29.11.09

生活リズムが「乱れて」いるのではなく人と違う時間帯で固定してるだけ

近隣で比較的大きなモールであるバーリントンモールへ行ってきた。さすがセールの週末だけあって、駐車場がほぼ満車かつ空きスペースを求めてうろうろする車多数。こんなに混んでるのを見るのは初めてだ。セールと全く関係なく、タルトストーンとか靴とか買った。タルトストーンとは何ぞやと、理解され辛くて大変だった。最終的に、「ああ、あのビーズね~」と理解してくれたが。商品名はPie weightだった。そもそも「タルト」という言葉は通じないことが多い。なんでも「パイ」って呼ぶな。重しを乗せて焼くのはタルトだけだろと、タルトのクッキーの台とパイ生地は違うだろと、もうちょっと他国の食文化を見習えと、アメリカの食文化に言いたい。まあアメリカのパイは重しを載せるような一手間はかけないけどね。

そういえば、アメリカでは店に入るとすぐに店員が声をかけてくる。帰る人や精算をするときにもHave you found everything you want? などと尋ねてくるのだが、それに対して毅然とNo, not yet! と答えるアメリカ人を見た。こういう定型文的挨拶では日本語と同じく、まあまあ、などと適当に濁すもんだと思っていたので、返答が正直過ぎて笑えた。まあ確かに、世間がセールだからといって買い物に出かけても、自分が必要としている物がないと、何も得る物なく終わることはしばしばあるよなぁ。

帰りに信号待ちの交差点で交通事故を見てしまった。交差点に進入する車Aの左側からつっこんでくる車Bがあって、車Aは前面のライトからバンパーまでえぐれた。エンジンルームまでは影響なさそうだったけど、車体右側でかろうじてくっついているバンパーはぶらぶらしており、そのまま運転したら整備不良で警察に捕まるレベル。車Bはぶつけた瞬間に急停止し、3分ほど立ち往生した。運転手はさぞかし放心していたことだろう。運転、気をつけないといかんね。

このモールには本当は前日に行く予定だったが、起きたら午後2時だったので諦めた。ちなみに就寝時間は午前5時頃。この2週間あまりの引きこもり生活で、睡眠時間が5-14時で落ち着いてしまった。午後に起きて、夕飯を作って、だらだら過ごすとなぜか朝5時になるのだ。で、翌日はがんばって12時に起きて今回のバーリントンモールまで出かけたのだった。モールでは人混みもあってかなり無駄に歩き回り、帰宅してご飯を食べてすぐに就寝、そして午前2時半起床、そのまま起きて今7時。今日この後もがんばって起きていれば常人の生活時間帯に合わせられるかな。

昨日、余っていた栗の渋皮煮でタルトを焼いた。フィリングはアーモンドクリームであるが、栗はあんまりタルトに合わないね。栗もフィリングも台も、味がすべて同じ方向でつまらない。それぞれから砂糖の甘さを感じる。その前に焼いた洋梨のタルトの方が、洋梨自体の味が残っている分おいしかったなぁ。

27.11.09

引き続き休み

今日はサンクスギビング。1620年にプリマスに到着したピルグリム達が、なぜか英語を話せるネイティブアメリカンと出会い、その年の厳しい冬を彼らの助けで乗り越え、翌1621年の秋は大豊作になったのでみんなでパーティーしました、ってのが始まり。去年も同じ事書いたな。家族が集まって七面鳥とかサツマイモの蜂蜜煮を食べる日で正月の感覚に近い。明日はブラックフライデーとして全米でセールが始まる日。日本で1/2にデパートの初売りと冬のバーゲンが始まるようなもんだ。

今年は何もしていない。なぜかローストビーフを焼いてみようと昨日肉を買った。が、ローストビーフの秘訣は肉の内部まで室温に戻してからローストすることらしい。本日の起床時間、15時。室温に戻すのにかかる時間、5,6時間。今日中に食べられる目算、ない。

というわけで、今晩は先月イギリスから買って帰ってきたM&Sのラムカレー用スパイスを使ったラムインドカレー。しかも特筆すべきは、夫がすべて調理した! 作ってもらえるご飯はおいしかったなぁ。

