26.6.09

氷河地形系ナショナルパーク行脚 その1

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5/29-6/14のイエローストーンNPおよびアラスカ旅行を振り返る。
写真のみはこちらから
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▼5/29 Fri

4.05pmイサカ発,デトロイト経由でソルトレークシティまで向かう。イサカ空港では座席が3席*12列のプロペラ機が待っていた。初めて乗ったよ,プロペラ機。めちゃくちゃ揺れるよ,プロペラ機。着陸時には,生きてて良かったと思った。デトロイトからは6席*40列の普通の飛行機だったが,一度呼び起こされた恐怖心はなかなか消えず辛い数時間を過ごした。現地時間8.00pm着。この日は空港そばのホテルで一泊。



▼5/30 Sat

ソルトレークシティからイエローストーンNPまでは約600km。空港でレンタカーを借り,一路北へ。イエローストーンNPのすぐ南にあるグランドティトンNPを目指す。

今回の旅の前半は,自然しかないとウワサのアラスカに向けた,自然と闘う準備でもある。とは言っても,キャンプ等をするわけではない。主に食事面で,事前に食パン等を買っておいてランチにするという計画だ。ドラッグストアで日焼け止めと水を,スーパーで食パン・チョコスプレッド・味付きツナパック*2・ベイビーキャロット・バナナ・フルーツゼリー6個パックを購入。宿泊するキャビンには冷蔵庫も電子レンジもないため,要冷蔵ものは却下。

この両ナショナルパークは入場料が共通で1週間有効だ。グランドティトンから入ると,イエローストーンへ北上する道は一本しかないので,気がついたら次のナショナルパークへ入っている感じ。看板はあるので,明確な境界はあるのだが。


グランドティトンは,ティトン山脈と大小さまざまな湖,そこから流れ出す川が織りなす風景が美しい国立公園だ。一方,イエローストーンは大昔の火山のカルデラが,今は森となっているようなところ。また,マグマが地表近くまで上ってきているため,間欠泉(ガイザー)や温泉(というよりも熱泉)が見られる。全世界の60%のガイザーがここにあるらしい。また,硫黄泉のため,硫化水素をエネルギー源とする細菌が生息しているという。この細菌は,地球上に酸素が行き渡る以前から誕生していたと言われている。

野生動物は,両公園ともバイソン・エルク・ムース・ブラックベア・グリズリー等が生息している。

アイダホフォールで街の中心を流れる川のような滝のような,やっぱり川に立ち寄り(写真上左),いろは坂なんぞ目じゃないほどのおそろしい峠を越えて,グランドティトンに到着したのは5.00pm。

なんやかんやで7時間ほどの運転だったが,ティトン山脈の景色に疲れが吹き飛んだ。途中で小さな湖の脇のビューポイントに立ち寄ったり,とろとろドライブしながらイエローストーンに入ると,急に気温が下がった! 標高が高いこともあり,時折残雪を目にする。

この日の宿泊地である,イエローストーンレイクを目指しながら,途中,海沿いにホットスプリングが見られるウエストサムへ立ち寄る。8.00pmを過ぎており,誰もいない。駐車場から板張りの遊歩道が敷いてあるので,散歩気分でいくつもの温泉が見られる。泉の特に温度の高い部分は青色で,低くなるにつれ黄色・赤色・黒色と遷移するが,これはバクテリア(青・黄)や藻(赤・黒)などの色。寒く,硫黄臭かったので早足になってしまった。ホテルに入り,食パン的夕飯を食し就寝。

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