18.5.11

嗅覚と触覚

妊娠のせいか、ある日突然それまで気にもしていなかったことが気になることがある。プラスにもマイナスにも。幸い、マイナスはそれほどないけれど、プラスが増えるのも大変だ。

一つは、臭い。もともと嫌いじゃなかったけれど、以前にも増して原付の排気ガスがたまらなくかぐわしい。 郵便配達がくるのを待ちかまえたり、近所の図書館の駐輪場をゆっくり通り過ぎたりしてしまうくらいだ。先日、住まいの草刈りを頼んだ際も、いつまでも草を刈っていてほしかったほど。エンジンつきの草刈機はガソリンで動くからね。

靴屋や自転車屋のゴムの臭いもいい。新しめの自動車の内装も悪くない。

アスファルトもまたすばらしい。雨の降り始めは言うまでもなく、かんかん照りの下アスファルトが焼け付くのもまたよい。暑くなった日の午後に夕立でも降ってくれるともう最高。

石油がいいんだろうか。

もう一つは触感。電動歯ブラシの振動が歯茎を経て頭蓋骨に伝わる、あの感じがたまらない。歯磨き版カラスの行水的な磨き方をしてきた私が、最近は念入りに歯磨きしすぎて出血するほどだ。

あー思うだけでうっとりしちゃう。けれどもこの感動は夫には伝わらないようだ。残念なことよ。

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