30.9.09

食料品しか買ってないのに買い物が大変

目の腫れは大分引いてきたが、若干右目のまぶたがむくんでいる気がする。もう2、3日は様子見だな。

お刺身が食べたいよーとどこからか聞こえてきたので遠方の魚屋まで行ってきた。Best of Boston魚屋部門で毎年1位に輝くこの店は、店員が魚の和名を知っているのみならず頼めば三枚に下ろしてくれる。ほんと助かるわー。注文はあまり冒険せず、いつも通りマグロとサケとスズキを購入。

野菜と米と砂糖求めてここまで3軒回った後で、魚を携えてやっと帰れると思った矢先に買い忘れに気づいてちょっとへこむ。店がそれぞれ離れているために家を出てから3時間が過ぎていた。どうしたもんかと思っていたら道すがらスーパーを発見、ここでいいやと車を向けた。

駐車場の中ですれ違う車ががやけにゆっくり進行しているなーと思ったら、駐車場の一部を封鎖してロケが行われていた。みんなチラ見しながら運転していたんだろう。最近はボストン周辺で複数の映画撮影が進んでいるらしい。そのうちの1つかも。こういうとき俳優の顔に詳しければ楽しかろうに、残念ながらそうでもないため通り過ぎてしまった。

夕食に刺身を食し、洗濯もし、さらには入浴も終えた今、こうしてだらだら日記を書いているのはひとえに明日の国際租税セミナーの予習が進まないからである。うーん、もうちょいがんばるか。

29.9.09

起きたら目が腫れていた

週末に出かけちゃったもんだから、当然ながら今日の生理学の予習は手つけず。やべーやべーと思いつつも、疲れをとるべく十分にごろごろしてから起床。

顔を洗いに洗面所へ行くと、遮光器土偶が鏡に映ってる! というのは誇張しすぎだけれども、しかし、両目の下まぶたが腫れていた。一昨日くらいから目の縁が急に荒れ出してひりひりする、その影響か。しかも片目の中に麦粒腫っぽいものができていた。げー。薬屋で専用の目薬を買うべく商品名を調べるも、アメリカ人はめったにならないらしい。最寄りの薬局にはやっぱり目薬は置いてなかった。しかたないので自己治癒力にかけるとしよう。目の上から温めるといいらしいよ。

今日は骨とか髪とか皮膚とかの話。来週はテストだ。危険。

28.9.09

フィラデルフィア2泊3日の旅とスノパト

先日のU2のライブにて前座のSnow Patrolへの観客の反応があまりにかわいそうだったので、彼らの「北米ツアーを見てほっとしたいよー」と夫が思い立ち、いつのまにかこの週末に2泊3日の旅程ができあがっていた。

移動は往復ともバス。NYでの乗り継ぎ待ち合わせ時間も含め片道8時間の旅だ。金曜の夕方に出て、フィラデルフィアに到着するのは土曜の深夜1時。帰りは日曜の午前に発ち夕方に到着するため、現地で自由に動けるのは土曜だけ。ライブは夜8時開始のため、まる一日はある。

フィラデルフィアは東海岸でNYに次いで人口が多い。歴史的にも合衆国憲法が起草されたり、ワシントンDCが建設されるまで首都だったりと重要な都市だ。でも、今回の私的見所は映画「ロッキー」でスタローンがランニング中に登り切った美術館の丘。あのシーンでガッツポーズをしていたかは覚えていない。映画では木の上部から後ろの背景は光で飛ばしてあったので、今こうしてビルが建ち並んでいるのが見えるのには違和感がある。

この美術館は西洋美術中心で楽しかった。特に、ターナーの「国会議事堂の火事」はボストン美術館所蔵の「死人と死に瀕した人を船外に投げ込む奴隷船」と併せて不吉な印象が強まった。ロンドンのナショナルギャラリーでかつて見たのはそんなに不吉じゃなかった気がするが、ほかのきらきらした西洋絵画と比べると、この画家からは異様な感じを受ける。別館としてロダン美術館もあったが、建物改築中のため「考える人」が本館の1階ホールに退避されていた。見落とすよ。

その後、元イースタン州刑務所の見学へ。今は使われていないこの刑務所は独房が放射状に並んで一カ所から監視でき、その方法がペンシルバニアシステムと呼ばれ各地のモデルとなったらしい。しかし、囚人を孤独にさせるよりも集団で管理する方が受刑者にも刑務所としてもよいらしいぞというニューヨークシステムに取って代わられてしまったとのこと。昔はアルカポネも入っていたとか、「ショーシャンクの空」さながらの脱出劇があったとか、お化けが出るとか観光客用エピソードも満載。それにしてもアルカポネの部屋はとんでもなく優遇されていて、一般の部屋の受刑者が気の毒だった。