ところで、ブラックフライデーと翌月曜、サイバーマンデーとしてオンラインショッピングのセールが始まる月曜は二大セールデーと親しまれてきた。前者のブラックフライデーは今も健在で、チェルシー系のアウトレットは午前0時にオープンしたし、Old NavyというGAPの廉価版衣料品店は午前3時に開店すると盛んにテレビCMが流れている。アウトレットの人は一年で一番忙しい日だろうな。後者のサイバーマンデーについては、かつてはネットを会社で見るので、この木曜から始まるサンクスギビング休暇が開けて初出勤する月曜にターゲットを合わせていたのに由来する。しかし今やどこでもネットにつなげられるから、サイバー「マンデー」の重要性が薄れている様子。確かに翌週月曜まで待っていたら商機を失うね。

今週、アマゾンがブラックフライデー特集として毎日決まった時間からセールをしている。我が家も1つ便乗して注文してしまった。それは掃除機ルンバ。約$200の提示だったのでついうっかり。我が家はそんなに広くないので不要といえば不要なのだが、日本で75000円と聞いたら、値引率を非常に重要視する我が家の財務省が決断した。1年半で壊れる、日本で修理不可ということだが、まあその辺を加味しての$200だなぁ。本当は今日、フードプロセッサーも注文しようとしていたのだが、気がついたら注文可能時間が終わってしまった。残念。

26.11.09

出鼻をくじかれる

サンクスギビングの前日、昼前にリスケされた聴講授業に行こうといつも通り車に乗ってエンジンをかけると、点火しない。以前、バッテリーが上がったときにしたようなカチカチという音もしない。3日前には普通に乗ったのに! とりあえず誰かに見てもらわないといけないと、近所の日本人がいるauto shopを調べたら塗装・板金屋であった。自動車整備をしてくれるところを探さねば、と半ばパニックになっているうちに、夫がオンラインでAAA(JAFみたいなもの)に加入し、直後に電話して助けを呼んでいた。オペレーターは原因はバッテリーじゃないか、車種からエンジンが壊れることは考えにくいと言ってくれたが、不安で仕方がない。で、1時間後にメカニックが到着し見てもらうと、バッテリーの寿命だとのこと。自分でバッテリーを買って交換するか、今自分が交換するかどうするかと聞かれるので、もちろんお願いする。そしたらあっという間に終わった。メカニックの車には多くのバッテリーが積んであってすぐに対応できるようだ。約$120。AAAにもっと早く加入しておけば心配いらずだったなぁ。実に頼もしいサービスだ。

結局大学には行けず、車の調子を見ながら〈UBURGAR〉へ行き、普通のハンバーガーとビッグパピー(RedSoxのオルティス選手の愛称)と言う名のハラペーニョソースバーガー、フレンチフライをテイクアウト。野菜が適度に挟んであり、ソースもそんなに多くなく、非常に健康的な味だった。美しいマクドナルドて感じ。フライドポテトはもっと塩辛いのが好きなんだけどな。それにしても、ハンバーガーは健康的な食べ物だと思う今日この頃。

25.11.09

BSO

2週間前に思いつきで買ったBSOのチケットのコンサートへ行ってきた。Boston Symphony Orchestraという団体の演奏をSymphony Hallで聞く、といった体は初めてだ。BSOの演奏は夏のTanglewood以来だし、殆どメンバーが同じだけれども先日のBen Foldsと共演したのはBoston Popsである。シンフォニーホールの音響の良さはベンフォールズの時に十分に分かったので、てきとーにとったチケットとはいえ結構楽しみであった。何しろチケットは一人$20、破格であるよ。40歳未満ならばこの$20チケットが買える。若い人にもっと来てほしいんだろうなぁ。

そしたら、いつの間にか指揮者が交代しておりそれに伴って2曲目も変更されていた。まあ今回の目当てはバイオリンコンチェルトでソロを務めるJoshua Bellであり、そこんとこは変わりなかったのでよい。夏のTanglewoodで見たときには彼が有名な演奏者であることを知らなかったために、演奏後に握手を求めるファンの数にびっくりした。かっこいいのも人気の秘密だと思われる(写真は無断引用です)。この人、youtubeにWashington Post紙の企画で、駅の片隅で演奏したら何人立ち止まってくれるかを試した動画がある。都会は冷たいけど、さすがたくさん人がいるね、と思ったもんだ。


