3.8.09

Coldplayライブ!

Coldplayのコンサートへ行ってきた。1900開演のため,1700には家を出るも会場のComcast Center付近の高速出口から渋滞が始まり,通常45分で到着できる距離のところ90分かかった。とはいえ,高速から駐車場まで大量の警察とスタッフによる先導があって,スムーズに駐車場まで到達。さすが車社会だなと感心した。

駐車場ではピクニックをしている人多数。中にはバーベキューグリル持参でハンバーグにパクついている人も。後から知ったが,アメリカではコンサートの前にこうして盛り上がるのが常らしい。私たちは渋滞の車中で空腹に耐えられずに持参したおにぎりを食べきってしまっていた…。

会場は2万人を収容できる半屋外の円形劇場。飲み物とプロ用のカメラは持ち込み禁止。飲み物のみNG? と疑問に思っていたら,敷地内には多くの出店があるものの水$4にビール$8-9!! しかもID確認にOPTカードは使えないとのことでビールビールと盛り上がっていた彼はしおれてしまった。運転手の私はノンアルコールです。

開演10分前に席につく。前から2番目のブロックではあるが舞台から見て右端の席であった。1組目の前座が演奏していたが,コントラバスのベース音がとても響いており一抹の不安を感じる。1900を過ぎると2組目の前座の(おそらくこれが正式な前座だと思われるが)elbowが登場。マンチェスター出身のバンドらしい。ボーカルは体格の良いおにいちゃんで,ボイストレーニングしてますと言わんばかりの声量。wikiには長く活動しているのに売れないバンドと書かれていて気の毒だが,曲を聴く限りは売れそうではあった。1時間半ほど演奏し退場。

2100を過ぎると急にBGMの音量が上がった。U2のMagnificent,ヒップホップ系の曲,クラシックと変遷した後照明が落ちる。ステージ前面に引かれた薄い黒い幕の後ろで花火を振り回す人が数人出てくると会場は歓声で溢れた。幕が上がり,Life in Technocolor 1のイントロが奏でられる。コンサートが始まる瞬間,観客の盛り上がりの頂点で音楽が流れ出すこの瞬間は何度経験してもいいものだと思う。

ボーカルのクリスはステージでよく動くと聞いていたが,実によくくるくる回っていた。よくよろめかないものだ。また折に触れて,月曜の夜なのによく来てくれた,と言っていた。お約束の合唱部分には,声が小さいとか歌詞を間違えて歌う人がいると指導して歌い直させたりしたのが忘れられない。

途中,会場内に設置されたミニステージに移動しての演奏もあった。そのうちの1つは私のいたブロックのすぐ前! しかも,右端の席だったため通路から障害物なく鑑賞することも可能だったのが嬉しい。懸念の音量はあまり気にならなかったこともあって,非常に運が良かった。

クリス曰く「会場の都合で」アンコール込みで2時間きっかりのコンサートはあっという間だった。途中で時計を見ることもなく,知っている曲,盛り上がる曲だけで走り切れた感じ。MCはほとんどなかったため,ずっと演奏しっぱなしだったのに,まったく退屈することがなかった。

出口で今回のライブを収録している無料CD「LeftRightLeftRightLeft」を彼とそれぞれ1枚ずつ受領。Coldplayからファンへのお礼らしい。3月から公式サイトでDLが可能でありすでにデータは持っているものの,CDという形で所有できるのは嬉しい。駐車場に戻り早速聞いた。駐車場から出るまで1時間以上かかったため,周囲の人達もみんな窓を全開にして聞いていた。あちこちから違う曲が聞こえる不思議。

音楽は生で聴くのが一番楽しい。コンサートに行くなんて近年までしたことがなかったのだけど,一度始めるとやめられなくなるなぁ。

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