で、待望のSnow Patrolは狭い会場だったけれども大盛り上がりで、途中観客に合唱を求めたときの反応がすばらしかった。ボーカルの人も「こんなに歌ってくれたのはアメリカに来て初めてだ!」と喜んでいたけど、きっとU2の時と比べてたんだろうな。この日はコンサート後というのに混雑にも巻き込まれず、早く帰ることができたのが何より嬉しかったなぁ。

25.9.09

午前中から外に出たのは何ヶ月ぶりだろうか

本日、ついに美容院へ行ってしまった。とは言っても、日本人が経営するサロンで予約の段階から日本語で済んでしまった。助かるね。夫以外でボストン在住の人と日本語で会話したのは、引っ越してきたときに立ち会ってくれた不動産会社の人以来であることに気づいた。ちょっとショック。散髪の出来は日本で通っていた美容院と比べても遜色なく、かなりいい感じ。肩胛骨辺りまでぼさぼさ伸びていた頭がおかっぱになり、頭の軽さに感動している。しあわせ。都会最高。朝から起きて活動したのが報われたなぁ。

午後には、美容院の近所にある図書館で英語の無料クラスがあるというので行ってみた。20人以上の出席があってイスが足りなくなるほどの満員御礼状態だけど、生徒のレベルがごった煮状態で先生も生徒も大変そうだった。登録も不要で気が向いたら参加できるほど手軽さではあるが、一長一短あるなと思った。

で、考えたあげく地域の生涯学習センターで英語クラスを受講することにした。発音強制に特化した夜のクラスだ。自分に足りないものを学ぼうと思っての選択だが、また知り合いを作るのが難しそうなクラスだよ…。がんばろう。

24.9.09

法律に向いてないんじゃないかと今更ながら思い当たる

一昨日は一日に2イベントもこなしたので、昨日は休憩日としてだらだら過ごした。自分に甘いとは思うけど、しかし、引きこもりはやめられないね。ネット上には読むものがありすぎて困る。PCの画面で字を読むのと本を開いて字を読むのと同じことだと思うのだけど、世間的にはやはりネットを徘徊する方が低俗という印象がありそうで残念だ。どうせ読書ってったっていつも高尚な本を読むわけじゃないのに、読書だけが趣味として認められるのが切ない。

で、今日は午後から国際租税のセミナー。事前にケーススタディとそれに関連するリーディングリストをもらっていて、まあ教科書を読めばわかる程度の難易度のはず、なんだけど実際は難しい。先週やっと注文していた教科書と法文集をゲットして都度条文にあたるようにしたのだけど、それが混乱に拍車をかける。税法は非常にテクニカルなところがあって、油断するとすぐ枝葉末節に入り込んでしまう。で、結局なんだっけ? と我に返ることになる。教授は、どうして国際課税の取り決めが必要なのか、課税の根拠は、など、原則から考えよう! と推奨するんだけど、ほかの学生も含めてなかなか正解が出てこないことが多い。今日は特に外国税額控除額の計算練習があったために、休憩中に打ちのめされている姿が散見された。

そういえば、アメリカ市民で外国に居住している場合、住まいにかかる費用がある程度まで控除対象として計上できるらしい。日本もそういうのないかな。日本人が進出しているような各先進国の大都市では、東京なんか比較にならないほど家賃の負担が大きいと思うんだよね。とはいえ、現行の基礎控除には住まいのコストはすでに考慮されてるとは思うし、仮に別途考慮されたとしても、アメリカの上限30%程度では実際の納税額に反映される頃には微々たる影響しかないだろうな。

22.9.09

初LabとU2二日目

夜更かしがデフォルトの私であっても、布団に入ってだらだらするのと、夜通し渋滞と運転に神経を使うのとでは疲労感が違う。だから今日は家を出て大学へ向かうまでが本当に辛かった。

今日のU2のチケットは誰かに譲ろうとしていたのだけど誰からも申し込みがなく、いっそ我々が二回行ってしまえということにした。授業が終わるのは7:30、家に着くのが7:50、そこから車を飛ばせば昨日U2が登場した9:00には会場に着けるかなと思って。でも、今日は絶対アンコールには帰ろうと決めた。

今日の授業はLab practicalだった。先週習った各組織の標本を観察するのが目的。1人のTeaching Fellowが学生25人ほどを担当するらしい。学生2,3人につき顕微鏡を1つ貸し出し標本を観察する。今日のハンドアウトには標本の作り方や染色方法の概略、各標本の観察すべき特徴などが書かれていて、すっかり予習をさぼっていた私にはちょっと恐ろしかった。でも実際には、用意された標本を顕微鏡で覗いてみるだけで、特になんの提出すべきものもない。しかもハンドアウトには各標本の適正倍率図が印刷されており、突き詰めれば教科書を見ながらレンズを覗くだけ、臆するほどでもない。まあエクステンションスクールだからね。同じグループに優秀な学生がいて助かった。組織を顕微鏡で見た状態と教科書の図は違うので、現物を認識するのは時に難しい。

