28.1.07

外出日曜

昼頃から、昨日排水の藻屑となってしまったコンタクトレンズの代わりを買いに新宿まで出かけた。これまで通っていたところに比べて、丁寧で説明上手だった。それに安い。今や、コンタクト業界は過酷な競争状態なんだとよくわかった。私の 眼球は平均より平たいので、サイズがないと言われることが多く、今回も指摘はされた。しかし、在庫があったらしくすぐに購入できた。すばらしいね。競争が盛んであるならば、消費者としてもよりよいものを得るチャンスが多いってことだ。自由経済を見直した。

その後、上野の東京都美術館へ。オルセー美術館展が目的。
今回は、ナポレオン以後の貴族趣味の終焉、主観を重要視する印象派、写真の発明による芸術(美術)の再定義、産業革命以後の非西洋文化へのあこがれなど、時代のうねりのなかで芸術がどのように変遷してきたのかというテーマがあり、芸術というより世界史に近い感じがしたが、それがなおおもしろかった。
写真ってすごい発明で、なぜなら写真ができたせいで、写実的なだけの絵には価値がなくなってしまう。だから、画家の世界観をカンバス上でいかに再構成するかが重要になってくる。そのうち、哲学や思想、音楽を絵にしようと試みる一派も出てくる。絶対王政期までの絵画は宗教と肖像画ばかりの印象があるが、それに比べて表現の対象物や表現方法も幅が広がったと思う。
今回は絵もよかった。と言っても、私の好きなのは青空と雲と影の風景+小さな人影の絵で、そんな類のがあったからなんだけれども。
そんなわけで、今回は珍しくも図録を買ってしまった。解説がたくさんあって楽しい。

帰宅後、ドライカレーを作って、のんびりテレビを見て1時前に就寝。

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