22.11.09

引きこもり

ここ2週間ほど、去年の冬を思わせるような引きこもり生活をしていた。なんだかすべてのことにやる気を失ってしまったのだった。始まりは夫関連の日本人交流会で数多くの同年代の優秀な女性留学生達に会ったことだった。その境遇をうらやんだものの、そのエネルギーを自分を伸ばすことに向けず、嫉妬する方に費やしてしまった。自分を鍛錬するのは大変だから、うじうじ考えることに逃げたわけですね。でも、負の感情をずっと持ってるのは非常に疲れることで、ついには日常生活にも支障が出る始末。この間、ESLも聴講してる授業も殆ど行かなかった。食事も一日一食ほど。とはいえ、さすがに冷蔵庫から食糧がなくなると夫が飢えてしまうので、やっと買い物に出かけ、思いつきで生の栗を買い、その晩に渋皮煮をしてみた。

作業療法と言うのだろうか。渋皮煮のための栗の皮むきは手間がかかる。無心になって鬼皮を剥き、爪楊枝で筋を取り続けているうちに、記憶にたまっていたものがだんだん薄れてきた。悩みが解消するわけではないが、忘れてきたというか、その苦しい気持ちが霞んできた。そういえば、料理はストレス解消には有用だよなぁ。無心になって体を動かすのは楽しいもんだ。この日記を書くためのタイピングも、打っては訂正してはしているので、指の運動になり似た効用をもっている気がする。

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