で、急いで帰宅しスタジアムへ移動。会場付近に着く頃には9:00近くになったのに駐車場への道がまたも渋滞。しかも今日は30分ほど早くU2が登場したらしく、車を降りた頃には6曲目のElevationに突入していた。座席はまたも4階だったけれど昨日とは逆側でThe Edgeが近いのがよかった。昨日演奏しなかったUntil the End of the Worldが流れたときには声を上げてしまったよ。嬉しくて。そしてまたSunday Bloody Sundayに鳥肌を立てて、Walk Onが終わったら席を立った。Where the streets has no nameを聞きながら駐車場まで戻ったが、同じことを考えていた人は多く昨日と同様に高速の入り口までは渋滞が続いた。なんとか日付が変わる前に帰宅できた。11:45という時間であっても、ものすごく早くに帰ってこられた気分になった。

それにしても、月曜の夜というのに満員御礼の様相だったなぁ。

今度はU2

U2の北米ツアーにおいて、ボストンでは9/20,21の2日間近郊のGillette Stadiumで公演する。チケットマスターでは9/20分が売り切れていたため、9/21のチケットをとっていた。その後、私が月曜の夜に大学へ行くことにしたため、四方手を尽くしてなんとか9/20のチケットも入手できた。

そんなわけで、行ってきましたU2 360!! 会場は5万人以上を収容できるアメフトの競技場。New England Patriotsのホームだ。イベント時のアクセスは車しかないため、駐車場へ入るまでの渋滞に苦労した(しかも駐車場代に$40もかかった)。 座席は最上階の4階でステージ上の人が爪楊枝に見える(ゴマ粒とは言いません)。までも今回はステージセットが巨大で、円形のステージの上に全方向型の筒型モニターが設置されており、遠くからでも楽しめた。

前座はSnow Patrol。ドラマGrey's Anatomyの第2シーズンの最終回の挿入歌に使われたおかげでアメリカでも売れたアイルランド出身のバンド。イギリス辺りではものすごい人気らしいけど、残念ながら今回はウォーミングアップ係であった。曲は好きだけどいかんせんボーカルの声が男っぽすぎたなぁ。あとは派手なステージセットに対して楽曲が地味だったかな。Comcast Center程度の規模ならしっくりきたかもしれない。

40分ほどの間を経てU2が登場。観客の声援の量が全然違った。また、モニターの映像の質がSnow Patrolの時に比べて段違いだったのが笑えた。メンバーを撮影する角度や演出・効果などものすごく手がかかってる感じ。iPodのCMに使われた頃から光と陰をうまく演出した画が増えた気がする。

曲は新しいアルバムのものが多めだったけれど、待望のMysterious Waysが早々に流れて嬉しかった。周りの席の人々もイントロが流れるとざわめいていた。脳天気に明るい曲なのがアメリカ人に受けがいいのかもしれない(という偏見)。アコースティックバージョンのStuck in a momentも良かったなぁ。今回の政治的メッセージはイランからSunday Bloody Sunday、アウンサン・スー・チーに捧げるWalk OnとそのイントロにMLK、アフリカからOneという流れだった。何度聞いてもSunday Bloody Sundayのエネルギーはすごいと思う。もともとライブ映えする楽曲ではあるけど、合唱が会場一体となる瞬間はいつも鳥肌が立つ。

コンサート終了は11:30pm頃。しかし駐車場を出られたのは2:00。家とは反対方向に誘導されて会場付近まで戻ってきて2:20。この道が大渋滞していて、一番近い高速への入り口までたった5km弱なのに1時間かかり、結局家に到着したのは3:40amであった。ふつーに走ったら40分の道のりなのに。渋滞の途中に5台ほど玉突き事故をしていた。車両の損傷は軽微そうだったのが何よりだ。夜中の運転は危険。

19.9.09

Never eat alone

大学の学生クラブが主催するソーシャルイベントに参加してきた。参加者は約100人、簡単なご飯と飲み物が供されて、2時間ほど歓談の後、ネットワーキングをがんばろう!という趣旨のミニプレゼンがあって、21:30に解散。会場に並べられた丸テーブルに自由に着席して、以後殆ど移動がなかったので、隣近所の人と会話をするくらい。人と交流するのは久しぶりで大変だった。親切なアメリカ人が相手をしてくれたので持った感じ。ご飯食べてお話しして帰ってきた。

プレゼンの内容は、人とのつながりを作るときには自分が相手にとって価値あるものを提供してwin-win関係を作ろう、というちょっと前によく聞いた感じの話。スピーカーは貧しい暮らしの中でいつも前向きな母親からホームティーチングを受けて成長し、運良くgifted educationを受け大学へ進学できたらしい。そこでどのグループにも属さない代わりに多くのグループに参加することをモットーに多くの人とつながりをつくり、結果、教授との縁でPh.Dまでとったとのこと。今は人間関係に関するコンサル業をしていて、人とのつながりによって今の自分があると言っていた。正に私の想像するアメリカ人の勝ち組。プレゼンも上手で聴衆を引き込んでいて、笑いの絶えない40分だった。さすがコンサルタント。プレゼンの中で「自分に価値がないと悲観するな、あなたにはあなただけの何かがある」とか「人とつながりをもったことを後悔するな」などと言っていて、アメリカ人でもそういう悩みを抱え人間関係をうまく築けない人がいるんだなーと感銘を受けた。ちょっとイケメンなこともあって、先着3名に本をプレゼントすると司会者が言った途端に10人ほどが駆けつけていたのが笑えた。

