長男が小学校に入学した。入学式の日は晴天に恵まれ、私達と同じように正門へ向かう親子連れの後ろ姿が春の白い陽光の中で眩しかった。
教室に子を送り届けてからは、親は帰る間際に教室で担任の先生の挨拶を受けるまで、完全に傍観者となった。子どもの独り立ちのはじまりだと思った。
入学式は在校生は六年生だけが参加していた。さすがに一年生の倍の年齢だけあって、体格も何もかもほぼ大人なんじゃないかと錯誤してしまいそうになる。全然そんなことないはずなんだけど。
六年生は各教室で新入生に席に案内したり、帽子などの配布をしたり、名札を胸元につけたりしてくれた。また、親に対して確認したいことがあるときに、礼儀正しく「本日はおめでとうございます。お尋ねしたいのですが……」と声をかけてくれる。あとから聞いたところによると、空いた時間では読み聞かせやクイズなどで世話をしてくれたらしい。もちろん、今日この日のために周到な準備をしてきただろうけれども、あらかじめなされた指示をきちんと守り、大人に働きかけて目的を果たせるものだと感心した。入学式の中でも、児童だけで歌と寸劇で小学校の一日を紹介する場面があったが、先生は完全にノータッチだった。ちょっと感動しちゃったなあ。
そしてPTAの選考。係をくじで引いてしまった…。非常にシステマチックに現役員さんが仕切って、あっというまに決まった。別の担当で立候補しようか迷ったんだよね。ただ今年は次男の幼稚園で役員をするので、やるのはやぶさかではないけどできれば来年でとも考えていた。ああ、こんなことなら手を挙げときゃよかった。担当内容は平たく言えばヒューマンリソース。こんなの社会人としても経験ないし、そもそも私は顔と名前を覚えるのはちょっと弱い。全然向いてない。逃げたい。
帰宅後、山程持ち帰った書類を端から記入しながら、今後の不安が頭の中を重量を持って広がっていくのがわかった。適当に見切りをつけて、這々の体で書類を片付けてから(放置しないのが偉いなあ、私。自画自賛)もうムリ、と倒れ込んだ。久しぶりに脳がはちきれそうだった。イベント後の疲れがあったからなおさらだわ。
先週の旅行のことを振り返ったり、今読んでる本をまとめたり、懸案事項をもう少し考えたりしたかったんだけど、しばらくは難しいな。次は幼稚園の新年度イベントだ。
来週後半にはちょっとは楽になるはず。がんばれ、わたし。来週末には誕生日だからそこまでは…! ってもノープランだけど。
そういえば、入学式のその寸劇の中で「ドッキドキドン一年生」を歌ってたんだけど、今でも歌ってんだなーとびっくりした。私が幼稚園児の時にテレビの「ひらけ!ポンキッキ」で流れてた。まだ歌えるぞ。今年の春で(後継の)番組はついに終わっちゃったんだよね。ガチャピンとムックもおつかれさまでした。IPとしていろんな商品にまだ出てくる気もする。
13.4.18
31.3.18
写真楽しい
何年かぶりに写真を撮ろうと思って撮った。今ではiPhoneできれいに写るので、手軽だしいいかと思ってた。けど、やっぱやり始めると物足りなくなる。
iPhoneのカメラにはポートレイトモードというのがある。手前に焦点を合わせ、被写界深度を浅くして、遠景をぼかすのを自動でやってくれる機能だ。しかし、発動するために焦点は2.5m程度に持ってこないといけない。したがって、手前をぼかして後ろにピントを合わせるということができない。
当然だけど、普通のカメラなら任意の場所にピントを合わせられる。
左の写真の構図で試してみたかった。

舞鶴公園内にいろいろなインスタレーションを設置した青空美術展のようなイベントが催されていた。とりわけ草間彌生の南瓜には多くの人が足を留めていた。水玉模様が目立つかなと想像していたけど、さまざまな桜の色味の中で、わりとひっそりとしていたように思う。
オオシマザクラなどの白っぽい山桜の系統に目を奪われる。若葉の緑が添えられると、背景の青空に白い花弁がいっそう映える。
ソメイヨシノも遠目には白っぽいけども。
春入桜花満山白(「芳野懐古」梁川星巌)
ってくらいだし。
でもそこは違うんだな。
おもちゃの廃材による作品。考えてみればこういうアイディアは見たことなかった。
