28.5.24

昨日,終戦を迎えた

  虎に翼の話。

 昨日の花江が直道の死亡を知った瞬間,森田さんの一瞬息が止まったようになった後に顔がじわじわとゆがんでいきあるタイミングで涙と声がほとばしったお芝居が,35年前に母から「父が」と告げられた時の私自身と全く同じだったので,思い出して画面を直視していられなくなった。

 ただ,大人の花江は即座に悲しみが出てきただろうけども,10歳の私は衝撃が頭いっぱいになって脳内にこらえきれないものがあふれこぼれたおちた感じでもあり,同時に泣きながら,家の中に知らない人や線香の匂いが充満しているのがどこかよその家にいるようだと妙に冷静になってもいた。