ちなみに、人とのつながりが大事な理由は自分が直接届かないリソースにアクセスするためであり、そこで信頼が損なわれたり、代替手段が見つかったときに人間関係は崩れるらしい。

終わった後にバスを待っている間は、風が強いこともあって寒かった。もう秋の終わりのような空気。女性の足下を眺めてみると、ブーツとハイヒールが半々くらい、1割ほどスニーカー。都会だね。私もブーツが欲しいなぁと思った。

17.9.09

至福の時

足の裏がかゆい。日曜の夜から左足の土踏まずと右足親指の側面がかゆくなり、翌月曜に出かけるときには靴に擦れて刺激を与えてしまったせいか気が狂いそうにかゆくなり、授業中はかゆさからの一方的防戦に疲れた。患部を見てみるとどちらも真っ赤に腫れている。日本から持参した麻酔成分入り軟膏を塗って耐えようとするものの、塗布が刺激になってかゆみを引き起こす。家の床の3分の2はフローリングのため、室内履きを使っている。これがまたかゆいので、この狭い家の中でさえ移動したくない。そんなわけでしばらく家の中でじっと過ごしやむを得ず外に出る際には寒さに耐えて極力足との接触部分少ないサンダルを履くが、足の裏への刺激はどうしてもゼロにできない。そうこうしているうちに刺激の少なかった親指の腫れは収まりかゆみもなくなった。一方、土踏まずは絶賛かゆみ続行中。赤い斑点が4カ所もあったが、その原因が複数箇所を虫に刺されたのか、掻いてしまったときに周りにひろがったのか不明。全身の触覚が土踏まずに集中しているかのようにかゆい。ほんとつらい。

それを除けば、今週の国際租税セミナーは休講だったためにゆっくりと過ごせた。本を読んだり音楽を聴いたりして静かに過ごすのは至福の時だ。コーヒーも簡単に淹れられるし、あとは紅茶があればいい。

今度買う茶葉はどういうのにしようかと迷うのも楽しい。来月に友人を訪ねてイギリスへ行くことにしたので、それも相俟って夢がふくらむ。ミルクティーにするにはPG TipsやTetleyなどの安いティーバッグが、マグで気軽に飲む際には手軽さと、お茶の濃さとミルクとのバランスからベストの選択だ。純粋に紅茶の香りを味わいたいなら、帰国するまでは買えないけど、Hediardのオリジナルブレンドほど香しいものはないと思う。F&Mはどれを選んでも無難においしいけど、同じように手をかけて淹れるならHarrodsに軍配が上がる気もする。花や果物のフレーバードティーはミルクが合わないので回避気味ではあるけど、WhittardやMariage Frereの終わりないラインナップを眺めるのは楽しい。スモーキーフレーバーのお茶にミルクを足すのもまたいい。独特の香り・苦みや渋みとそれをまろやかにさせるミルクのハーモニーは、ウーロン茶にミルクを足すのと似ている。そういえばWedgewoodのティーバッグはなかなか高品質だった。仕事中に隣の席の先輩がこれで紅茶を入れると、蓋付きマグ利用なのに紅茶の香りが漂ってきていたっけ。でも、あれは日本だけの製品だろうか。海外では売られているのを見たことがない。ロンドンのセルフリッジ等のデパートには置いてあるのかもしれないが、今も昔と同様に気後れして入れないかもしれない。

16.9.09

やっと勝ったよレッドソックス戦

松坂が登板するこの日、当日券の販売に合わせて17時少し前にフェンウェイパークへ到着。前回の田沢の試合の日よりも多くの日本人を見かけた。ここに来ると、ああボストンにはたくさんの日本人がいるんだなーと思い出す。30人も並ばないうちに当日券の販売が始まり、バックネット裏のフィールドスタンド10列目のチケットを額面$50で難なく購入。

ここの球場は以前は飲食物持ち込み禁止だったが、最近は封の開いていない飲み物と食べ物持ち込みを解禁したらしい。他にも持ち込み禁止物はあるだろうが、この日はバッグの中身を全くチェックされなかった。これまでの経験から、この当日券売り場のセキュリティチェックが一番甘いと思う。ちなみに、厳しいのはGate Aなどの道路を封鎖している区間。バッグのチェックをすると荷物に紙テープを貼られるが、それをつけている観客がいたので引き続きチェックはしているとは思う。

