2.11.09

Travisアコースティックライブ

夫が大好きなイギリスのバンドTravisがボストンで見られる! ボーカルFranとギターのAndyの二人だけのアコースティックライブで、ものすごい狭い会場、しかもグッズは本人が手売りする!! ということで行ってきた。Travisのコンサートは6年ぶり2回目。前回はロンドンのアレクサンドラパレスでクリスマスの日だった。あのときも二人で来たっけ…と思い出す。私が留学中でチケマスでチケット買って、結婚する前の夫が日本から来たんだよなあ。懐かしい。

会場は家から約6kmの所にある、地域の集会場みたいなところ。規模的には公民館の体育館。44台分しかないという駐車場も会場1時間前はがらがら。しかも近隣は路駐し放題ゾーンで全く恐れるに足りず。すばらしいね。チケットはGA(自由席)だったために、前から2列目の座席を確保。小さいハコ最高。

どんな曲を演奏するかと思ったら、やはり売れた2,3枚目のアルバムが多かった。私は4枚目を留学中にずーっと聞いていたこともあって思い入れが深いのだが、コンサートで演奏するには暗すぎるようだった。それでも定番の「Writing to reach you」「Why does it always rain on me」「Turn」「sing」「side」に観客大喜び。

自前のPCでプレゼンをしながらというのも手作り感いっぱいで斬新。彼らはグラスゴー出身なのだが、わざわざスコットランドの地図を大きく提示しての講義。Franが一曲毎に、その曲ができたときのエピソードを披露してくれて、学校の課題のようだと言って笑いを誘っていた。彼らの曲は楽曲は静かで美しく歌詞も詩的であることが多いのだが、実際に曲ができるシチュエーションはまったく関係ないのが衝撃的であった。例えば妻に幸せな未来を誓う「Flowers in the window」は、メンバーが深夜まで飲み明かして醜態をさらしているのを見たらアドレナリンが出てきて10分で書けたとか、この曲が好きな私にはちょっとショック。笑いの絶えないMCだった。

今回初めて、プロの歌手ってのは歌も演奏もうまいんだなーと感動した。一曲目の「20」はFranが舞台から飛び降りて会場の真ん中へ移動し完全にアンプラグドで弾き語りしたにもかかわらず、声もアコギも切なく響いた。また、ギターが響く「As you are」は私的スキップ曲であったのに、Andyのギターに釘付けになってしまった。エレキギターってあんなにいろんな音が出るんだねぇ。びっくら。

最後にリクエストに応えると言ったら、会場が突如激しいオークション会場の様相を呈した。が、全然それには応えず自分たちの都合で曲を演奏していた。ひどい。2曲で締められたけど、もう1曲くらい聴きたかったな。時間が押している様だったが、それは絶対Franのしゃべりすぎが原因だ。

その後、物品販売でこのツアーのオフィシャルブートレッグCDとTシャツを購入し、CDに二人のサインをもらっちゃった。握手も写真も撮ってもらってしまった。しかもFranの手撮り。そんなことさせるなんて! ちょこっと言葉を交わしたのだけど、なんかものすごい緊張した。AKB48が売れる理由が分かった気がする。手売りいいねぇ。また来たくなっちゃうよ。CDもいい商売だ。このコンサートをライン録りしてそれをCDに焼いて売っている様子で、MCが全部入っている。コンサートの後にはやっぱライブ版の音源聞きたくなるもん。うまい商法だ。写真は後から見返したら、肝心の夫がFranの陰に半分隠れていて落ち込んでいた。申し訳ないけど笑えた。

今度はいつ行けるかな。去年、国際フォーラムに来ていたらしい。次は何年後に来日するんだろう…。

0 コメント: