27.9.10

連日雨は困る

洗濯ができないじゃないか。我が家の洗濯機には乾燥などという高級機能はついていないのでござる。

二三先の駅に区立図書館がある。だいたい図書館に行くのに電車代を払わなくてはいけないのは癪ではあるが、徒歩圏内には小さな書店しかないのでやむなく遠征した。きれいでびっくり。最近オープンしたばかりらしい。まだ住民税も払ってないのに悪いねーと思いつつもいろいろ借りてみた。カードの作成申請用紙とともに本を抱えてカウンターへ。そしたら、チェックアウトは機械でやってね☆とスマイル0円。基本的に全部セルフチェックアウトだった。すごいね。よくよく見ると、機械の近所で係員が目を光らせていて、ちょっと戸惑っているとすぐに寄ってくる。別にほったらかしってわけじゃない。ちなみに返却はあちこちにあるブックポストへ。ここも対人のやりとりはない。あまりに人間が介在しないのを目の当たりにして、浦島太郎状態になってしまった。まあ不便がないからいいんだけど。ついでに、館内で閲覧した本も係員が片付けてくれるといいなぁ。

そういえば先週はDVDも借りた。久しぶりに映画を見るとおもしろいね。とは言っても2時間強を続けては見られず、1時間過ぎたあたりで休憩が必要だけど。

ミスティックリバー… 「オトナのStand by me」とかアオリ文がパッケージについてるけど、そんなノスタルジックでいい気分になれる話じゃないな、これ。ただのサスペンスじゃないか。舞台はボストン北部のMystic Riverで、車で近所まで一度だけ行った。近所に地上を走る地下鉄の駅もあるけど、きっとその近辺には何にもないだろうと思って行ったこともない。あんまり交流がないエリア、そんな感じそのままのお話であった。そんな町で生まれ育った3人の少年が、ある日遊んでいるときに起きたちょっとした事件をきっかけに疎遠になってしまった。3人はそれぞれの人生をたどって大人になり、うち一人の娘が殺された事件をきっかけにその関係が変わっていく。その辺の描き方が小出しというか、少しずつ少しずつ明らかになっていく流れが秀逸だと思った。しかしながら、そのささやかすぎるために、役者の顔の見分けが付かないうちはかなり混乱したけど。まあそんなのいつもの話だ。台詞でみんな解説してしまう映画だとどこかで読んだけれども、全然そんなことはない。映像や役者の芝居から話を読み取っていく映画らしい映画。ちなみに原作者は「Shutter Island」の作者でもある。こっちもボストン沖が舞台。帰国前に見たかったな。作者はドチェスター出身。

ダークナイト…悪役がやばすぎておもしろいとの評判を見たので借りた。とんでもないサイコパスだった。びっくら。「ミスティックリバー」よりは台詞が短かったため、字幕を読むのが面倒だったし、聞き取るために音量を上げていたら、突然の場面転換でどんぱち始まっちゃったときの爆発音のすごさよ。仕方ないのでまたどんぱち中は音量を下げ、会話シーンになったら音量を上げ、とリモコンを操作する親指が腱鞘炎になるかと思った。そして結局は字幕を読んだ。ちなみに転た寝していた夫によると、この映画の8割は「ばらばらばらどかんどしゅんげしゅしゅしゅ」「ぼそぼそぼそぼそ」「ばーんどがぐしゅーん」「ぼそぼそぼそ」だったらしい。よく居眠りできたな。まあそれはともかく、冒頭からサイコパスの悪役にしてラスボスのジョーカーが悪行の限りを尽くした上にマフィアと組んだんだけど、新しく着任した地方検事が武闘派だったからそろそろ引退したいと悩み始めたバットマン、あれやこれやで結局自分が出張ってジョーカーを捕まえ、警察に引き渡したらジョーカーが地方検事とその恋人を爆薬とともに閉じこめてると挑発、急いで彼らを救出に向かった最中に警察署は爆破されるは、組んだマフィアのボス的な立場の人(こいつも一度香港に高飛びしたのにバットマンがアメリカへ連れ帰ってきた)とともに逃げ出すは、ここまでで1時間ってあと半分以上残ってるの!? 的な、すでに心臓がどきどきしすぎてひっくり返って一周したので、その後は比較的穏やかに鑑賞できた。漫画原作らしいおもしろ映画でした。アメリカのあのどでかいトレーラーを使ってのカーチェイスはアメリカらしい物量作戦映像で、やりすぎだろと見ていて笑えた。

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