29.2.12

ニクの日

四年に一度の閏日である。今日も快晴! だが午後から風が出てきて散歩には寒い。この予防接種くらいなら薄着でもいいやと春コートとバレエシューズを投入したら、むき出しの足首も寒い。第一、足の指先がしもやけだ。この痛がゆさ、間違いない。

小学生くらいまで、毎冬はしもやけとの闘いだった。手袋で備えるも、手も足も指が全滅。あかぎれにはならないが、ひたすら指が腫れる。1.5倍くらいの太さで、痒いし痛いしなんか熱もってた。ところが中学生になったら全然ならない。登校時間が遅くなり、通学時間が短くなって、冬には半袖体操服の上に長袖ジャージが着られて、外で運動するときには裸足じゃなくて靴が履けたからかなあ。

と思い返すと、鬼な小学生時代であった。朝運動とか言って、810-830は全校生徒裸足で長距離走や縄跳びさせられたもんな。あの頃は男子の私服は短パン指定だった。今からすればありえん。こんな温暖な延岡でも、小学生男子たちはハーフパンツくらいの丈のズボンを履いている。うちの子にも、現代に生まれてよかったね、と言ってやりたい。

27.2.12

ある日のご飯

ポテトサラダを作った。じゃがいもはめったに買わないメークイン。それほど大きくなかったので、半分ほどに切って皮ごと茹で、温かいうちに皮をむいた。調味し、味見。…のどがいがいがする。砂糖を入れ過ぎたかなと首をかしげながら塩を足す。再び味見、舌に何か刺激を感じる。下味の段階で投入したノンオイルタマネギドレッシングか、具のタマネギの辛味かと思い、アクセントに粒マスタードを加えて放置し味をなじませることにした。

数十分後、配膳していただきます。…やっぱり何かおかしい。夫も苦味を感じると言う。ばらして具を一つずつ確認すると、どうもじゃがいもが疑わしい。調べてみると出てくるわ、じゃがいもが苦い、したがしびれるなどの経験談が。原因はソラニンである。芽や皮が緑色になっているところにたまるので、芽は除去し皮は厚くむくべし。茹でてからでは、うすーくしかむけない。メークインは男爵よりたまりやすいとの話も。そんなわけでサラダの残りは残念ながら破棄した。ちなみに症状は、先に挙げた苦味、舌のしびれ、のどの痛みなど。昼に出かけたのもあって、風邪をもらってきたかと勘違いするほどのどが痛くなり、治まるまで30分ほどかかった。

思いつきで普段と違うことをするとこういうことになるのである。

11.2.12

十日えびす

せっかく気温が上がっても雨が降るし,晴天でも風が強くて気温が上がらない。寒い。雪国からすれば何を甘っちょろいことを,と一笑に付されるが,寒いものは寒いのである。今,一年で一番寒いときだもんな。しかたないか。だからこそ,スーパーにこごみや菜の花・エンドウ豆が並び始めると,春の足音が遠くに聞こえる気がする。

昨日と今日は延岡の今山恵比寿神社で十日えびすの縁日が開かれている。この神社,九州三大恵比寿神社らしい。他の二つは博多と若宮,どちらも福岡県。九州内に三つしかないだけではないか…との疑惑もよぎるが,イベントが少ない延岡では大事な日である。

そんなわけで,昨日の夕方にえっちらおっちら子を抱えて徒歩で行ってきた。腰で支える抱っこ紐とはいえ,さすがに9kgは重い。よっこらせと歩を進める感覚が,妊婦時代のそれとよく似てきた。階段を上り下りするときに特に感じる。

幹線道路から一本入った道に沿っている神社のため,そこまでの小道が封鎖されて参道さながらに出店が並ぶ。肉巻きおにぎりの店があるのが宮崎だよなぁ。今回は亀すくいはなかったが,金魚すくいが二軒もあった。私が子供の頃は紙ですくったものだが,今は最中の皮か金網なのね。時代は変わったな。

境内はそれほど広くないので本殿までちゃきちゃき進んで,二礼四拍手一礼の作法に則ってお参り。脇の特設会場で招福俵や福笹などを売っており,購入時に売り子全員が三本締めをしてくれるようで楽しそうだった。甘酒を飲んで一休みしたら,前年の福笹などを納めるところが盛大にもやしているものだから,とにかく灰が飛んでくるし体中燻された……。ちょっとよそ見していたら,子の顔に細かい灰が降っていた。ごめんよ。てなわけでそそくさと退散。

帰り道,出店のラスポテトを発見。九州地方に特にポピュラーな,フライドポテトとはちょっと違うポテトと何かで読んだので一度食べてみたかったが,甘酒でいっぱいいっぱいだったのであきらめた。で,帰宅。正味一時間の外出であった。