25.11.10

友人と二郎

ボストンで出会った友人が念願の一時帰国というので、万事繰り上げて再会。まあ万事どうとか言うほど私の用事はないのであるが。

場所は横浜付近、ラーメンが食べたいとの要望があったので、ラーメン友達のアドバイスを受けて選んだのが〈ラーメン二郎 関内店〉。ぶっとい麺・背脂の多いスープ・山のようなもやしとキャベツにチャーシュー麺でないのに分厚くでっかい煮豚がのるので有名な二郎。ラーメン友達には止められたけど、食べログのページを見せたら食いついてきたので(いい友人だ、女性なのに)決行した。

11時過ぎに店に到着すると、すでに行列ができていた。行列中に店員がメニューを尋ねに来るも、そもそも何があるかも分からない。とりあえず小と言おうか、と準備していたら、店員がとても気を遣ってくれ難なく通過。順々に食券を買ってお冷やをゲットして空いた席に向かうが、カウンターの通路が狭いこと! 客の殆どは男性だったから、彼らにも気を遣わせたかもしれない。着席してすぐに店員からニンニクの量をどうするか尋ねられたので、日和って要らないと言ってしまった。あとから少しは入れてもらう方がよかったなと思うも先に立たず。そういえば二郎のいわゆるコールはここで行うらしい。「野菜マシマシで」的な発言もちらほらと聞かれる。間もなく丼が出てきて、本当に店員が気を遣っているのが分かる。野菜が少ない。でもこのとき、周りが怖くて写真は撮れなかった。思ったよりくどくも濃くもなく、麺の固さも適切で、食べ進めるうちに野菜の甘さがスープに溶け出しておいしかった。それに以上においしかったのが煮豚! 大きなバラ固まり肉を丸めて下茹でし、つけだれに漬けておくタイプだった。醤油の色の濃いつけだれほど煮豚には色が付いていなかったが、これがまたスープ比では薄味でラーメンとバランスがよかったな。あれは家でもやってみたいが、ご飯のおかずには脂が力強すぎるかな。やはり二郎のラーメンの具としてだからいいのかもしれない。というわけでかなりおいしかったものの、やっぱり量は多くて、最後の二口がつらかった。飲み込めなくなるほど食べたのは久しぶり。たかがラーメン一杯でこの体たらくとは情けないもんだ。

友人は帰国前に、ラーメンを食べ損ねる夢を見たらしい。きっとあのインパクトがすべて上書きしただろう。もうしばらくラーメンはいいやとこぼしていたのが印象深い。

その後、彼女と連れだって大都会横浜を散策。時を忘れておしゃべりしてしまった。楽しかったな~。彼女の日本滞在が楽しいものであるように祈って別れた。

ところで私の地元には背脂醤油とんこつ系の〈らーめん太閤〉なる店があり、二郎の前日、水曜に行った。初めは一番定番の太閤ラーメン(500円)。ちょっと薄め。で、二郎の翌日金曜日、夫と地元の串揚げ〈こたに〉でやっすい串揚げとこたにサワー(100円)を楽しんだ後、締めにまた〈らーめん太閤〉へ来てしまった。今度はもやしトッピング。少量のにんにくと炒めてあって、香りの溶け出した油がベーシックなラーメンにいいトッピングになった。また来よう。なお、ここの名物はにんにくラーメンなるもので、スプーン二杯ほどのおろしニンニクが入った恐ろしいもの。酔って気が大きくなっていたであろう夫が果敢にチャレンジし、なんとか完食するもののその後2日ほどにんにくの影響から逃れられなかった模様。

そんな感じで図らずもラーメンウイークとなってしまった。

3 コメント:

kazuhiro said...

ここ見て勉強しろ!!
http://www.geocities.jp/jirotake_ramen/
特に家二郎のところ。

関内の豚はかなり評判いいから俺も行ってみたい。汁なし食べたいなぁ。

今日池袋の某お店に行ったら、護国寺に移転してた。一人酒の夢破れたり。無念。

fomalhaut said...

これはジログを越える存在か…!!

私も汁なし食べてみたいよ。野菜はましでもいいかもしれない。麺半分オプションがあればいいのになぁ。豚は本当に本当においしかった。あれだけのためにまた行ってもいいくらい。

某お店は前に宴会したところ? 護国寺といえば、その近所においしいと言われるコーヒー屋もあるよ。

kazuhiro said...

そのお店だら。
改めて金曜日に行ったけど、店の雰囲気が悪くなってた。首都高の騒音でゆっくり飲めん。やっぱ池袋のときのほうが良かったよ。

今度はここに行こう。
http://bush.air-nifty.com/bushlog/2007/09/post_b54d.html