思ったより多くの人が松坂Tシャツを着ていて、事前に読んでいたボストンの地域新聞などでの酷評ほど厳しい目を向けられていたわけではないんだなと思った。試合前の投球練習中にもブルペン付近は松坂見たさのファンでとても混んでいた。試合が始まるとものすごい声援。試合中も2ストライクになると応援の意の拍手が何度も広がった。これまでの試合だと、2ストライク3ボールで拍手が起こることが多く、そうなると次の一球は大体ボールか打たれていた印象がある。そのためはらはらしていたのだが、この日はちゃんと凡退にしていて今更ながらいい投手なんだなーと思った。7回の初めの打者で四球を出して79球の投球で交代となったけれど、ここまで0点で抑えていたこともあり観客がスタンディングオベーションで迎え、それに帽子を振って応える姿に感動した。

そういえば、この日はレッドソックスが初めて先制しそして勝った。得点すると音楽が鳴るんだね。初めて知ったよ。それにリリーフ、ストッパーの投手は名前は聞いていたけど見るのは初めての人ばかりだった。勝ち試合の流れに出てくる人だからね。試合後も球場の空気は高揚したままで、私のTシャツのEllsburyも変わらず活躍したし、野球観戦は楽しいなと思った。

15.9.09

学ぶには共感が必要

今日は生理学の授業の日。内容は組織について。先週は生物と化学の復習の様な内容であり、引き続き生理学の基本的な知識をさらう。

高校生の時は、生物はとりたてて成績が良いわけではなかったな。特別興味もなかったため、気を抜いていると生物のカリキュラムの中のどこにいるのかが分からなくなる。また、親近感が持てないと遠い世界の話のようにしか聞こえず、通り過ぎていく感じがした。例えば炭水化物の分解は一つ一つの変化を追っていくのは、化学式を見慣れていない目には非常に耐え難く、何が大事でどこを覚えるべきで体のどこで起こっているのかが理解できず、全部まとめて投げ捨てたい気持ちになった。今でもあまり見直したくない。また、乳酸発酵はどこで起こるのかが未だによく分からない。筋肉か? 好奇心を学ぶ方向に維持し続けるには、私には親近感や共感が必要だとつくづく思う。共感の下敷きになる自分とのリンクが些細な、非常にプライベートなことでもいい。何か自分に繋がるものがないと厳しい気がする。

来週はLabだ。Lectureに対するLabってどう訳すのかね。実習? 実験? 内容は各組織を顕微鏡で見るだけだろうからそんなに実験! てほどでもないけど。この講義は237人もの受講生がいるらしく、月曜だけでなく水曜にも時間を設けないと全員を捌けないとのこと。受講生数は予定の3倍になっているとも言っていた。先生も大変だね。

14.9.09

頭を使うとおなかが減る

昨夜はTMNやらaccessやらと昔の音楽を聴いていたらすっかり夜更かしし、昼まで寝てしまった。歌詞にむやみに英語が混ざるのと歌詞カードに載らない合いの手(ウォウウォウとか)に時代を感じるが、曲はまだいけるんじゃないかと思うのはファンの贔屓目。TMのウツはいい声だ。心地よい。accessの貴水の声は高すぎ。浅倉の軽いメロディーには西川貴教のハスキーな声の方が合っている気がする。

昼からは明日の生理学の授業の予習。見覚えのある話で、日本の高校の生物って結構難しいこと教えてるもんだと感心した。今はどうなっているんだろう。事情があって先日取り寄せた化学1,2は確実に易化、あるいは中学校で習った内容が載っていたので、ゆとりカリキュラムがまだ尾を引いているかもしれない。

天の邪鬼なのか現実逃避なのか、勉強をしているとどんどん本筋からずれていく。ちょっと目にとまったトピックについて調べだして、気がつけば1時間過ぎていたということもざら。本流に戻るのに一苦労する。

と思ったが、勉強に限らないな。なんでもそうだ。そうして横道にそれまくった結果、最も大事なことがおろそかになる。

小テストの準備は明日に後回しして、寝るまでだらだらと過ごすことにしよう。

11.9.09

ちょっと寂しくなってきた

正直に告白すると、夫以外の人と言葉を交わすことがない生活を送っている。それを寂しく思えてきた今日この頃。7月、8月は訪問者との交流があったし、そうでなくともボストン開拓や新居を存分に楽しんでいたので全然気にならなかった。ところがいざ授業に通い始めると、周囲は楽しそうなのに私は孤独だ。大講義はともかく、セミナーは少人数だしなんとか突破口を作りたいところ(英語的に不安という言い訳もあるけれど)。来週は勇気を出そうと思ったらセミナーは休講だった。残念。

自分の世界を広げる方法には二つあると思っている。一方は人とのインタラクティブな関係、もう一方は本や景色や、そういった外界の情報を一方的に受けることで、近年は後者の方が楽しくなっていた。例えば、知らない街を散策するのに全部の道を歩きたいという欲もあって、独りの方が集中できて都合がよい。とは言っても、前者タイプの友人に会うと受ける刺激が大きいことに驚き、その重要性を思い知る。

