22.4.11

週末ビデオレンタル

レンタルショップで掘り出し物名作特集なるものをやっていた。その中から、かるーく見られそうなビデオを二本借りてきた。

●知らなすぎた男 The man who knew too little (1998)

シリアス風なイントロで始まったものの、全編大爆笑映画だった。先週の鬱々とした気持ちを吹き飛ばすにはもってこい。

イギリスに住む弟を訪ねてきたちょっと(どころじゃないけど)空気の読めないアメリカ人男性が、ドラマ撮影に参加しているつもりでいたら、本当にスパイ大作戦に巻き込まれていたYO! というストーリー。ちょっとした台詞回しがいちいち笑えたなぁ。舞台はロンドンなので映像も見ていて楽しい。もちろんお約束のハッピーエンドで、エンディングまで全く空気が読めないまま突き通したのがすばらしかった。こんなに笑ったのは久しぶり。

●ボビー・フィッシャーを探して Searching for Bobby Fischer (1993)

世紀の天才ボビー・フィッシャーのように、チェスの才能を見いだされた7歳の少年とその周りの大人達の話。

とにかく、少年の周りの大人達が彼の成功に貢献するすばらしい人材ばかりだった。公園で柄の悪い大人たちが賭チェスを行っている様子から少年がチェスに興味を持つのだが、おそらく普通の母親はそんな環境からは子供を遠ざけようとするものだろう。しかし、母親はある大人に対戦を依頼する。これがこの物語の第一歩だ。父親もボビー・フィッシャーのコーチを探し出して息子の家庭教師を依頼するし、このコーチも厳しい反面誰よりも少年の気持ちを受け止めるし、いつのまにか賭チェス公園で大人の友達ができているし、子供が成長するには環境が大事だと思わせられる話だった。少年と同じように子供チェス大会にアプライする子供達の親は彼らとは対照的に教育パパ・ママで、子供がくさっている描写がちょっと安易かなぁとも思った。

15.4.11

ごはんあれこれ

宮崎は農業県だけあって、野菜も果物も魚も新鮮でおいしく、安い。すばらしいことだね。パイナップルが今や200円を切っていて、頻繁に買ってしまう。そして食べてしまうので食べ過ぎて困る。

延岡市はイオンやマックスバリュー、郊外型の大型スーパーが隆盛しているものの、一方で個人商店の青果店や魚屋も健在だ。スーパーマーケットは便利だが、個人商店を回るのもまた楽しい。魚を一尾買って捌くのもいいし、廉価な刺身を買い求めるのもよい。水イカや甘鯛の刺身はよく透き通っているのを見かける。


 宮崎県の名物の一つにチキン南蛮がある。発祥の地延岡市での双璧は〈直ちゃん〉と〈おぐら〉。どちらの創始者も同じ洋食店で修行していたらしいが、直ちゃんは甘酢のみ、おぐらは洋食レストランらしくタルタルソースがたっぷりかかっていて、それぞれ個性的でおいしい。どちらも胸肉を使うが、信じられないほど身が柔らかい。下ごしらえの妙だろうか。直ちゃん、また行きたいなぁ。おぐらのチャンポンも長崎のものとちがって中華麺を使っているのが好みに合っていて、思い出すと食べたくなる。

9.4.11

週末ビデオレンタル

近所のレンタルビデオ屋は旧作ならいつも100円で借りられる。しかも、人(というか車)の流れから外れているせいか、在庫が豊富。そんなわけで、ちょいと借りてみた。

●ザ・ロード(2009)

終末映画。レンタル屋でジャケ借りしようとすると、ついついこの手の暗いものばかりになってしまう。おもしろそうだと思わず選んでしまうが、見た後に言葉を失ってしまうことが多く、娯楽としてはあんまり適していない。でも気になってしまう。二律背反。

文明が崩壊して、食べ物を求めながら南へ向かう親子のロードストーリー。舞台設定として、他人を捕食することで生きながらえることを選択した人たちばかりがいる世界。彼らから逃げながら「善く」生きることを父親は息子に説き続け、それに応えようとする息子がいじらしい。ただ、その悲惨な背景が何度か描写される度に画面を見るのが辛く、先にネット上であらすじを見てしまった。同じ終末映画でも救いのなかった「エンド・オブ・ザ・ワールド」よりは鑑賞後の気持ちは軽いが、それでもやっぱり怖い映画だったなぁ。

