3.7.08

イサカは坂だらけ

シラキュースからタクシーで約1時間、イサカの住まいへ到着。日本であらかじめ契約を交わしておいたので、無事に引き渡しされた。一軒家を5世帯向けに分割してあり、それぞれにキッチンやバスルームが備えてある様子で、我が家は地下。

イサカの周辺は氷河の浸食によって、湖や丘(というか山)が続く地形で、家は他の多くの家と同じように斜面に建っている。日本と異なり斜面を削らずに家を建てているので、地下に住まいがある家は珍しくない様子。 あまりきれいな状態ではなかったが、備え付けの掃除機で許せる程度まで掃除を決行。なぜか掃除機は頻繁に石を吸い込み、手がしびれた。

彼が大学へ諸手続きをしに行くというのでついていく。 イサカにはコーネル大学とイサカカレッジの二校があるが、いずれも丘(山)の上にある。なんと学生泣かせな立地なんだ。えっちらおっちら登り、息切れしつつも10分ほどでコーネル大学の入り口に到着。

大学の敷地内も、うすうす感じてはいたがやはり丘(山)のアップダウンがあったり、とにかく広かったり、普通に車道が走っていたり(当然地域の路線バスも走っている!)体力がいくらあっても足りなそうな印象。手続きをするISSO(留学生の世話をする部署)の事務室もこれまた遠くにあって大変だった。 この日はイサカの銀行に口座を開いた後、イサカ市内唯一のショッピングモールへ行き携帯と布団と枕を購入し帰宅。

2.7.08

いざ米国

成田から、乗換地のデトロイトまで11.5時間、デトロイトから最寄りのシラキュースまでさらに1時間、待ち時間を合わせると都合約24時間の旅を経てアメリカにやってきた。

デトロイトでは約5時間の乗継待ち時間があった。これ幸いとアメリカの大きさや安さ(主に食事においてのそれ)を楽しもうとラップサンドを食べてみたのだけど、量もCPも日本の大盛り・得盛り程度でやや拍子抜けだった。しかもかなり薄味で、かろうじて塩胡椒の味が感じられるほど。スタバのホワイトチョコレートモカは頼んでないほど甘かったのが対照的であった。

デトロイト空港ではターミナル内を無人モノレールが走っていた。 この日はシラキュースの空港そばのホテルで一泊。




8.6.08

一段落

一昨日をもって勤務が終了し、退職日までは有給休暇として過ごす日々となった。今日はまだ日曜だから、これまでとの違いをあまり感じていないが、明日からは不思議な気分になりそう。とはいえ、明日は本社へ出る必要がありそうだけど。

金曜は職場の人々に挨拶しながら、人に恵まれた職場だったなぁとつくづく思った。そういえば先日の歓送迎会で上司が送ってくれた言葉が印象的だった。

Youth is not a time of life; it is a state of mind
(青春とは人生の一時ではなく、心の持ちようである)

Samuel Ullmanの詩の一節で、古くはマッカーサーにも引用されているとか。全文を探したらよかったので、以下に貼り付け。

YOUTH

Youth is not a time of life; it is a state of mind; it is not a matter of rosy cheeks, red lips and supple knees; it is a matter of the will, a quality of the imagination, a vigor of the emotions; it is the freshness of the deep springs of life.

Youth means a temperamental predominance of courage over timidity of the appetite, for adventure over the love of ease. This often exists in a man of sixty more than a body of twenty. Nobody grows old merely by a number of years. We grow old by deserting our ideals.

Years may wrinkle the skin, but to give up enthusiasm wrinkles the soul. Worry, fear, self-distrust bows the heart and turns the spirit back to dust.

Whether sixty or sixteen, there is in every human being's heart the lure of wonder, the unfailing child-like appetite of what's next, and the joy of the game of living. In the center of your heart and my heart there is a wireless station; so long as it receives messages of beauty, hope, cheer, courage and power from men and from the Infinite, so long are you young.

When the aerials are down, and your spirit is covered with snows of cynicism and the ice of pessimism, then you are grown old, even at twenty, but as long as your aerials are up, to catch the waves of optimism, there is hope you may die young at eighty.

5.5.08

GW

飛び石連休もなんのその、前半4連休後半4連休と怒濤のGWを満喫してきたが、残すところあと1日になってしまった。

前半は実家に帰り、例のごとく鰻屋へ。鰻の稚魚の輸入量が減ったせいか、行きつけの持ち帰り店では白焼きが1尾1200円まで値上がりする予定とのこと。値上げ前の駆け込み購入だったため、今のところは900円だった。10年前は750円程度だった記憶があるが…。
外食では引佐の〈清水家〉へ行ってみた。事前調査なく、偶然店の前を通ったために立ち寄った。鰻重並(2400円)を食す。鰻はとろけるような感触で、柔らかさは私がこれまで訪れた店の中では随一だ。ご飯は非常に多かった。重箱の底から1cmくらいの厚みに敷き詰めてくれれば十分だが、ここは重箱の半分から3/4くらいまで埋まっていた。肝吸の肝は〈あつみ〉と同様に焼かれていないもので、新鮮だった。
どこの鰻重がおいしいか、という問題は、どこのラーメンがおいしいかというのと似ていると思う。答えは、好み、これにつきる。鰻がやわらかく蒸してあるか、やや焦げ目があり香ばしいか、たれは甘めか塩辛いか、ご飯に多くかかっているか否か、肝吸の具は何か、肝は焼いてあるか否か、お新香にぬか漬けはあるか否か…。ポイントはいろいろある気がする。

後半は母が上京してきたので、一緒に観光。東京国立博物館で開催中の薬師寺展へ行ってきた。日光菩薩立像と月光菩薩立像の両像が、ともに東京に来るというのでNHKで特集番組が繰り返し放映されていた。そのためか、とんでもない人混み。40分待ちだった。とはいえ、きちんと解説を聞きながらじっくり仏像を見るのも楽しいものだ。なめらかで肉感のある半裸像を6~7世紀に鋳造という技術でよく作り上げたなあと、不思議な気持ちになった。常設展には、聖観音菩薩立像のレプリカが飾ってあったが、肌や絹の質感がイマイチだった。

あとはダーウィン展に行きたいなぁ。

30.3.08

のどかぜ

気がつけば、もう3月も終わりではないか。

水曜の終業後からやけにのどが痛いなあと思って過ごしていたら、金曜の朝、ついに声が出なくなった。電話ヘルプデスクである仕事には致命的な症状のため、しかたなく休みをもらって最寄りの内科へ。のどを見せろという医師に従って口を開けたら、「あー、真っ赤だねー」と言われてしまった。さらに、いすに座って状態を前に倒し、顔だけ前を向いた状態で(口から食道まで水平にされたのだ)のどの奥を見てもらうと、腫れてるねー、とのこと。咽頭炎に喉頭炎を併発しているとの診断であった。咽頭は扁桃腺などのあたり、喉頭はもっと奥の声帯の付近を指すらしい。声帯あたりが腫れてるので、こすれて咳が出たり声が満足に出せなかったりするらしい。また、声帯のあたりはうがい薬が届かず直接作用させる薬は少ないので、処方する薬を飲んでとにかく黙ってろ、というジャッジであった。処方してもらった咳止めは、最近は縁遠くなっていたにがーい薬だった。

医者への行き帰りに大きな桜の木の脇を通る。すでに満開に近づいてきていた。ここの桜の花は56輪まとまって咲いているためか、遠くから眺めるとぽわぽわの丸いかたまりが枝にたわわに実っているように見える。彼に「ぽんぽんしてるよ」とさんざん伝えたが、どうもわかってもらえない様子。残念だ。