振り返ってみれば、幼い頃から友達作りは苦手だった。数年に一度男女問わず惚れ込む人が現れて、幸い今も縁が続いている友人がいるが、彼らには本当にありがたいと思う。

日本で就いていた職を辞して夫の留学について外国に来て、自分だけの世界がなくなったことに戸惑う妻は多いと思う。自分がここアメリカにいるのはあくまで夫の付随としてであり、自分自身が選んだ結果じゃない。生活の糧がすべて夫任せになったことも大きいと思う。かといって自力で世界を切り開くには語学力も度胸もない。アメリカの大学は新学期に学生の交流イベントを主催し、その家族も招待してくれることが多いけれど、そこで知り合う人たちはあくまで夫経由だ(最も、夫経由でもそこで知り合った人と得難い縁を得ることもあるけれど)。いつまでも夫におんぶにだっこだといじけてしまう。そんないじけた状態と従来の友人作りの下手くそさとが相まって孤独な状態が続く。そんな言い訳はくだらないとは思ってるんだけどね。

そんなわけで寂しさも感じてきたので、ちょっと外に出て人と会ってこようと思う。日本人、米国人のソーシャルミートアップの会とか大学のソーシャルイベントなど、機会は少なくない。特に大学にはお金を払って通っているので、今度は「私の」イベントだと胸を張って参加できる。あとは、英語と人間性の問題だな。それが一番大きな問題だ。

ところで、今日はSep11であった。この世界であらゆる暴力の犠牲者が減っていくことを願ってやまない。

9.9.09

運動後の疲労感が、以前と違う

明け方まで眠れず、早朝にけんちん汁とご飯を用意し食してから就寝。おかげで起床は昼頃だった。

明日の聴講のための予習をするも、テキストの内容がわからん。どうもおかしいと思っていたら、条文を全く参照していなかった。そりゃ無理だ。とりあえずエッセンスだけ読んで、明日大学へ行って条文を見よう。

夕方、夫と近所の公園でテニスをした。約1年ぶりのテニスだ。かつてテニススクールの体験レッスンを受けて以来、片手で数えるほどしか練習していない。長期間しなかったおかげか、変な癖が抜けて普通に打てた気がする。私は運動が苦手だが、それでもこの人生において数回ほどその運動のポイントが「わかっちゃった」瞬間を味わったことがある。今日はその瞬間が来そうな感じがした。とは言っても、飛んできた球を打つ瞬間の、適切な高さと自分の体と球の距離がわかりかけた、それだけの話。

一挙手一投足教えてくれ、なおかつちゃんと私の理解をちゃんと待ってくれる人がいれば、こんなに運動苦手→嫌い→したくない→できない的な負のスパイラルに陥ることはなかっただろうになぁと残念に思う。今幼稚園児に戻れるならば、走り方から教わり直したい。

40分ほどコートにいたが、帰るときには疲れて体が重かった。運動後の疲れって、呼吸が整わないとか腕や脚の筋肉を使ったとか、そういった前向きな類と思っていたのに、違った。貧血一歩手前でした。人間失格。

夕飯は先日下ゆでしたタケノコで炊き込みご飯にした。生タケノコが今も買える街、ボストン。どこから輸入しているのかは謎。

8.9.09

必要性かお得感か

Camperの靴が欲しいと思いながら早数年。この秋冬のモデルからめぼしい靴を見つけたため、この祝日セールを当て込んでNewbury.stの路面店へ出かけたが、休業日であった。そういえばここは日曜は定休日、祝日も休むかもしれない。

と思ったら、今日はその辺のドラッグストアでさえ18時閉店。祝日とはそういうもんなのかね。

近所のプルデンシャルセンターのモールへ移動し、Body ShopとSephoraでそれぞれ必要な消耗品を購入。近所にGame Stopがあったのでチラ見してみると、PSPのソフト+メモリーカードセット$199.99にディシディアFFが梱包されている商品が! 昨年からこのDFFのためにPSPの購入を我が家の財源に交渉するも、個人プレー機はダメだと反対されていた。DFFの北米版はまだ発売されていなかったため、そのときに本体を購入しても遊べないという事情もあったけれど。しかし最近軟化してきた。昨今の円高とアメリカ価格が相まって日本の半額ほどで購入できるようだと確信したためらしい。

アメリカの値引き販売は実に不思議だ。Camperの靴も、今Amazonでは$80以上なら$20引きのキャンペーン中。きっと店で買うより安くなる。利益がでるからこその値引き販売なのだろうけど、定価で買うのが馬鹿らしくなってくる。

DFFセットはこの小売店限定品、家の近所にも店があるので近いうちに買ってこようと思う。

この後ノースエンドまでてくてくと歩き、毎度おなじみ〈Daily Catch〉でイカスミを折り込んだパスタのイカのみじん切り入りペペロンチーノとプッタネスカ、イカサラダを食す。ここのペペロンチーノは、イタリアンレストランから漂ってくるニンニクの香りそのままの料理。パスタももちもちとしているのは良いがやけにぶつ切りだし、正直言ってパスタそのものにイカスミの良さはあまり感じられない。でもまた食べたくなる味。今度はこのペペロンチーノを独り占めしたい。

