27.7.19

のだめカンタービレ

帰省時の楽しみの一つに、家に置いてきた漫画を読み返すことがある。
それで今回は「のだめカンタービレ」を読み直したのよ。いやーおもしろかった。2008年発刊の21巻までしか持ってなくて、そういえばその後に渡米して途切れてしまったのだった。
最終巻の25巻までの四冊を求めて、台風が近づき土砂降りの中を、本屋六店舗ほど渡り歩いてしまった。けれどさすがに10年前の本はもう書店にはないのね。ブックオフを三軒回って揃えたよ。
本編最終回の23巻はきれいにまとまったし、おまけの番外編はかなり詰め込まれててお腹いっぱいだわ。

指揮者になりたいという明確な目標があって、最短距離を走り続ける努力もしているのに、PTSDのために海外に出られないという致命的な弱点をもつ千秋が苦悩するところによく自分を重ねていたことを思い出す。年も千秋が少し上だった頃のことだ。こんなことをしていて何になるのだろうって楽譜を破り捨てる場面に切なくなりつつも共感した。留学を終えて帰国して、就職市場的な価値が自分に全くなかったことに絶望していたから。就職しても、これが何になるのだろうと思っていた。そしてその後、夫の留学についていってしまったから、ある意味では逃げたのだ。Ruiと千秋のコンツェルトを聴いたのだめが突然プロポーズしてしまったように。私は千秋にはなれなかった。
だから、パリ編以降は心の距離が離れてしまい、読みかけでもいいと思ったんだろう。完結まで残りたった二冊なのに、ほっぽらかしになっていたのだ。

それから10年ほどたった今、たまたま家にあったから読み返してみた。
驚くことに、純粋に漫画の内容を楽しんでしまった。そうして、二ノ宮知子は好きだったなということを思い出した。
才能に惚れ込む関係は好きだ。先天的に備わった能力を昔はただ羨ましいと思っていたが、今では、発揮されたいわゆる「才能」が、降って湧いた幸運にだけに支えられたものではないと知っている。たゆまぬ努力と誰かの支えがあってこそ成立するものだ。
だからこそ、一番大事な局面での選択を自分自身で為していけるし、その先へと進むことができるのだろう。

今回まで読み残していた二冊では、あれほど音楽から逃げ回っていたのだめが、音楽と生きる覚悟を少しずつ決めていく。
二度目のサン=マロのコンサート開会を宣言するラストにおいて、かつてと同じセリフであっても、告げるのだめの見ている景色はさらに鮮やかだったと思う。

また、劇中で千秋が幾度となく説明する音楽の解説が、のだめといっしょにだんだんと私の中で意味をなしていけるのがとてもよかった。コンセルヴァトワールのアナリーゼ初回のクラスではちんぷんかんぷんだったのにな。
また、そうやって解説される中で、過去の偉大な音楽家たちの創作上の意図に、なんとなく共感できるものもあり、目がさめるような思いにもなった。

キャラクターの言動について、ポリコレ的には若干の危うさを感じる部分もあったが、20年の月日が流れたことの証左でもある。現代ならいくつかは描き直されるかもしれないな。

17.6.19

積んでる

図書館がこれからしばらく閉館になるので、半月くらい借りていられる。が、読みきれないな。うーむ。

偶然の科学はやっと半分まできた。ようやく波に乗ってきたよ。ここまで泥の中を這ってるみたいに進めなかった。

10.6.19

6月は役所に二度ゆく

児童手当の現況届のために、課税証明書を取りに行くのが毎年6月の恒例行事だ。
そして今年もまた、うまくいかずに出直しになった。もう四年連続だ。学習しないなー。我ながら嫌になる。

四年前。6月に入ってすぐに行ったので、役所側でまだ準備が完了しておらず、申請に行った日の翌日からから用意できると言われたのだ。
三年前。前年のこと忘れて、また6月2日ごろに行った。

二年前、引っ越し後。出張所では無理だから本庁に行けと言われた。それに加えて夫の分は委任状が必要だと言われた。
昨年、委任状のこと忘れた。
今年、委任状(略

学習して! わたし!!

でもさあ。おかしいと思うんだよ。こんなの夫婦の表見代理成立するでしょ。日常家事債務の範囲だよ! だって申請目的は児童手当だよ。生計を同一にする人たちのなかで、被扶養者のための手続きの一環だよ。両親のうちお互いがお互いの申請をできても許されると思うんだよ。民法だ民法。

あと、税務手続き的にもさあ。
私は夫の扶養範囲内なので、ふだんから私という個人は税法上存在しないも同義。夫の従属物になってるわけ。一緒くた。ならさあ、こういう申請も付属物らしく振る舞わせろよ!一貫してないよ!!
と思うの。

よし国賠訴訟だ! と息巻いてたら、それは無理だわと夫に淡々と説明されてしまった。納得した。国賠法は見たこともないな。学部の時、授業あった?

とりあえず近日中に委任状持っていきます…

5.6.19

夏の季語

ピッター、アメリカンチェリー、クラフティ。

毎年、今の時期しか使わない単機能アイテムのピッター(種取り)。場所を塞ぐがもうどうしようもない。壊れたらむしろ困る。アメリカ人いいもの作ってくれるね! と感心したよね。

役に立つのかどうかわからんアメ製キッチンアイテムと言えば、いちごのヘタ取りハサミを思い出す。ハサミの刃の部分がハエトリ草のように大きく挟み込める構造になっていた。
どう便利なのかは私の想像を超えている。指で摘めばいいじゃん。そうでなければ包丁で切り落としちゃうな。

4.6.19

眠気

人間ドックで引っかかって精密検査してきたのよ。
なんて、こんな口火の切り方はやだね! あーあ、私もついにそんな歳になったのか……。

で、単なる鉄欠乏性貧血なので、鉄剤とんなさいよとお医者に言われ、ぼちぼち飲み始めたんです。
いやー鉄って大事なんだね!

一日のうち、食前と食後にひどい眠気がくることが多い。また、午前中に何かすると、午後は昼寝しないととても疲れている。
という状態がここ一年近く続いていた。
それが、処方された鉄剤を飲み始めてから、食前分11時と5時ごろの眠気(倦怠感)は感じなくなったのだ。頭がはっきりしたまま昼の空腹を感じられるとは嬉しいね。これまでは空腹感も微妙だったな。感じる元気がなかった。

不摂生は大きな原因だったろうし、それならやる気を出せばすぐ挽回できると過信していた。でももう食事じゃ補えないレベルに落ちてるよ、とのこと。
まあ不摂生は不摂生なんだろうけど、他にもおそらく原因はあるのだろうとの医師の診断だった。
先生は貧血がよくなっても、鉄が足りないことの根治は別途考えるべきだと言った。一番疑わしいのは出血だそうだ。加齢してくると悪いところは出てくるから調べなさいねと。
つまり、癌が原因になりうると言いたいのだ。
人間ドックの結果、五大がんはとりあえず大丈夫そうだと先生の手元にコピーあるんですけどね、とは言わなかったけど。

ほかにはとりたてて目につく結果はなかった。あるいは様子見か。
せいぜいQOL下げないようにやっていきたい。
こうして、緩やかに死に向かって生きていくのだろう。