iPhoneのカメラにはポートレイトモードというのがある。手前に焦点を合わせ、被写界深度を浅くして、遠景をぼかすのを自動でやってくれる機能だ。しかし、発動するために焦点は2.5m程度に持ってこないといけない。したがって、手前をぼかして後ろにピントを合わせるということができない。
当然だけど、普通のカメラなら任意の場所にピントを合わせられる。
左の写真の構図で試してみたかった。

舞鶴公園内にいろいろなインスタレーションを設置した青空美術展のようなイベントが催されていた。とりわけ草間彌生の南瓜には多くの人が足を留めていた。水玉模様が目立つかなと想像していたけど、さまざまな桜の色味の中で、わりとひっそりとしていたように思う。
オオシマザクラなどの白っぽい山桜の系統に目を奪われる。若葉の緑が添えられると、背景の青空に白い花弁がいっそう映える。
ソメイヨシノも遠目には白っぽいけども。
春入桜花満山白(「芳野懐古」梁川星巌)
ってくらいだし。
でもそこは違うんだな。
おもちゃの廃材による作品。考えてみればこういうアイディアは見たことなかった。
29.3.18
春はスタートダッシュ
子どもたちのお勉強界隈はもう新年度に入っているようで、今週から急に回される答案の量が増えた。しかも、締切に間に合っている物が大半だ。これまでは白紙の多かった感想欄もきちんと埋められている。すばらしい。なので、そのお返事もいろいろ書きたくなってしまう。うぜえな、とか思われてるかもしれないけど、フィードバックはないので書き逃げである。
浪人していた時4月の最初の授業で英語の講師が「春はスタートダッシュしてすぐ失速するよね」という話をしながら黒板にグラフを書いた。最速降下曲線の図だ。仮面ライダービルドで第一話でだけ出てきた、必殺技の滑り台キックに使われた数式である。y軸の途中から始まって、ちょっとだけ山を描いたらすぐに下降する。類似品はいろいろあるだろう。広島カープの4月とか(近年はそうでもないだろうけど)。
暖かくなれば体温も上がり、鬱屈していた冬から抜け出した喜びを全身で感じたいもの。いいじゃないの、スタートダッシュ。最初の踏み切りが大事。その後は沈んでもまた浮上すればいい。
さあて、図書館行ってくるかね。延滞本を返しに。仕事が完了すれば足も軽いってなもんよ。窓の向こうの微粒子(花粉、PM2.5でやばい!)が溶け込んだ薄水色の空が眩しいぜ。
浪人していた時4月の最初の授業で英語の講師が「春はスタートダッシュしてすぐ失速するよね」という話をしながら黒板にグラフを書いた。最速降下曲線の図だ。仮面ライダービルドで第一話でだけ出てきた、必殺技の滑り台キックに使われた数式である。y軸の途中から始まって、ちょっとだけ山を描いたらすぐに下降する。類似品はいろいろあるだろう。広島カープの4月とか(近年はそうでもないだろうけど)。
暖かくなれば体温も上がり、鬱屈していた冬から抜け出した喜びを全身で感じたいもの。いいじゃないの、スタートダッシュ。最初の踏み切りが大事。その後は沈んでもまた浮上すればいい。
さあて、図書館行ってくるかね。延滞本を返しに。仕事が完了すれば足も軽いってなもんよ。窓の向こうの微粒子(花粉、PM2.5でやばい!)が溶け込んだ薄水色の空が眩しいぜ。
23.3.18
弁当ウイークの終わり
春休みに入って、子供らを園の預かりに送り出すために久々の毎日弁当(作成)週間を送っていた。去年までは毎日お弁当を作ってたけど、今では週二回だから、毎日用意する楽な方法をすっかり忘れてしまった。大変だったー。しかもちょこちょこ夫の分も加わったので、考えることが増えた。
夫は気を遣ってくれて、子供の弁当日にだけ頼んでくる。なので、できるだけ彼の好みを取り入れようと思うのだけど、尋ねても尋ねても鶏の照り焼きしか出てこない。簡単だからいいんだけどさ。でも紅生姜は外せないんだって。よくわからん。
なお、子供だけのときは私の独断で決める。あの子ら食べ過ぎだから、こっち主導でやってかないとキリがない。
わっぱの弁当箱を導入したので、ついでに自分の分も詰めた。いやーインスタ蝿になれるね! それに、吸湿・放散がいいわ。プラ弁当箱ではどうしても水分と油分が海を作るからなー。やはり時代はプラスティックフリーであるよ。
