6.4.10

で、4月

やっと春が来た。連日20Cを越えていて、もうさすがに5Cまで落ち込まないだろうと思える陽気。水曜の予報は27Cだって。大丈夫か。上がりすぎても返って心配になる。あとは木々が枯れ木から緑色に変身すれば言うことない。まだまだ散歩しても枯れ木しか見られないからさみしいのである。あと一週間かな。

こうなってくると、アイスがおいしい。Russoで見かけるLizzy'sのアイスをついつい買ってしまう。ここのはおそらく正しい原材料で作っているけれども、甘さ控えめで乳脂肪分も軽くて食べやすい。チョコチップバニラは混ざっているチョコチップさえおいしいし、ストロベリーは本物のイチゴで味付けしてあるようだ。もっと早く買っておけばよかった。

昨日は大リーグの開幕戦があった。レッドソックスの開幕戦は平日昼にしれっと開催して、本当に熱狂的な人だけは会社を休んで観戦に行くのが常だったらしい。なのに今年は夜8時開幕、相手はヤンキースで全リーグでこの試合しかしない。正真正銘、MLB2010シーズンの開幕戦だったのだ。

で、運良く見に行ってきた。野球にかける情熱が人一倍の夫は、この冬、レッドソックスの2010シーズンのチケットが売り出される日はすべての予定をキャンセルして家でネットに張りついていた。その甲斐あって外野席だけど定額でゲットできたのだった。Red Sox Nationというファンクラブ的なものにも加入し、試合前にGreen Monsterに登ってきた。普段入れないところに入れるってのは嬉しいね。ミーハー魂がうずく。イスの座席のボール模様がよかった。

さすが開幕戦だけあって、試合以外のイベントがいろいろとあった。まずは球場の上を飛ぶ戦闘機。すぐ戦闘機飛ばすね。7/4の独立記念日の時も飛んでたな。1軍の全選手とスタッフが紹介されたり、国歌に合わせて花火が上がったり、テレビ映えしそうであった。7回の間の休憩7th inning stretchの際、God Bless Americaを歌いにエアロスミスのスティーブン・タイラーが出てきたり、8回のSweet Carolineも本物の歌手Neil Diamondが出てきたりして大いに湧いた。エアロスミスの人の歌は初めて聞いたので特に衝撃的だった。枯れた声がアメリカっぽい。夏にフェンウェイでコンサートするらしいのでその縁だろうか。あとはボストンが誇るセルティックパンクバンド、ドロップキック・マーフィーズが出てこればよかったな。抑えの投手パベルボンのエントランスソングなので。

試合自体もおもしろかった。5回くらいまではヤンキースにたくさんリードされて今晩はお通夜かと危惧していたが、相手の投手が交代したら急にみんな打ち始め、最後には勝てた。よかったよかった。勝ちゲームの流れに乗って岡島選手も中継ぎに登板。やっと見られて感無量。エントランスソングはオキドキ~♪と随分陽気な音楽。「Okajima, Okie-Dokie!」という曲らしい。オリジナルソングか。

外野席の熱狂ぶりもすごかった。1回表でヤンキースに先制されたときは、近くの席のヤンキースファンが周囲を軽く挑発し、熱くなったレッドソックスファンと口論を始めてしまった。すぐにセキュリティーが飛んできて当事者に説教して沈静化したのでよかった。「落ち着け、熱くなるにはまだ早すぎるよ!」と周りの客の笑いを誘ってた。確かに早すぎる。だってまだ1回表だったのに。レッドソックス側は攻撃してもいないのに。その後しばらくは、前述のお通夜状態だったので普通の観戦模様だったが、レッドソックスが点を入れ始めるとまたもやあちこちで小競り合いが起きた。最終的に5組くらいお帰りいただいていたようだ。そんな状態を見るのも初めて。試合の大事な局面であっても、観客がみんな喧嘩の方に注目しているのがちょっとおかしかった。外野席の様子は概して言えば、レッドソックスを応援するかけ声よりも、ヤンキースをけなすかけ声の方がよく聞かれるようなマナー具合であった。

去年のコーネル大学のアイスホッケー時のヤジといい、どうしてひどいヤジに縁があるのかね。まあちょっとはキタナイ側面がある方が盛り上がるけどね。私は好きです、そういうの。

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