向かいのMike's Pastryでティラミス、リコッタチーズのカノーリ、ババをテイクアウトして帰宅。

7.9.09

米はやっぱりコシヒカリ

昨日寝過ぎたためにやっぱり就寝できず、昼頃起床。

先週くらいから急に秋になり、窓を開けたまま寝ると明け方に寒さで目が覚めるようになった。掛け布団を1つ追加すべくBed Bath and Beyondへ向かう。掛け布団は化繊綿のconfortか羽毛のduvetがあるが、どうせ来年の帰国前には処分することになるため、悩むことなく前者を購入。同モール内のBest Buyにて、PSPがソフト2本+4GBメモリーカード付きで$199.99で売られているのを眺めるだけにして終わり。

秋らしく青空にところどころ鱗雲が広がっているのを見てどこかに行きたい気分になったので、懸案していたニューバランスのファクトリーショップへ向かう。ボストンはニューバランス発祥の地。どこかで買い物したときにレシートの裏に3割引クーポンが付いていたため、いつか有効活用したいと思っていたのだ。いざ着いてみると家のすぐそばだった。店舗は広く、ランニングシューズ中心ながらも定価より$30-40ほど安い様子。ウェアもそこそこ揃っていて、前々日にアウトレットのナイキで買い物したことを少し悔やんだ。私自身はあまり用事はないが、夫は趣味のジョギングが高じて今や1ヶ月で100km超走り込むようになったために、より足にあったシューズがほしくなったらしい。最終的にクーポンを利用して定価$120のシューズを$50で購入しほくほく顔だった。

その後、米を求めて韓国食材店へ。その辺のスーパーで買える米は安いが、精米の精度が低いのかぬかはいつまでも出るし炊飯中にもなじみのないにおいがしていた。そのため、今回は商品名が日本語の米を購入。田牧ゴールドというやつだ。帰宅後、夕飯に食す。炊飯器を開けたときの米が透明! かむとじんわり甘い。これが正しい米の味だよ。親の実家(米農家)から届いた新米を食べたときの気持ちを思い出して懐かしくなった。

この味の評価には懐かしさ補正が入っている。しばらくは水の加減の研究だ。

6.9.09

直火式でもコーヒーマシンは助かる

昨夜はアウトレットへの運転疲れ&歩き疲れで10時過ぎには就寝,今朝は9時に起床。しかし,何もする気が起きずに一日中ごろごろ過ごした。

最近は頻繁にコーヒーを飲んでいる。ついにコーヒーメーカーを購入したのだ。コーヒーを飲む習慣がないためずっと私が手でドリップしてきたが,ついに文明の利器が登場だ。直火式エスプレッソマシンは5分もすればコーヒーを抽出できる。思えばここまで2年半,長かった…。エスプレッソに沸かしたお湯を足せばアメリカーノになる。さらに牛乳を足せばいつものコーヒーと変わらない。ついでにホイップクリーマーも導入したが,実に簡単にカプチーノができるのには感動した。最初のコーヒー豆はイタリア人おすすめのLAVAZZAのQualita Oroだ。何事も形から入る私。ボストンを横断する高速道路のサービスエリアにはLAVAZZAのカフェがあった。運転疲れにカフェモカを頼んだらなんだかぬるかったのを覚えている。

そういえば,ハンドドリップでコーヒーを入れ始めた頃はコーヒーに独特の甘みを感じたものだが,今淹れても全く感じない。淹れ方が雑になったとは思わないが,ドリッパーが陶製かプラスチック製か,フィルターが漂白か無漂白か等で違うのだろうか。謎だ。

今日のお茶請けは近所の香港マーケットで購入したシルベーヌ(byブルボン)。シルベーヌは幼い頃は「セレブ菓子」だったことを思い出す。ケーキっぽい外観が高級そうに見えたものだ。アメリカではああいう柔らかいスポンジ菓子にシュガーアイジングがかかっていないものがなかなかないので,本当にしあわせなひとときであった。

5.9.09

Labor Dayのセール

9/7はLabor Dayで祝日。この週末はこれに合わせてセールが行われるため,車で1時間ほどの距離にあるレンサムのアウトレットへ出かけた。

結論から言えば,あんまりお得感はなかったなー。アウトレットなんて普段から定価の半額くらいの値段で売っているわけで,さらに$10安くなってもあまり違いを感じない。とは言いつつも散財したわけだが。

ズボンを求めてあちこちで試着したのだが,なかなか私の短い脚に合うものがなく難儀した。日本のように裾を切ってくれるサービスは当然無く,その代わりに予め各ウエストサイズに対して股下の長さが短め・標準・長めと三種類製造してあるのが一般的。だが,一番売れるだろうサイズは在庫が少なく私のサイズはない。自分で裾上げできればどこでも生きていけるけど,それには私の裁縫能力は残念すぎる。

