4.5.10

ボストン水騒動

この週末、ボストン周辺は給水管の損壊のために、広範囲にわたって水道水が満足に使えない状況となった。が、幸いちょっくらワシントンDCへ出かけており、月曜から日をまたいだ火曜深夜1時頃に帰宅したため、一番ひどい時を逃れられた。


土曜の朝に給水管が壊れて水が流出(946,000,000L/日)

水がない

貯水池(と言う名の野ざらしの池!)からくみ上げ

口に入れる可能性のある水は全部煮沸(5分以上を推奨)するようにとの水道局の発表
スーパーやドラッグストアの棚から水がなくなる
レストランやファストフード店は休み、製氷工場は操業停止

パイプを修理
月曜朝より元の水道水が流れる
水質テスト開始

池の水の汚染の影響は水質テストの結果が出るまでわからないので、まだ煮沸しろ←今ココ!(5/4 2am)

影響があったのは約200万人。水道管は設置してからまだ7年で耐用年数からすると破損した原因がわからないらしい。ざっと検索すると、給水管は10-15年は使えるようだ。

代替の貯水池からの汲み上げ後、水が塩素臭くなったという声も聞いた。もちろん、池の水そのままのはずはないし、多少の濾過はしているだろう。考えてみれば、もともとどこから水を引いているのかはよく知らないけれども、急ごしらえの上水はやはり普段の水質には劣るんだろうな。

政府からも緊急の宣言が出てしまって、事件山積みの大統領(NYCのテロ未遂とかメキシコ湾の原油流出とか)にちょっと同情する。まあ、復帰が早いだろうとの見込みからだけど。これが数週間続いたら悲惨だな……。

追記
5/4 午前3時半、 州知事から「煮沸しろ」命令の解除が出ていた。関係者は徹夜だな。

2 コメント:

kenji said...

水が止まるというのは、影響が大きいよね。うちは水道水が飲めないから、常時飲料水はキープしてます。
給水管はいろんな素材があるし、同じ素材でもメーカーによって品質がバラバラだからね。うちでも鋼管は扱ってますよ。いる?

fomalhaut said...

水道水が飲めない地域ってのは、調理や手を洗うなどの、間接的に口に入る場合はどうしているのかと不思議に思った。感染症の虞があるとか寄生虫がいるとかだと手を触れるのも避けた方がいいだろうし。沸かしてなんとなかなるとしても、地域によっては5分以上沸騰するコストなんて惜しみたいだろうしね。

水道管もいろいろなんだね。そういえば、イギリスの水不足は気候よりも水道管の劣化による水漏れが原因だと、留学前に読んだ覚えがあるよ。今は改善してるのかね。

ナッシュビルでは洪水がおきていたらしい。アメリカは広いね。