5.5.08

GW

飛び石連休もなんのその、前半4連休後半4連休と怒濤のGWを満喫してきたが、残すところあと1日になってしまった。

前半は実家に帰り、例のごとく鰻屋へ。鰻の稚魚の輸入量が減ったせいか、行きつけの持ち帰り店では白焼きが1尾1200円まで値上がりする予定とのこと。値上げ前の駆け込み購入だったため、今のところは900円だった。10年前は750円程度だった記憶があるが…。
外食では引佐の〈清水家〉へ行ってみた。事前調査なく、偶然店の前を通ったために立ち寄った。鰻重並(2400円)を食す。鰻はとろけるような感触で、柔らかさは私がこれまで訪れた店の中では随一だ。ご飯は非常に多かった。重箱の底から1cmくらいの厚みに敷き詰めてくれれば十分だが、ここは重箱の半分から3/4くらいまで埋まっていた。肝吸の肝は〈あつみ〉と同様に焼かれていないもので、新鮮だった。
どこの鰻重がおいしいか、という問題は、どこのラーメンがおいしいかというのと似ていると思う。答えは、好み、これにつきる。鰻がやわらかく蒸してあるか、やや焦げ目があり香ばしいか、たれは甘めか塩辛いか、ご飯に多くかかっているか否か、肝吸の具は何か、肝は焼いてあるか否か、お新香にぬか漬けはあるか否か…。ポイントはいろいろある気がする。

後半は母が上京してきたので、一緒に観光。東京国立博物館で開催中の薬師寺展へ行ってきた。日光菩薩立像と月光菩薩立像の両像が、ともに東京に来るというのでNHKで特集番組が繰り返し放映されていた。そのためか、とんでもない人混み。40分待ちだった。とはいえ、きちんと解説を聞きながらじっくり仏像を見るのも楽しいものだ。なめらかで肉感のある半裸像を6~7世紀に鋳造という技術でよく作り上げたなあと、不思議な気持ちになった。常設展には、聖観音菩薩立像のレプリカが飾ってあったが、肌や絹の質感がイマイチだった。

あとはダーウィン展に行きたいなぁ。