●LAコンフィデンシャル(1997)

冒頭から警察がかなり暴力的で、全編この調子だと見ていて辛いなぁとながら見に逃げてしまった。

ある事件をきっかけに明らかになった、警察内部の腐敗と戦う刑事二人の奮闘物語。時代背景は1950年代なので、警察はそれなりに正しかろうと推定できる現代からすると、不正がまかり通る警察などの辛い描写が多かった。最後まではらはらした。


次回に借りるのは、はらはらしないどーでもいい話のビデオにしようと固く誓ったのだった。

5.4.11

花見

引っ越し荷物の搬入は4/6となってしまったので、この日は役所での手続きを済ませてから桜が見頃という城山公園をぶらぶら。花見をする人たちや球遊びをする子供たちに混ざってピクニック。青空の下でのご飯はおいしいもんだ。


城山公園は花見の時期だけライトアップしており、夜桜を楽しむ大人達もたくさんいる。山の上からは旭化成の工場夜景も一望でき、なかなか美しい。

4.4.11

いざ宮崎へ

朝、リムジンバスで羽田空港へ移動。危惧していたよりも首都高は空いていて、難なく到着した。飛行機も同様。天気がよく、日本アルプスが遠目からでもきれいに見えた。

約90分で宮崎空港着。風が強く肌寒い。宮崎駅は空港を出たらすぐ隣で楽ちん。宮崎駅まで340円、この区間は特急でも乗車券だけで乗れるのが嬉しい。まあ二駅分だけど。ソニックにちりんはなかなか快適な座席であった。

宮崎駅に荷物を置いて、繁華街まで歩くこと10分弱。街並みの印象は浜松に近い。人口が40万人ほどだから、旧浜松より少ないくらいか。でも市街地は広い。さすが県庁所在地だ。〈宮崎風土あっぱれ食堂〉で地頭鶏親子丼(980円)を食す。胸肉だがしっとりした食感。鶏の持ち味か下拵えの妙かはわからず。地頭鶏てのはこの辺で開発された鶏らしいね。

夫と別れてしばし一人旅。いろいろ食べ歩いちゃお、と今もあちこちに前知事の面影が残る県庁前の物産館へ寄ったり、〈おかしの日高〉でなんだこりゃ大福(340円)を一個だけ買ったり。このお菓子屋さん、さすが街中の路面店は駅のテナント店と違ってサービスがすばらしく、入店した矢先にお茶とお菓子の試食を出してくれた。しかも食べ終わると次のお菓子がでてきた。それなのに一個だけしか買わずに申し訳ない。チーズ蒸ケーキが大変おいしかったので、これも買えばよかったな。大福のインパクトに負けた。いちごと栗とクリームチーズが大福に入っていて、拳くらいの大きさ。餡の味は普通。いちご目当てだったので、苺大福でもよかったのかもしれない。

さて漫画でも買ってコーヒーでも飲むかと本屋に入ったところで、夫からもう終わったとの連絡が。早いよ!  これから延岡に移動し、夕食にはチキン南蛮発祥の店である〈直ちゃん〉にいくつもりでいたのだが、月曜は昼営業のみ、火曜は定休日だとこの段階になってやっと気づいた。なんてこったい。というわけで、タルタルつきチキン南蛮発祥の店である宮崎の〈おぐら〉へ行くことに。

5時の開店時間に入店した。タルタルが濃厚との情報から、ハーフチキン南蛮とハーフハンバーグ盛り合わせのビジネスランチ(980円)を注文。昔ながらの洋食屋だけあって、タルタルソースもデミグラスソースも美味しかった。山盛りのサラダは何の変哲もないものだけどやけにおいしかったなあ。

満腹になって特急に乗り込み、80分後に延岡着。ここからはホテルに二泊したのち、新居に入る。体重がこの3日で2kgも増えていたことが何よりショックであった。