大館のふるさと納税でもらったので、もう東北に足を向けて寝られない。ふるさと納税バンザイ! でも4月に引っ越した場合はワンストップ特例できないから注意。確定申告へ行かねばならぬ。ああ、2年後、また同じ過ちを犯しそう。
夫は気を遣ってくれて、子供の弁当日にだけ頼んでくる。なので、できるだけ彼の好みを取り入れようと思うのだけど、尋ねても尋ねても鶏の照り焼きしか出てこない。簡単だからいいんだけどさ。でも紅生姜は外せないんだって。よくわからん。
なお、子供だけのときは私の独断で決める。あの子ら食べ過ぎだから、こっち主導でやってかないとキリがない。
わっぱの弁当箱を導入したので、ついでに自分の分も詰めた。いやーインスタ蝿になれるね! それに、吸湿・放散がいいわ。プラ弁当箱ではどうしても水分と油分が海を作るからなー。やはり時代はプラスティックフリーであるよ。
大館のふるさと納税でもらったので、もう東北に足を向けて寝られない。ふるさと納税バンザイ! でも4月に引っ越した場合はワンストップ特例できないから注意。確定申告へ行かねばならぬ。ああ、2年後、また同じ過ちを犯しそう。
10.3.18
卒園おめでとう
ついに長男が幼稚園を卒園した。ずっと夢見ていた、幼児からの卒業だ。
幼稚園時代の三年間の成長には、正直、ここまでの六年間で最も驚きが満ちていた。大人から見てわかりやすい、ということにはなるが、例えば年長のたった一年間だけでも、背が伸びてぐっと頭身が上がった。友達同士でルールに則って遊ぶことができるようになった。決まりを友達同士教え合ったり、困っている子に声をかけることもできるようになった。私の叱り方に矛盾があれば、指摘して反抗するようになった。自分の怒りが不快なときに生じるものだと客観的に捉えるときもあるようだ。
あと一年すれば、もっと話が通じるようになる、このきかん坊と意思疎通できるようになる。そう期待して早六年。確かにちょっとは通じるようになったが、代わりにお釣りが返ってくるようになった。与えた熱量だけ、正にも負にも。そのうち、本格的に反抗期が来て戻り値はランダムになるのだろう。
三人乗り電動自転車の前の座席をカゴに替えようかと考えている。後部座席は6歳まで。もう長男は卒業なのだ。今後は次男がその場所を引き継ぐ。けれども、今はまだ自力でボルトを緩められる気がしない。
自転車から子供用の座席を完全に取り外すことになるのは二年後だ。その日を私は心穏やかに迎えられない気がする。早くここから降りてとずっと願ってきたのに、いざその時がくると、寂しくて仕方ないんだろうと思う。
本当に、ずっと願ってきたのにな。
幼稚園時代の三年間の成長には、正直、ここまでの六年間で最も驚きが満ちていた。大人から見てわかりやすい、ということにはなるが、例えば年長のたった一年間だけでも、背が伸びてぐっと頭身が上がった。友達同士でルールに則って遊ぶことができるようになった。決まりを友達同士教え合ったり、困っている子に声をかけることもできるようになった。私の叱り方に矛盾があれば、指摘して反抗するようになった。自分の怒りが不快なときに生じるものだと客観的に捉えるときもあるようだ。
あと一年すれば、もっと話が通じるようになる、このきかん坊と意思疎通できるようになる。そう期待して早六年。確かにちょっとは通じるようになったが、代わりにお釣りが返ってくるようになった。与えた熱量だけ、正にも負にも。そのうち、本格的に反抗期が来て戻り値はランダムになるのだろう。
三人乗り電動自転車の前の座席をカゴに替えようかと考えている。後部座席は6歳まで。もう長男は卒業なのだ。今後は次男がその場所を引き継ぐ。けれども、今はまだ自力でボルトを緩められる気がしない。
自転車から子供用の座席を完全に取り外すことになるのは二年後だ。その日を私は心穏やかに迎えられない気がする。早くここから降りてとずっと願ってきたのに、いざその時がくると、寂しくて仕方ないんだろうと思う。
本当に、ずっと願ってきたのにな。
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