23.10.11

やっとPCを起動した

延岡に来て早一週間,結構大変だ。夫はかなり助けてくれて,私の行う家事なんて掃除機かけるのと,適当な夕飯を作るくらい。しかし,そのご飯すら時々おかずを買ってきてもらうほど。それに,日中に子と二人きりなのは寂しいもんだ。母を月曜の朝に見送った後,突然に親との離れを自覚した。子供ができて夫と三人の生活が始まった今ようやく,親から精神的に自立する時を迎えているのかもしれない。

子は少しずつ周りが見えてきたようで,これまでと違う環境になったことも相まって,家の中できょろきょろしている。それが刺激になっているのか,これまではあまりなかったぐずぐずタイムが増えた。一方で,夫がいるときの機嫌の良さは特筆に値する。父親は刺激を与えるものと言うが,本当にその通りだと思う。延岡に来てから,短時間だが物を握れるようになったし,うつぶせにすると頭を上げることもできる。こうしていろいろなことを吸収し,成長していくのかと感慨深い。

さて,土日を迎えて夫が休みだと,心にも余裕が出てくる。先週買って皮の表面にカビがつき始めた栗をなんとかせにゃかんと思って,焼き栗にしてみた。栗ご飯用に皮を剥くのが面倒だっただけだが。焼き栗はフランスではmarron chaudとして冬にそこら中で売っているらしい。高田馬場駅前にかつてあった甘栗太郎を思い出す。そしてフランス行きたい。

というわけで,オーブンで焼いて,熱いとさわれないので冷めるまで待ってみた。そしたら, 渋皮がとれない! 高温で一気に焼いて実を縮ませて渋皮と離れさせ,熱いうちに剥ききるのが奥義らしい。焼き直してみたが時すでに遅く,渋皮が実にがっちりくっついて離れない。ああ,300円分およそ400gの栗を無駄にした。まあそのうち半分は強引にほじくって食べたけど。もういいや,次回は栗ご飯にする元気のあるときに買おう。一年に一度くらいでいいけど。

そんな感じに,PCからだとたくさん文章が書けていいね。楽だ。

14.10.11

延岡へ

ついに今日で実家暮しが終わる。明日は丸一日かけて延岡へ移動だ。空港まではバスで一本! のはずだったが、東名高速道路の集中工事で運行が縮小、大幅な遅れが出るらしい。なんでまたこんな時に……。というわけで、普通列車を乗り継いで向かうつもり。あー不安だ。一時間半なので、子が寝て過ごせればいいなあ。

さて、今日で生後75日となる子は、絶賛夜更かし遅起き中だ。どこの大学生か、ってくらい半日ずれた生活リズムになっている。夜は夜半過ぎまで起きているのがザラで、そのせいで起きるのが遅いのか昼寝が多すぎるのかわけわからん。私の方が先に眠くなるよ。夜更かしした方が寝つきがいいのも悩みどころ。
思えば、寝付き方もこの二ヶ月半でいろいろ変わった。
先月までは21時には寝入っていたものの、寝つきは非常に悪かった。何かの弾みで泣き出すし、ウトウトしてもすぐに目を覚ましていたな。 ただ、時々うんと眠い時には、布団に寝かせていると何時の間にか寝入っていたりした。

今では眠くなると、ぐずったり、だっこを要求したり、手しゃぶりしたり、時には自分で寝付いたりとバリエーション豊か。眠いということを認識してきたのかもしれない。
新生児の頃は気がついたら寝ていたから、それに比べると成長したなあとつくづく感じる。

6.10.11

気がつけば猫背

それにしても,体のあちこちが痛い。

赤ちゃんとはいえ,7kg近い子を抱き上げたり,抱いたまま立ち上がったりしていると,これまでに使ったことのない筋肉を酷使しているために体の疲れが著しい。親指の付け根から始まって,起き上がるのに手をつくと手首が痛いし,夕方には肩こり,就寝時には背中と腰が重くて仰向けになるのがしんどかったりする。

もともと姿勢は良い方ではないが,悪い方へ拍車がかかっているのもわかる。とりわけ食事の際,気がつくと背もたれに体重を預けて,肩を丸めて手元で食事をしてしまう。端から見れば老人だ。帰省したばかりの頃,母がそんな姿勢をしていたので,ちょっとからかった。それ以来すごく意識しているらしく,先日のお宮参りの写真でだって私よりも姿勢が自然。こりゃちょっとやばい。

そいでも,正しい姿勢ってのは,まず「する」のが難しい。ダンスをしている妹に言わせると,正しい姿勢は
1 背骨を真上にのばす
2 頭は背骨の上, 自分が思っているよりも結構後ろ,に乗せる
3 胸は張りすぎない
4 肩を持ち上げて落とす,ことで力を抜く
ということだった。難しい。しかもこれに従うと,背中がかなり疲れる…。正しい姿勢をするとそれだけで鍛えられるというが,ほんとその通り。そうしてまた,背もたれに頼りながらこの日記を書いているのでした。

4.10.11

野分は秋の季語

めっきり涼しくなった。つい半月前までは,まだまだエアコンが必要なほどだったのに,今や寝るのに布団が必要だ。あんなに暑かった8月も,そのしんどさを忘れつつある。こうして四季を三十数回過ごしてきたんだなあ。

近所の公園に散歩へ行ったら,未だに台風の被害が残っていた。アスファルトをえぐって倒れた樹木や,折れて危険であったのであろう,切り取られた枝が歩道の脇に堆く積み上げられていた。その隣には,刈り取られた稲が天日干しされていて,なんだか夏と秋が同居しているように思えた。


今月半ばにはいよいよ延岡へ戻る。新しい生活に期待半分,不安半分,である。