裁縫,練習するべきかな…。したくないなぁ。

帰宅後,近所の旧Super88のフードコートの台湾料理屋で牛肉のネギ炒めと鶏のフライバジル風味を食す。ネギ炒めなのに具の殆どはタマネギだが,それがまたいい。家でこの味を出せればなーと思いつつも,なかなかうまくいかない。

4.9.09

睡眠20時間

近頃は明け方に寝て昼頃起きるサイクルを送っていたが,久々に授業なんぞに行ったためか,ついに昼に起きることも叶わなくなった。大学から帰宅した夫に朝の挨拶をしながらも時刻は夕方,のそのそと起き上がりなんとか夕飯を作り,片付けは食洗機に任せたら10時過ぎにはまた眠れた。翌朝9時までぐっすり。

まあそういう日もあります。

3.9.09

聴講その2

水曜の午後は国際課税のセミナーの聴講をすることになった。

夫の大学のウェルカムピクニックで知り合った教授が,私が学部時代に受講した国際課税の講師の留学時の指導教官だったらしい。その縁で,教授の授業を聴講してもよろしいと言ってもらえた。かつてとった学部の授業は大講義で,講師は東大から来ている人だったので,私は講師と直接面識はないけど,そのときばっかりは大学ありがとうと思った。

いざセミナーに行ってみると,登録者15人中8人が出席していた。みんなJD3年生でアメリカ税法(個人税)は受講済み,法人税法を今取っているかどうか,という段階らしい。国際課税のルールはOECDモデルを基準に各国で調整されている。一度は聞いた内容とは言っても,もう8年も前のこと。殆ど覚えてない。しかも当然のことながら,アメリカ視点なんて習ったこともない。おそらく学部時代に習ったのはOECDモデル中心だと思う。当時,じゃあ日本はどうなのと何度か疑問に思ったからなぁ。これはちゃんと見直さないとなーと危機感を持った。

とりあえずは学生が活発に議論するセミナーではないのが幸いだ。基本は教授が話して適宜生徒を当てる感じだった。ここのカリキュラムでは国際課税に関わる授業は講義はなくこのセミナーだけなので,どうしても教授から生徒へという流れになるんだろうな。

1.9.09

聴講その1

ハーバードエクステンションスクールで生理学の授業をとることにした。この日が初日。

エクステンションスクールは,生涯学習を希望する(働いている)一般人が対象なので,授業も5:30-7:30と夜に行われる。基本はとりたい授業を授業料とともに申し出れば聴講でき,別途選考を勝ち抜けば学士や修士の学位を取ることも可能。授業料は,秋学期だけで登録料$50+単位なしでの聴講$600。さらに,ビザで滞在している人は予防接種が必要。

この予防接種がなかなか難だった。昨年に出国する前にコーネル大学の基準に合わせて三種混合や麻疹などの予防接種は受けてきた。しかし,B型肝炎は受けてこなかった…。MAでは州を挙げてB型肝炎の撲滅を進めているらしく,学校に通う人は予防接種が必須らしい。しかも,4ヶ月で3回接種しなくてはいけないらしい。いわゆる海外旅行保険の亜種のような健康保険しか買っていない私,こちらでは常識のかかりつけ医というのもなく相談相手がいない。ネットでHepatitis Bなどど検索してひっかかった病院では,初期登録$30+接種1回あたり$80*3かかるとのこと。面倒だなぁと思っていたら,なんとハーバード大学の診療所で8/31から数日間,留学生向けにWalk-in immunizationをしてくれることが分かった。予約不要,しかもB型肝炎は$65で済むらしい。さらに,その場で免疫テストもしてくれ,どの予防接種が必要か相談にのってくれる。20分ほど待って3分で接種完了した。しかも,この1回でいいらしい。助かった。

その足で予防接種の報告書を事務所に提出し,エクステンションスクールの図書館で時間をつぶす。ハーバード大学はすばらしい図書館を持っているけれど,エクステンションスクール生は無条件には入れない。学位プログラムに入っているか,図書館利用が必須の授業を登録した上3ヶ月$100の臨時図書館カードを購入していないといけない。そんなわけで私は入れない。一度は入ってみたいもんだ。ただ,館内に入ることは入れる気がする,本を借りられないだけで。今度ためしてみよう。

授業は150人が登録していると聞いていたが,実際に講義室に入ったらほぼ満席だった。思ったより若い人が多い。講師も若い女性。人間の生理学だけど,講師の本業は動物相手のようだった。授業に使うスライドも予めサイトにアップされていたし,予習していけばなんとかついていけそうな感じ。恐ろしいのは3回予定されている実験だ。ポスドクの人々を駆りだして解剖に近いことをやるらしい。とりあえず,来週は祝日で休講。