- 10/31はハロウィン。ボストンはtrick-or-treatingが盛んだとは耳にしていた。それに近隣のSalemはかつて魔女裁判が行われた地でそれ自体は悲劇だが、今ではハロウィンは異形に身を包んだ人々が闊歩する日として有名になったらしい。
- 10月最終の日曜は夏時間daylight saving timeが終わる日。3月最終日曜日から1時間早められてきた時計が元に戻る。午前2時から3時に変わる際、もう一度2時になる。
そんなわけで、セーラムに行ってきた。ボストンから地上を走る近郊列車に乗って約30分の海沿いの街。かつては税関がここにあって、ボストン美術館にたくさんある日本の美術品がみんな通過していったらしい。古く小さな美しい田舎町…であるが、ハロウィンのこの日だけは別格の混雑ぶりだった。
そもそもボストンから電車に乗れない。電車はデッキまで乗客が満載なのに、ホームは電車に乗れない人々で溢れかえり、むしろホームにも踏み込めない乗客の行列が駅構内まで続いていた。電車は増発して30分に1本。それでもなんとかデッキの隙間に滑り込み発車。途中で4駅ほど停車したが、車掌が混雑を理由に乗車を認めない。車掌が停車駅のアナウンスをしようにもマイクまで到達できない始末で、その近辺にいた乗客に代わって駅名を言うように指示。暑い暑いと走行中にドアを開けるなど、なかなかアメリカ的な電車体験だった。
帰りの電車は、掲示されていた臨時スケジュールとは全く関係ない時間に運行していたおかげで座れたからよかったんだけど、こりゃあ運営側は大変だろうなと思いを馳せた。地下鉄に乗り換えて以降も、続々と乗ってくる異形の人たち。今夜は夜通し仮装パーティなんだろう。盛り上がった若者達が突如「星条旗よ永遠なれ」を歌い出したときには、校歌や紺碧が響き渡る週末の高田馬場駅前を思い出して、古今東西変わらないのかもしれないと思った。
この夜は1時間長いことを言い訳に夜更かししようと思ったが、歩き回った疲れからか1度目の2時が終わる前に就寝。翌朝10時までぐっすり眠ってしまった。そういえば、日本語で「サマータイム」と呼んでいるけど、アメリカではdaylight saving timeと言うんだよなぁ。サマータイムはイギリスか。日本語の外来語文化は世界の文化を尊重していていいと思うんだけど、浸りきっているとどこの言語か分からなくなるため、アメリカ英語が席捲しているような国では時々困る。
2 コメント:
すごいな。本場のハロウィン。。。発光ダイオード!
ん?てかハロウィン自体の本場ってどこなんだろうね。
まぁいいや。それにしてもあたしはハロウィンといえばドラキュラ・魔女・オバケの変装をして子供がお菓子を貰いにくるイメージだったのでハロウィンの名の下にキングダムハーツのコスプレをしてTDLを闊歩するコスプレイヤーズなどを苦々しく見ていたのだけど、なんでもありなのね。
ま、ようは楽しければいいって感じ?
それにしても駅で電車に乗れないほど人が繰り出すって。こっちじゃ年末の原宿駅くらいなもんだろうか。
こちらもハロウィンくらいからググっと寒くなってきて、早くも喉をやられたよ。今年は乾燥がひどい気がする。ボストンは空気的には乾いているのかしら?あ、でも海があるからそうでもないのかな?
クラムチャウダーであったまってくれい!
ハロウィンのイベントは非常にアメリカンだと聞いたよ。アイルランドの土着信仰とカトリックが融合してできたイベントらしいけど、どこの国で融合したかはよくわからない。アメリカかなあ…。
信仰を問わないし、今や単純にコスプレを楽しむだけのイベントになっているようだよ。日本のクリスマスに近いんじゃないのかな。
日本の商機を見いだしたい業界の思惑は確かに忌々しいけど、ヒガキヨさんにもらったモロゾフのハロウィンチョコは大変おいしゅうございました。
いよいよ紅葉が枯れ木になってきたよ。冬の入り口にさしかかっています。
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