曲目は以下の通り。
  1. DEBUSSY Prelude to The Afternoon of a Faun
  2. STRAVINSKY The Firebird (1945 suite)
  3. BRAHMS Violin Concerto
寸感:一曲目はハーモニーが美しく響き、さすがBSOとうならずにはいられない。新緑が萌える5月の草原て感じ。二曲目はバレエのBGMを全部まとめてひとつの曲にしたもの。1946年には作曲者のストラビンスキーが自らBSOで指揮を執ったらしい。ちなみにBSOは来年、創立130年を迎える。この曲で指揮者が本領発揮 。狭い指揮者の台をめいっぱい動き回って、盛り上がりのところではジャンプした。着地後、客席がざわついたのが印象深い。直前の曲目変更のためか、一曲目に比べて和音に荒さを感じる。で、お待ちかねの三曲目はさすがブラームスと思わせる大曲。ソリストの動きの激しさに、指揮者は少しなりを潜めた様子。

クラシックこそCDで聞くのではなくコンサートに行くべきだと思う。CDの演奏はうまいけれども(市販のCDでもヘタクソなやつもあるが、それはまた別の話)、小さなスピーカーからを通すとそれだけ狭められる気がする。少なくとも家の15cm*8cm×2個のスピーカーは小さすぎる。5.1chの音響システムを使うと違うかもしれない。いいイヤホンを使うと、例えばバイオリンが右手前から、ホルンが正面から、トランペットが右奥から聞こえてくるのがわかる点でスピーカーに勝るけれども、演奏している姿が見えないのが決定的だ。その点コンサートは自分の視界一杯から音が聞こえてくるし、演奏家が見えることもあってそれぞれの楽器の音もわかりやすい。ひいては各楽器が担うフレーズが際だち曲が立体的に感じられる…気がする。

それと、クラシックでも聞いていられる曲と聞き続けるのにエネルギーが必要な曲があるとつくづく思った。旋律があってそれを補佐するように伴奏がある曲と、どこにメインのメロディーがあるのかわからない曲。前者はわかりやすいし、もしその旋律が自分のツボにくると、もう100回でも聞いていられる。その点ブラームスは偉大だと、今日の演奏を聞いていて思ったのだった。三楽章とも楽しく聞けたもんなぁ。口ずさみながら聞ける感じ。そのほか例えばブラームス交響曲1番なんてコンサートの定番だけど、定番になるだけのことはある。

好きな曲と言えば、ドボルザークの交響曲5番もそうだ。この曲はマイナーすぎてなかなかCDが売られていない。かつて2chのどのCDを買うべきかスレみたいなところでおすすめのCDを教えてもらったもんだ。ちなみに、この曲を認識したのは「のだめカンタービレ」からであった(日本編のニナ・ルッツ音楽祭で選抜オケが演奏した曲目の1つ)。いろいろ書いてきたが、きっかけはそんなもん。

22.11.09

引きこもり

ここ2週間ほど、去年の冬を思わせるような引きこもり生活をしていた。なんだかすべてのことにやる気を失ってしまったのだった。始まりは夫関連の日本人交流会で数多くの同年代の優秀な女性留学生達に会ったことだった。その境遇をうらやんだものの、そのエネルギーを自分を伸ばすことに向けず、嫉妬する方に費やしてしまった。自分を鍛錬するのは大変だから、うじうじ考えることに逃げたわけですね。でも、負の感情をずっと持ってるのは非常に疲れることで、ついには日常生活にも支障が出る始末。この間、ESLも聴講してる授業も殆ど行かなかった。食事も一日一食ほど。とはいえ、さすがに冷蔵庫から食糧がなくなると夫が飢えてしまうので、やっと買い物に出かけ、思いつきで生の栗を買い、その晩に渋皮煮をしてみた。

作業療法と言うのだろうか。渋皮煮のための栗の皮むきは手間がかかる。無心になって鬼皮を剥き、爪楊枝で筋を取り続けているうちに、記憶にたまっていたものがだんだん薄れてきた。悩みが解消するわけではないが、忘れてきたというか、その苦しい気持ちが霞んできた。そういえば、料理はストレス解消には有用だよなぁ。無心になって体を動かすのは楽しいもんだ。この日記を書くためのタイピングも、打っては訂正してはしているので、指の運動になり似た効用をもっている気がする。