16.2.09

レシピ本

先日買ったレシピ本が殊のほか私の心をとらえて離さない。半額にディスカウントされていたので、いい買い物をした。タイトルのthe food of Franceの通り、フランスの代表的な家庭料理が大きな写真付きで(非常に重要)紹介されている。日本のレシピ本は写真つきなんて当たり前、ともすると手順にも一々写真が付いているが、米英の本には少ない。文字だけではイメージしづらく、せっかく本を買っても情熱を持ち続けるのは結構困難。それに、この本はフランスの食事情の簡単な紹介もあって、皮相的フランスかぶれな私には、この本はすばらしく思える。問題は、レシピの英語がちょっと微妙であること。辞書に載っていない単語をESLの先生に尋ねたが、そんな使い方は知らないと言われたりもした。外国の料理を知るには、その国の言語で書かれた基本の料理本があればいいんだけど、今回ならそんなのフランスに行かないと購入できないので、どうしょうもない。

とにかく、そんなわけでキャラメルアイスとブッフブルギニオンを作ってみた。

アイスは思ったより簡単に作れるが、レシピ通りではちょっと甘かったな。新宿御苑の〈ラ・トック〉のキャラメルアイスのように、ほろ苦いアイスに仕上げたかった。

ブッフブルギニオンは、牛肉の(ブッフ)ブルゴーニュ風(ブルギニオン)という名前通り、肉の赤ワイン煮込みである。このためにル・クルーゼっぽいエナメルキャストアイアンの鍋を購入したというのに、まだこれは研究の余地ありだなぁと思わせる結果になった。肉だらけ過ぎて油が多いし、シチューっぽくなるはずが液体が蒸発してしまった。がんばろう。

鍋それそのものはいい買い物したと思っている。保温性がすごくて、食事中もずっと鍋があったかかった。煮込みの際にオーブンに突っ込んで、「オーブン・イン・オーブン」となるのも、料理してる気分になってちょっと気持ちよかった。自己満足の極みである。

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