best Buyの協賛で、トロフィーと記念撮影してその場で写真にしてもらえるのだ。2004年の優勝は確か40数年ぶりで、ドラマ「アリーmyラブ」でもこれにまつわるエピソードがあった覚えがある。 それからジミー少年とテッド・ウィリアムス像。08-09の「地球の歩き方」の表紙にも登場していた。小児ガン患者への支援をするJimmy FundとRed Soxがパートナーシップを結ぶきっかけになった、テッド・ウィリアムスの病気の子供への支援を表している。



球場の周りではFM局が宣伝を兼ねて「K」の文字が入った紙を配っている。投手に三振をとるよう鼓舞するのに掲げたりするわけだが、今回はその裏面に 「Who needs Manny?」の文字が。企業が一個人を攻撃する文章を入れたチラシを配るのはアリなのか? まあいいか。ドジャースファンの人はこれを切り貼りして「need Manny」にしていた。

試合では、このマニー君は4番で出場し、ヒットを打ったりホームランを打ったりと大活躍。ヘルメットから溢れるアフロの後ろ髪が風になびいていた。 問題児だけど4番だけあるなぁ。名前を呼ばれるたびに、外野は大ブーイングと大歓声がわいた。Red Sox側もいい感じで打っていた。が、守備はエラーが目立ったなぁ。2アウトでショートゴロとなった際、外野も含めてベンチに戻る姿勢でショートがファーストに投球したら、もうね、大暴投でしたよ。ファーストではないところに飛んでいった。ちゃんと目の前の仕事に集中して、終わらせてからベンチに帰んなさいよ、と思った。仕事には集中しなきゃいかん。まあ最後に、夫がTシャツを買ったペドロイヤ選手がサヨナラヒットを打って勝ったのでよかったよかった。もみくちゃにされるペドロイヤ君。骨折に注意!


今シーズンは観戦したゲームでは全部Red Soxが勝ったのでよかった。去年、観戦を始めた頃は毎回負けで「デスノート」かと悲しい気持ちになっていたのだが。

最後に残念なのが、私がTシャツを買ったEllsburyがケガ(しかもRed Soxの選手に踏まれてできたケガ)から未だ復帰できていないことと、調子が戻ってきたオルティスのヒットを見ないで終わってしまったこと。テレビを見てるとオルティスはホームランを打っているのに、前日の試合でも打ってるのに、この日はノーヒットでした。やはりデスノート……

まあとにかく、野球観戦を存分に楽しんだ1年であった。次の目標は、ピッチャーの投球の種類を見分けるのと、次に登板してくる投手の予想。まだまだ先が長いなぁ。

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